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藤沢市長後『楽々生活』お引き渡し☆

 
  2018/12/29
藤沢市長後『楽々生活』お引き渡し☆
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2014年11月7日に藤沢市長後『楽々生活』の家をお引き渡しさせて頂きましたー☆
この家はなんと言っても外観のカラーリング!
結構大胆なからし色を選択しましたけど、ある程度色が落ち着くことを見越している訳なんですね。
なんて言うか、和っぽ過ぎず、けれども洋風し過ぎずって所がポイントになる家ですね。
では大胆なカラーリングは如何に?!
hujisawashi-chougo-k-ohikiwatashi.jpg
ちょっと西井の車が邪魔しちゃっておりますけど、そこはあんまり気にされないで下さい・・・
色自体がかなり濃い目のからし色になりますので、屋根や樋、サッシ等がグレーだったり、ホワイトだったりすると、この家の輪郭がはっきりしません。
そのあめ、濃い目のからし色に輪郭を与える為に、ブラックで家全体のフォルムを引き締めてみました。
それに伴い、軒の厚みなんかもラインがキレイに見える様、調整したりしております!
なんと言いますか、ネオジャパネスクって感じと言えば良いのでしょうか!
そして室内に入りますと、こ〜んな感じ〜♪


hujisawashi-chougo-k-ohikiwatashi2.jpg
室内にもブラック系の着色をしておりまして、結構思い切った塗料色を使っております。
パッと見、床や敷居、窓枠に至る部分が茶色に見えるかと思います。
でも、実は茶色を使っておりません。
元々のベースとなる木材は、唐松材を使っています。
唐松は赤身が多い木材になりますので、普通に茶色を入れるとちょっと赤っぽくなってしまうのが特徴なんですね。
なので敢えてここはエボニー色(黒)を使って、唐松の赤身を抑えながらも、より濃い目の茶色を出す様にアレンジしたお宅になりまーす!
さらにはこの家独特の工事としまして、厚木基地から飛び立つ飛行機の騒音対策も、結構効いているんですね〜
やっぱり長年大工として現場で生きて来た私の経験と直感に、間違いはありませんでした。
所がちょっとお引き渡し寸前に、よろしく無い事があったんです。
中尾建築工房のスタッフが誤った判断をしてしまいまして、是正工事を行う事になりました。
是正工事は室内もありましたけど、私的には外構部分が『なんだこれ?!』って感じだったんです。
そんな事もありまして、一度は決まっていたお引き渡しの予定を伸ばさせてもらいまして、引っ越し予定だけはずらさないスケジュールで是正工事の段取りをしました。
私の教育が足りてないって事が現場を見てはっきりと分かりましたので、是正工事は私自身も現場に行きまして、私管理の元で行わさせて頂きました。
オーナーのご夫妻にはご迷惑をお掛けしましてすみませんでした。
家を建てる上で、実際に工事を手がけるのは職人です。
職人とは、プライドが無ければ成り立たない生き物です。
何故ならまさに腕一本で、世の中を生き抜いていかなければならないからです。
ところがちょっとした緩みがあれば、その緩みが当然仕事に影響します。
それをきちんと職人に伝える事をしなかった事が原因で、是正工事となりました。
緩んだモノを引き締める為には、言いたくなくても言わざる得ない時がありまして、それこそ私の父親と同じ位の年齡の職人にも『おめーは◯◯屋としてのプライドがねぇのか?!』なんて言ったりもしますし、年下の職人には『こんな収まりは下手過ぎる』なんて事も言い放ちます。
『目ん玉、くっついてんのか?』って事も言いたくないけど、言いました。
でも、職人なんだから仕事にプライド持って、日々の仕事に徹しなければ、職人とは言い難いのです。
専門の職人として日々の仕事をしているのにも関わらず、プライドを無くした時点でタダの人になってしまいますからね。
そのプライドを一喝して取り戻す為には、敢えて強烈な一言二言三言を言い放つ必要がありました。
やっぱり職人はプライド、そして飽くなき向上心、そして『目』なんですよね。
これが全て揃う事で、その職人の『腕』を判断出来ると思います。
中尾建築工房に腕の悪い職人は居りませんが、ちょっとした気の緩みは私から見ても出ておりました。
でも、一喝した事で気を引き締める事が出来ましたので、今後は間違いない仕事をさせていきます。

そんな事もありまして、今回はご迷惑をお掛けしてしまいましたが、番長中尾が現場を締めさせて頂きました。
オーナーご夫妻には、工事の内容もきちんと確認して頂きまして、お引き渡しも完了。
そして最後はあまりこちらの現場とは関係の無い向山も、試練を受けました(笑)
オーナー支給で、無料で取り付けをした表札になるのですが、これはなぁ・・・
これ、なにがどうかって言うと、壁にぺったりと付けるのであればまだしも、壁から浮いた状態になって取り付くタイプの表札です。
さらに表札の文字が漢字になると、文字自体が独立してしまう部分がありますので、固定するにも大変な集中力が必要です。
そんな事もありまして、販売店さんに『表札データを作成した際のキャドデータか、イラレのデータは無いですか?』と聞いてみたんです。
あれば下図を造って、その図に取り付け場所をマーキングするだけで、正確に取り付けが行えられる訳なんです。
そしたらそんなのナッシング・・・
そしてここからは私と向山の会話です。
向山監督
『社長、これって大変ですよねぇ・・』

『これは大変だべな〜、でも自分でやるって言ったんでしょ?俺だったら先にモノを見せてもらって、これはちょっと出来ないかな〜って言っちゃうもん!』
向山監督
『ん〜、でもこれ・・・一発勝負だとやばいっすよねぇ・・』

『うん、相当ヤバイと思うよー、でもやるって言ったんでしょ?!』
向山監督
『ちょっと待って下さいよ〜、ヤバイですってこれぇ・・・』

『んじゃ表札のPDFだけ送ってもらってよ、そしたらIllustratorで原寸図を加工してあげるからさ』
こんな会話がありまして、PDFを貰ったけれども、実際の表札と大きさはもちろん、各部の長さとかも全然揃わない・・
いわゆる縦横比がPDFと現物とでは合ってない状態です。
簡単にピューっと引っ張り伸ばしてプリントアウトすればいいだけだべ〜なんて思っていたら、とんでもございません・・
おそらく表札は手造りだから、図面とは違ってもOKなんでしょうね。
だからPDFと現物が違うって言うのは良く分かりました・・
そこからは何回も文字と文字、枝と点を一旦切り離したりして、プリントアウト。
そこからまたチェックして、どことどこの線が違っているかとか、文字の大きさはそれぞれこんなサイズでいいかな・・とか、色々とやってみました。
そしてなんとか完成!
ちょっと表札だと個人情報になっちゃうから、写メは載せませんけどね〜
向山監督、泣きながら取り付けを行ったそうでーす(笑)
まぁ、自分のいつもの軽いノリで言っちゃったんだから、自己責任だべな(笑)

こうしてお引き渡しを迎えた藤沢市長後の楽々生活』お引き渡し☆
ご迷惑もお掛けしてしまいましたが、いつか大工のお父さんとも、仕事抜きで話をしたいかな〜って思います!
竣工おめでとうございましたー☆


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この記事を書いている人 - WRITER -

Comment

  1. こまつま より:

    向山さん ありがとうございました!
    おかげで表札とってもいい感じです。
    「型紙のサイズが合わなくて苦労してました」とは聞いてたんですけど、型紙作りもそんな大変な作業だったんですね!!
    中尾社長 ありがとうございます。
    そうそう、昨日は何かの訓練だったのか、めちゃめちゃ飛行機飛んでましたよ。
    ちょうど私たちが土地の下見に行った日もあんな感じだったんでいい時というか、悪いときと言うかに行ってたんですね。
    窓が開いているとさすがにおちびが怖がってベソかくレベル、大人の私でも怖いと思ったし聞いてるともう心がささくれだつ音だってんですけど・・・・・・窓閉めたら泣きやみました!
    さすがにあれは大きな音で聞こえますけど、閉めてると全然違いますね~~~
    ほんと、対策してもらってよかったです。
    工房の皆さん、現場の職人の皆さん、ありがとうございました!
    楽しく楽ちんな生活するぞ~

  2. 中尾建築工房 より:

    こまつまさん☆
    向山、後からご主人にも直接連絡を貰って、喜んでもらえたのが相当嬉しかったみたいです(笑)
    飛行機ねー、あんまりひどいとトラウマになっちゃうかもしれないですしね・・
    やはり『厚み』って、とっても大事なモノだと改めて思いました!
    喜んでもらえて良かったです!

    表札の型紙製作で余った型紙は、お絵かき用に使って頂ければ!
    竣工おめでとうございまーす☆

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