おしゃれで個性的な自然素材の家を建てるならおすすめしたい参考アイテムをご紹介します
せっかくの新築を自然素材の家で建てるなら、おしゃれで自分なりの個性的な家を建てたい。
とは言っても、自分なりの好きな家って。
漠然としているだけで、そういえばどんな家が好きなのかが分からない。
そんな方も多いかと思います。
意外にも自分の事が自分で分からない事って、割と多いと思うんですよね。
そこで様々なデザインの自然素材の家を建てている中尾建築工房から。
おしゃれで個性的な自然素材の家を建てるなら、こんな本やアプリが参考になるのではないでしょうか?
そんな事をご紹介してみたいと思います。
Contents
1.ゴージャス系のおしゃれな家を建てたいなら
先に申し上げておきますと、すごい家だらけが掲載されています。
国内の名だたる建築設計事務所が、しのぎを削り合って建てている家々をご紹介している本です。
世界的に有名な建築家を特集したり、それらの建築家から学んだ国内の建築家の建てた家があったり。
施主も大企業の社長さんや、お金はいくらでもある様な方たちが建てる様な雰囲気ばかり。
別荘や自邸、ラグジュアリーな外観や内装など、とにかくお金が掛かっている家ばかりが掲載されています。
国内ではとにかく豪華な家が紹介されておりますから、広告主となる建築設計事務所や、キッチンメーカー、建材メーカー、ありとあらゆる豪華な素材の広告を見受けます。
同じ様に建てる方は正直言って居ないと思いますが、掲載されている本の中でここの部分はこうしたい。
そんなところも、あったりするのではないでしょうか。
私は設備の新商品をチェックする際に読んだりしますが、そう言った部分を参考にする分には良いかと思います。
ただし全部が全部をこの様に建てた場合、総工事費用の坪単価は100万円以上からの話の家ばかりだと思います。
構造的にもRC(コンクリート製)の家々が多く、木造の家の掲載比率はとても低い印象です。
ほぼ国内では、トップクラスの家々が掲載されている本と言えます。
おしゃれで個性的な自然素材の家を建てるなら、見るだけなら見ても良いかと思える本です。
※たまに安心して読めそうな、特集号もあったりします。
2.バリエーション豊富でワンランク上のおしゃれな家なら
木造で家を建てる場合、普通の家ではつまらない。
でも、予算だって内容によっては検討したい。
そんな方にオススメなのが、こちらの住まいの設計です。
割と掲載されている家々は、木造の比率が高いです。
モダンリビングが明らかにお高い雰囲気を醸し出していますが、それに比べたら安心出来る本ではないでしょうか。
ハウスメーカーも多数掲載されていますので、ハウスメーカーに新築を依頼したい方にとってはうってつけの本だと思います。
モダンリビングと同じ様に、設備などに関しては詳しい内容が掲載されています。
中には1000万円台で建てた家なども掲載はされておりますが、そのほとんどはハウスメーカーの価格帯と同じ様な家です。
工務店の掲載もありますが、ほとんどがフランチャイズや登録制の工務店ばかりが掲載されています。
住宅展示場で建てている家を見たり、この本を見てお好きなデザインを探すのは参考になるかと思います。
おしゃれで個性的な自然素材の家を建てる時には、強い味方になりそうですね。
3.かわいい系のおしゃれな家を建てるなら
最近では住宅雑誌ではなく、生活雑誌などでも雑貨を取り入れた可愛い系の家に人気があります。
女性誌などはそれらの傾向が特にありまして、リンネルなどはその代表格と言えるのでは無いでしょうか。
「心地よい暮らしと装い」
「暮らしを丁寧に」
「素材を大事に」
コンセプト的には、こんな雰囲気を持つ本です。
主につやつやした質感ではなく、マットで味わいのある趣を大切にしていると思います。
建築の専門家である私から見ても、特に高価な人や家を紹介していると言うよりも。
新品ではなく、使い込まれた味わいや趣き。
全体的にはシャビーな雰囲気の背景が、とっても多い本だと思います。
家を作り込むと言うよりも、住み手がこだわりを持って仕上げて行く雰囲気と言えるでしょう。
住んでいる方のセンスを伺わせる飾りだったり、ごくごくシンプルな雰囲気を楽しまれている本だと思います。
もちろん生活雑誌ですから、新築に限ったばかりではありません。
シンプルな家を建てておけば、後で自分たちの努力でどうにでもなる雰囲気と言えるかもしれません。
雑貨系のおしゃれで個性的な自然素材の家を建てたい場合は、参考書になると言っても過言では無いかもしれません。
4.専門家の私たちが読んでいる本とは
これは皆さんに参考となるかは分かりませんが、建築のプロである私たちが読んでいる本です。
この他にも建築知識だったり、割と大きな建築物を事例として紹介しています。
職業柄としては最近の傾向などを掴むためにも、私は読む事にしている書籍です。
住宅ではなく大規模商業施設や、複合商業施設が多数掲載されている本です。
いわゆる店舗ばかりが掲載されている本です。
圧巻のデザインが掲載されているだけでなく、ユニークな構造だったり、思い切りの良いデザインを見る事が出来ます。
店舗ですから住宅とは関係の無い様に思えるのですが、実はそんな事はありません。
私も普段から出張に行く際の場合、あえてリゾートのある商業施設などを利用する場合があります。
そんなに驚く事はあまりありませんが、常に色々と目を肥やして行く事で私たちの提案する住宅に採用している部分も多々あります。
ほぼ感性を磨く為だったり、新しい素材に対しての知識を得る本です。
新建築は日本国内の建築家なら、目を通した事のある本ではないでしょうか。
私も定期的に読んでおりますが、こちらも住宅ではなく商業施設などを事例で紹介しています。
以前であればRC造(コンクリート)やS造ばかりだったのが、ここ10年くらいで木造とのハイブリットなども多く登場する様になりました。
大断面集成材を利用した大規模建築物も、今では世界的に広がっています。
ヨーロッパでは木造のビルなども設計されており、北米などにもその技術が広がっています。
どちらかと言えば日本国内は背を高くして行くのではなく、低層の建築物にCLTと言った柱やパネルを利用する事によって。
木造でも自由度の高いデザインや、トラスを組み合わせる事で、柱の無い体育館の様な空間を生み出したりする事が出来ます。
ちょっとマニアックの度合いが凄すぎるかもしれないのですが、本職ですので引き出しを広げる為にも読んでいます。
私が建てている木造軸組の家には、部分的にホームコネクターと呼ばれる接着金物工法で建てている家があります。
私が使い出したのは、かれこれ16年ほど前から使っているでしょうか。
これらの技術も、今では新建築などでも紹介される様になり、東京オリンピックを前に突貫で進められてる大規模建築物にも採用されています。
私たちの場合は住宅と言う概念ではなく、建築や設計者としての観点で引き出しを色々と増やす事が必要になります。
おしゃれで個性的な自然素材の家を建てる上で、直接のつながりは無い様に思えます。
でもこれらの知識をほんの少しだけでも住宅に組み合わせる事で、面白い住宅なども作る事が出来ている事に繋がっています。
書籍のお値段が二千円以上とお高いので、私も好きな記事が載っている時だけ購入をしています。
5.スマホで見れるお手軽ツール
ここまでで書籍だけのご紹介をして来ましたが、スマホやパソコンにインストールするだけで色々と楽しめるツールも存在します。
ピンタレストと呼ばれるツールがあります。
Pinterestはネット上のWebサイト、もしくはPinterest上にある画像を、自分のボードに集めることができる画像収集サービスです。
インストールした後、自分の見てみたい検索ワードを入力します。
すると勝手に画像を集めますので、スクロールしながら見て行きます。
その中で、気に入った画像を保存する事も出来ますし。
様々な画像の中から一つをクリックする事で、それに近い意匠性のある画像がさらに細かく画像検索をする事が出来ます。
私もちょっとした時に使う場合もありますし、私が設計依頼を受けている方にはおすすめしているツールの一つです。
少しでも自分なりのおしゃれで個性的な自然素材の家を建てるなら、好きを見つける手段としては大変有効だと思います。
6.まとめ
いかがでしたでしたでしょうか。
様々な本やアプリで色々見てみると、自分でも分からなかったイメージが湧く場合もあると思います。
せっかく建てる、おしゃれで個性的な自然素材の家です。
読むだけ見るだけなら、多額のお金が掛かる訳ではありません。
それだけだったら、書籍代を支払う程度で済んでしまいます。
ぜひ、あなたのお好きなデザインを知る為にも、いろいろと活用なさってみてください。
自分でもびっくりな、驚きの嗜好が見つかるかもしれませんからね。