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新築の注文住宅の受注停止を解除|受注を再開いたします。

 
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実は大体的にホームページでの告知は行いませんでしたが、問い合わせのあった方々には新築の注文住宅は受注の停止をお伝えさせて頂いておりました。

 

以下、新築の自然素材を用いた注文住宅を建てる専門店として、なぜ受注を停止していたのか?

 

その理由を説明させて頂きたいと思います。

 

1.受注停止を決断した背景はナフサショック

 

こちらの画像は、中尾建築工房でのニュースウォッチ9の取材風景になります。

 

中東の争いが始まった2月末を過ぎて、3月の半ばころから塩ビパイプが無いと言う噂が入り、パイプを接着する接着剤も無いと言われておりました。

 

そして巷では防水材や塗料シンナー、トルエン、アセトン、マスカーやマスキングテープが無くなるから、あるなら今のうちに仕入れた方が良いと言う話が出だしておりました。

 

そして4月に入った段階では板材の断熱材の40%価格上昇になると共に、納期不明と言う状態になりました。

 

この記事のライターである中尾建築工房の社長である私も、4月に入った所でNHKのニュースウォッチ9に取材を受けました。

 

私が取材を受けて答えた内容は、以下のとおりです。

 

家を建てる為には、材料を生産にするのにも原油は関わる。

 

車両で運搬したり、重機を動かす為にも燃料が必要。

 

その原油が不足すれば建築資材は消えたり、高騰したりするはずなので、今計画を進めるのは家を立てる施主側になんにもメリットが無い状態になる。

 

建築コストも当然不安定になるだろうし、そもそも資材が揃うかどうかも分からない。

 

そのため計画を進めるのを様子見する事とし、資材が安定する状態になってから計画を進めた方が良い。

 

 

と言う内容の説明を、取材の際にはお伝えしておりました。

 

この放送は金曜日のに放送だったのですが、土日を跨いた翌週にはTOTOのユニットバスの受注停止が放送されました。

 

家を建てる側の施主に、この資材が無いデメリットをお伝えするとこんな感じになります。

 

基礎の着工ができない。

 

コンクリートや鉄筋の材料はあれど、家を建てるためには先行してスリーブと言われるパイプを貫通させておく必要があります。

 

塩ビのパイプやパイプを接着する接着剤が無い。

 

となれば基礎工事も中断させなければならないと言う事になります。

 

上棟しても雨避けが出来ない

 

上棟とは家の骨組みを組み上げることを指します、。

 

すべての木材を緊結させることが出来て、棟木と呼ばれる材料を乗せれば上棟させたと言えます。

 

ですが棟木をおさめて垂木を打っても、屋根の下地になる合板がありません。

 

また仮に合板を無垢材の板に変えたとしても、防水紙となるルーフィングがありません。

 

特に中尾建築工房で採用しているゴムアスファルトルーフィングは受注停止です。

 

当然ですが納期も不明なので、いつになったら屋根が貼れるか分かりませんでした。

 

また屋根のみではなく、外壁のシートも同様です。

 

中尾建築工房の場合、外壁のシートに関しては社名入りの遮熱シートを持っていますが、肝心の屋根が止水出来なければどうにもなりません。

 

延々とブルーシート養生するのも、風当たりの強い三浦半島ではナンセンスとも言えます。

 

構造体にはせっかくの無垢の乾燥材を採用している訳でして、これが梅雨時の雨に長いこと当たってしまえば。

 

平衡含水率と言って、若干の含水率が高くなる可能性も有ります。

 

これらは望ましいことでは無いので、上棟はさせないほうが良いと言う判断になります。

 

様々な接着剤が無くなる

 

接着剤は様々な部分に使われておりますが、ありとあらゆる接着剤がありませんでした。

 

例えばフローリングと下地を張る際の接着剤もありません。

 

普通にあった白い木工用ボンドも無くなりました。

 

更にはコーキングも無い状態なので、外壁の防水をするのも厄介です。

 

また無垢のフローリングは入荷しても、接着剤が無いので床を貼ることが出来ません。

 

床が貼れないと天井下地や壁などを進められませんので、室内の造作工事を進めることが出来ませんでした。

 

ユニットバスや設備の納期が出ない

 

仮に造作工事が進められたとしても、住宅設備の納期が出ませんでした。

 

前にTOTOのユニットバスの受注停止になった書きました。

 

そして週を跨がない程度の日数で、TOTOの受注が再開されたと放送されます。

 

実はここだけの話では有りますが、TOTOでは材料が無いからやりようがなくて受注停止を発表していました。

 

ところが経済産業省からTOTOに連絡が入りまして。

 

受注停止とか、パニックになるから止めてほしい

 

とお願いがあったそうです。

 

すでに十分にパニックになっているのですが、デマを流すなと国には言いたい。

 

この様に中東情勢が悪化して、一瞬で建設業界は大打撃を受けた訳です。

 

2.国土交通省も完了検査を緩和するも

 

昨年4月に改正された建築基準法上の4号特例の縮小廃止の際にも、同様の事が行ったのですが。

 

今回のナフサショックで国土交通省が完了検査の緩和をする様、民間の建築主事には指示をしていました。

 

ですが国土交通省は毎回いろいろとやってくれますが、常に現場の事を分かっているのか。。と言いたくなる位現場を知りません。

 

つまりナフサショックに関わる所で、材料不足となっても完了検査は合格させる。

 

たしかにそれをすれば、住宅ローンなどの決済は出来るかも知れません。

 

ですが施主側としてみれば、住宅ローンの支払いは始まると共に、終わってない工事があれば引き渡しも出来ません。

 

つまり終わっていない状態で完了検査は合格する訳ですから、入居は出来ない状態となってしまうリスクが有りました。

 

これも施主側には大きな負担となってしまうため、受注を停止せざるを得ない状態でした。

 

3.資材不足の頼みの綱は永い付き合いと信頼関係

 

こちらの画像は中尾建築工房がNHKワールドニュースに転載されたニュースと、日経アーキテクチャーの取材を受けたウッドショック時のモノになります。

 

現在はすべての会社がナフサショックの影響が無いとは言えない状態です。

 

事実、合板関係は未だに入らない会社もあるそうです。

 

ですが中尾建築工房の場合は、それらの資材を一つの会社から仕入れておりました。

 

プレカット会社と呼ばれるのですが、過去20年程ポラテックと言う業界第一位の会社との取引が有ります。

 

どれだけ業界1位の凄さが分かるかと言うと、業界2位から10位までが集まってもポラテックには敵わないと言うレベルです。

 

仕入れる量も凄いですし、優先度合いも半端ではありません。

 

この会社が無理だと言われれば、なにをやっても無理になるのですが。

 

現在はすべての資材を納入可能になっておりますので、特に不足となってしまう材料が無いとの事。

 

またプレカット会社を複数用意し相見積もりなども、今まで一度も行いませんでした。

 

つまりプレカット会社には契約した案件のみ見積もり依頼をしていたので、空見積もりと呼ばれる現場を1度も作っていません。

 

それだけに信頼関係は絶大なものが有ります。

 

事実過去にはウッドショックも経験をして来た訳ですが、中尾建築工房の場合はウッドショックで工事が止まった経験がありませんでした。

 

これもプレカット会社のみでは無く、材木店なども同じ様に一度も相見積もりを行っていません。

 

だからこそ信頼関係があるので、なんとか用意をしてくれる状態になっています。

 

4.しばらく休んでたから新築は高くなる?!

 

新築の受注を停止していたからと言って、何もしていなかった訳ではありません。

 

むしろナフサの影響を受けない、または若干量でも調達の出来るメンテナンスの工事を行っておりました。

 

特に中尾建築工房の場合は他社様に比べて、新築を建てた方の10数年を経過したリピート工事のご依頼が有ります。

 

例えば。

 

三浦の海の見えるロケーションの家では、目の前の家が更地となって売りに出て。

 

しばらくは売れなそうだし、海方面は塞がらなそうな売り方なので。

 

 

 

10数年経過したカラマツのウッドデッキとハイデッキ。

 

これらを解体して、景色を堪能できるガラス張りのハードウッドのハイデッキや、ウッドデッキを造作してみたり。

 

 

 

ぱっと見るだけでは硝子が無い様に見えますが、実際には入っています。

 

ポリカーボネイトだと昨今の気温の変化に対応出来ず、おそらく歪んでしまうであろう。

 

それならばと言う事で、合わせガラスを採用した海を望むハイデッキを造作したり。

 

 

 

以前よりも縮小して、こちらもハードウッドのウッドデッキを作り直す工事をしてみたり。

 

 

10数年経過して汚れてしまった葉山の家の外壁をメンテナンス・リフォームしてみたり。

 

 

 

まるで新築の様になった葉山の家。

 

そしてこちらも同様に葉山の家。

 

古くなったカラマツのウッドデッキを解体して、ハードウッドのウッドデッキに作り替えてみたり。

 

 

 

 

横浜でも10数年経過して、汚れが目立ってきた。

 

OBオーナー様つながりで自邸が綺麗になった噂を聞きつつ、うちもやりたいと。

 

 

せっかくなので色を変えての最左官工事を行いました。

 

 

また葉山の海の見える家でも老朽化したカラマツのウッドデッキを取り壊して。

 

 

海の見え方を新たに考え直して、より海の眺望を楽しめるハードウッドのハイデッキを造作したり。

 

 

 

海の見える葉山のウッドデッキは角部分に下から柱を建てると、階段の入口部分に当たってしまいます。

 

中尾建築工房に依頼する前に相談したウッドデッキ屋さんでは、角部分に柱を建てるとの事でした。

 

確かに下から支えたほうが良いのでしょうけど、新築時に敢えてオーバーハングでウッドデッキを作っています。

 

要望はすでに10数年前から知っているので、それを成立させる為のハードウッドのウッドデッキを長い方杖を2箇所採用して、柱の座屈が起きない設計で造作し直しました。

 

と言う事で、この他にも細かなお仕事がOBオーナーの皆様からご依頼を頂いております。

 

なのでナフサショックのおかげで、むしろ忙し過ぎたとも言えます。

 

かなり体を使いましたので、そろそろ頭を使う設計作業のほうが良いかなと思っています。

 

なので特にお休みしていたという訳ではありませんので、新築の価格に反映される訳ではありません。

 

ご安心頂ければと思います。

 

5.まとめ

 

と言う事で中東情勢の影響を受けまして、不安定だった資材の確保や納入の目処が立ちました。

 

この状態であれば施主の皆様にもご迷惑のかからない状態で設計作業や見積もり作業が行なえます。

 

こちらのブログの更新を持ちまして、元通りに新築の注文住宅の設計作業や積算作業の再開をお知らせさせて頂きます。

 

私の方からお待ち頂くアドバイスを差し上げた皆様、ご連絡の方をお待ちしております。

 

以上が中尾建築工房からのお知らせでした。

 


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

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