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葉山町長柄の土地探し傾斜地編

 
  2018/12/30
葉山町長柄の土地探し傾斜地編
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なんか分からないんですけど、葉山町案件のご相談がとても多い中尾建築工房。
先日、開催させて頂いた見学会にて『ちょっとこの土地を見てほしい』と言われていたんです。
ま〜、葉山と言えば、私の通勤ルートになりますから、そんな事は容易い御用な訳です。
でも、なんと言いますか、私の基本的な考え方として、せっかく住宅ローンを組んで、土地と家を買う訳でしょ?
そうすると、いずれ土地は相続出来る財産になるんです。
しかも今はまだデフレ脱却してない状況ですから、今、土地を買う事によって、将来的な値下がりは無いと思うんです。
と言う事は、土地って言うのはとっても大事な資産になる訳なんですよね。
そして今度は家の考え方になるのですが、注文住宅だからと言って、こだわりを詰め込みすぎた家だろうが、なんだろうが、家は建てた所から経年劣化を始めます。
つまりローンを払い終わる頃には、建物として使えるけど資産価値としては、ゼロになってしまうんですよね。
なので、私個人的な考え方としては、全体予算の中で土地になるべくお金が掛かった方のが、将来的に子や孫に受け継がれて行くであろう資産としては有効なんだと思う訳ですよ。
そんでもって、残ったお金の範疇で好きな注文住宅を建てられれば、それはそれで良い訳なんです。
こんな事を日々、九官鳥の如く説明はするんですけど、中には人の話を聞きつつ、まったく以って『人の話を聞いてないな•••』と思わせる物件を見せてくれる方もいらっしゃるんです。。
hayamamachi-nagae-tochisagashi-keishachi.jpg
あ〜、長柄の麓の方なんかね〜と思いつつ、販売図面の住所を見ながら、現地へと出向いた訳なんです。
ま〜なんと言いましょうか、よほど物好きな方でない限り、こういった物件を買うって気持ちはなかなかおきないんじゃないかなぁ。。って思うんです。


hayamamachi-nagae-tochisagashi-keishachi2.jpg
だって、ある意味、ここは土地っていうか、むしろ山の麓です。
しかも傾斜地ですからねぇ。。
販売図面の価格を見る限り、敷地の面積は広いですし、価格も安い。
でも、ここに家を建ててるとなると、かなりのデメリットしか存在しない様な気がします。
まず敷地面積は大きい。
そして山っぽい所も好きだそうですから、それはそれで良いんです。
でもこの敷地は市街化区域と調整区域が混在している土地になります。
調整区域の場合、一般の方では家を建てる事は出来ませんので、そこはなんにも触れない。
つまり市街化区域部分のみに建築をする事になります。
そしてこの販売図面の参考プランを見てみると、山の傾斜地側には居室が無いんです。
hayamamachi-nagae-tochisagashi-keishachi3.jpg
これ、どういった事かっていうと、実は縛りがあって、がけ側の方には居室と呼ばれる部屋を設ける事が出来ないんです。
私もまだあんまり調べてませんけど、おそらくこの傾斜地のレベルからすれば、急傾斜崩壊危険区域内だとするでしょ。。
そうすっと、神奈川県建築基準条例の2条の3ってヤツを守らなければならなくなります。
hayamamachi-nagae-tochisagashi-keishachi4.jpg
これを見ると、画もありますから分かりやすいですよね。
様は、がけが崩れて来てもだいじょうぶな様に対策をしてねって発想になるんですよね。
がけの頂上から上に居室を設ける分には問題ないけど、がけの頂上から下に建物を建てる場合はそっちに居室を持って来ては駄目って事になります。
何故かと言えば、仮に土砂災害などが発生した。
それが夜中に大雨が降って、土砂災害が発生した。
するとがけ側に居室などがあって、そのまま土石流に吞み込まれたら、まともにくらってしまうし、救助も出来ないしって事なんです。
つまり大きな敷地に見えるのだけれども、色んな法令を護ってプランニングをして行くと、ま〜制約が多すぎて想い通りの家になる事は無いんじゃないかって思います。
この他にも宅地造成等規制区域でしょうから、切り土2m以上、盛り土1mなども対象になってきますから、それだけでもダブルの規制がかかります。
さらに地下車庫にするのは避けられない。
ま〜、言ってしまえば高額な工事費が掛かる土地って事だけは言えると言う事になりますでしょうか。
チャレンジャー大好き系の方であれば、それはそれで良いかと思うんです。
でも、おそらく予算内では収まらないかと思いますね。
まだ買う前であれば。。
将来的な資産を考えたとすると『父ちゃん、なんでこんな土地に家を建てたんだよ!もらっても要らないよ〜!!』ってお子さんに言われる可能性は大ですよね。
と言う事で広い敷地面積のある緑の豊富な葉山町長柄の傾斜地編
私だったら。。。
まず、絶対に買わない土地かな。。

あとは自己判断でお願いしま〜す☆


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

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Comment

  1. 物好き父ちゃん より:

    調査ありがとうござます!とても勉強になりました!
    傾斜地のデメリットは、やりたいことと天秤にかけて
    ある程度は相殺できると思っていますが、
    間取りにあまりに制約があるのは許容できないですね〜。
    あと、土地に対する価値観はメールでお送りした通りです。
    やっぱりちょっと(?)変わってますかね?私達。
    他の傾斜地を探してみま〜す。

  2. 中尾建築工房 より:

    物好き父ちゃんさん☆
    あ〜•••
    やっぱりそうなるんですよねぇ•••
    おそらくちょっと変わっていると言うレベルではないのではないかと思います。。
    そうっすね〜、まぁ、確かに中尾建築工房に訪れられて来る方の中には、物好き父ちゃんさんの様な意思を持たれてらっしゃる方も数人いらっしゃいました。。
    三年にお一人の割合で、お会いするタイプの方とお見受けとしております!
    次の傾斜地情報、お待ちしておりま〜す(笑)

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