横浜・鎌倉・逗子・葉山で建てる無垢材と自然素材の家なら中尾建築工房

自然素材の家を体感する【見学会申し込み】

主婦の味方の制作事例|見切りは極力付けるなっ!

 
  2018/12/24
主婦の味方の制作事例|見切りは極力付けるなっ!
この記事を書いている人 - WRITER -

私が設計をする建物の中で、あるこだわりがあるのですが。
建築の業界で言うとですね。
見切り
と呼ばれる材料を、基本的には使わない。
と言う事があります。
どうしようも無い所であれば、致し方なく見切りを入れる場合もありますが。
基本的には使わない。
この考えで施工には当たってもらっています。
見切りの中で、多い呼称が。
回り縁
窓枠
巾木
額縁
それぞれの見切りについては画像リンクを張ってありますので、そちらでご確認をお願いします。
などになるのですが、なんでこれらを使わない言うと。
スッキリしない!
と思うからなのです。
これ、元大工である私が言うのも、なんなのですが。
大工と言うのは、割と和室などを。
非常に凝った造りにするのが、大好きな生き物です(笑)
良い柱を使って。
回り縁なども二重に重ねたり。
長押と言って、鴨居の上に取り付ける素材も大きめにして、良い素材を使い。
床柱なども、それは立派な素材で造りたいと思ったりします。
でも、真壁和室と言う昔ながらの和室って。
あっちこっちに部材が出っ張ったり、壁が引っ込んだりして完成します。
それだけに埃も溜まりやすくなり、お掃除が大変だったりしますので。
今時では、真壁和室が滅多に採用されなくなりました。
最近の主流は大壁和室と呼ばれる、柱の見えない畳の敷いてある部屋って感じですね。
そう、このお掃除が大変!
私はここに着目をしておりまして。
見切りは極力付けたがらない傾向にあります。
巾木については、お掃除の際にね。
壁に掃除機を当てる事がありますから、どうしても巾木は必要。
つまり、全く付けない訳にもいかないのですが。。
それでも目立たない様に、こんな巾木を用意したりしています。
nakao-mikiri-kaitei.jpg
これ、キッチンの対面カウンターの壁に、黒い矢印を入れてみましたが。
巾木がついてる様に見えるでしょうか?
通常、巾木は7〜10mmほどの厚みがあるのですが。
私はそれをつけたがらないのです。
理由は二つありまして。
一つ目の理由はスッキリしない。
なんて言うか、巾木が出っ張っていると。
巾木そのものが主張してしまい、全体的な意匠を狂わせてしまうと考えています。
なので、壁の色がホワイトなら巾木もホワイト。
そして出っ張らずに、壁とフラットにして仕上げています。
こうすると、スッキリして見えないでしょうか?
そして二つ目の理由は、先に申し上げた通りに掃除が楽!
今時の主婦の方は、共働きの方も居るだろうし。
専業主婦にしたって、ママ友や育児に大変な労力がかかると思います。
少しは家事を楽にしようと思って、お掃除はルンバなどを使ってみても。
巾木が出っ張っていると、巾木の上に埃がたまってしまうんですよね・・・
これでは主婦の労力が減らないと考えているので、巾木を見えなくする巾木を使っているのです。
ちょっと上から見える感じの画像で見てみましょうかね。


nakao-mikiri-kaitei2.jpg
これ、中尾建築工房のお客様用のトイレ。
右のホワイトの珪藻土で仕上げた壁面とタイルの取り合いはフラットな巾木を入れてあります。
これなら、目立ちませんでしょ?
こうする事で、少しでも埃を溜めない形に意識をしているのです。
ちなみにこの巾木、既製品ではございませんで。
中尾建築工房で造作したモノを使っておりまーす!
多分、お値段以上「中尾」って感じです(笑)
お値段以上、ニトリをパクってみた(笑)
んで回り縁に関しては、とにかく付けない。
nakao-mikiri-kaitei3.jpg
これ、中尾建築工房の打ち合わせスペースの天井なのですが。
ご覧の様に見切り材の回り縁は、一切入れずに見切っています。
天井が珪藻土の場合も、壁の珪藻土と天井の珪藻土をそのまんまつなげてしまって仕上げております。
nakao-mikiri-kaitei4.jpg
ここも打ち合わせスペースの社長室入り口に貼ってある腰板。
床板との見切りについては、巾木は無し。
腰板貼ってあるから、ルンバがぶつかっても大丈夫です!
ま、先ほども書いた様に。
見た目はスッキリ。
掃除は楽に。
こういった実用性も考慮した上で、意匠の計画を行っております。
コストはある程度掛かるのですが、お値段以上「中尾」になるのは間違いない(笑)
最近ではですね。
nakao-mikiri-kaitei5.jpg
これ、中尾建築工房のスタッフ用トイレについてあるトイレ収納。
リクシルか何かの既製品を使っているのですが、普通につけるとこれだけ出っ張ってしまうんですよね。
これでは箱物上部の部分に埃がたまってしまいます・・・
収納庫枠も扉も、存在感がアリアリなのは否めません・・・
そして今回、試験的に造ったお客様用トイレの収納はこんな感じ。
nakao-mikiri-kaitei6.jpg
扉はガラスで製作しましてですね。
出っ張らない様に取り付けをしてあります。

この画像なら、巾木の部分もご覧頂けますですね!
nakao-mikiri-kaitei7.jpg
ガラス扉を開けると、こんな感じになっているのですが。
そもそも論として、枠を設けておりません。
ここ、ポイント高いと思うのです。
見た目もスッキリとするし、何より埃が溜まりません。
収納内部はポリ板と呼ばれるランバー材を利用していて。
収納の外は珪藻土を施してあるのですが。。
nakao-mikiri-kaitei8.jpg
これがオリジナルで考えてみた、枠無しの見切り方法です。
壁紙では剥離の元になるので出来ない方法ですが。
珪藻土ならではの枠レスのトイレ収納が出来上がります。
なるべく新しい家や、リノベーションした家になる訳だから。
ストレスフリーに持って行きたいと考えての、制作事例でございます。
私は私なりで考えて、この様な事を考えているのですが。
この他、いまお住いの家でのストレスがあったら。
ぜひともお教えくださいませ。
ガチンコの現場上がりで、元スーパー大工の私が。
どうやったら、そのストレス消せるか?!
考えて、考えて、ご提案を差し上げたいと思いまーす☆
と言うで主婦の味方の制作事例、見切りは極力付けるなっ!
こう見えて、意外と頭使ってるのよね、うんうん(笑)


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

木を使っているからこそ伝わるぬくもりや香り。
漆喰によって心地よく湿度調節された空間。

木目が印刷された既成品やビニールクロスには絶対に出せない“本物感”は、写真や文章だけではなかなか伝えきれません。
一世一代の大きな買い物、住まい。

後悔しない家づくりのためにも、まだ自然素材の家を見学していない方はぜひ一度、体験されることをおすすめします。
弊社の見学会では、予約制で1組ずつ1時間程度の時間をいただき、中尾建築工房が実際に手がけた建物をご案内しております。ご予算から素材、構造まで、あなたのご質問・ご相談に代表の中尾が責任を持って、しっかりお答えいたします。

すでに入居されている建物の場合は、その住まいのオーナーさんから率直な感想を聞けることも・・・。

曖昧にごまかしたり、嘘をついたりするのが嫌いなので、どんなことにも正直にはっきりお答えすることをお約束いたします。

しつこい営業なども一切いたしませんので、安心してご来場ください!

この記事を書いている人 - WRITER -

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。