三浦市三崎町小網代|進行中の現場に行って来ました!
中尾建築工房のある横須賀市長沢は、割りと緑に囲まれている立地。
緑が大量にある分、若干涼しさを感じられたりします。
では、現在進行中の三浦市三崎町小網代に建つ家はどうでしょうか?
がっ〜つりと、西日が当たっておりますねぇ・・
ホントはもう少し後ろに下がって写真を撮りたかったんです。
でもね、ここの前面道路ったら、やたらと車の交通量があるんです・・
なので下がって写真を撮りたくても、すぐに車が来ちゃうから、これが限界だったんですよね。。
この立地、西日を遮るモノがありませんから、半端なく光が降り注ぎます。
さらに遠く先には海が見えてしまうモノですから、海の照り返しもセットで加わります。
そうなると伝わる熱量は大盛、もしくは特盛りクラスになりますので、断熱等の配慮がとっても必要だったりする立地なんですね。
西日が凄すぎて、家の外観が分かりにくかったりしちゃってますが、そこは愛嬌って事で。
室内に入ってみると、ほぼ大工工事が終了していて、左官工事が入る段階に入っておりました。
そしてこれだけ陽が射しているにもかかわらず、室内はなにげに涼しい・・
実に素晴らしい事だと思います。
階段室と吹き抜けを併せた空間の背部には、シームレスラインランプを使った天井コーブ照明を設置。
まだ、下地の段階なので、イメージが湧かない感じもしますが、天井から垂れ下がった凹の部分から、光のラインが発せられます。
吹き抜けと天井部分に敢えて間接照明を入れるのは、なかなか思いつきそうで、思いつかないんだなぁ。。
誰だろ〜、こんな素敵な照明を考えた人〜?!
そして吹き抜けの天井部分にはレッドシダーの板を張り巡らせております。
こんな所にレッドシダーの板を貼っておくと、見た目だけが良い訳ではございません。
例えば真冬、1Fリビングに熱源(エアコン、ヒーター、薪ストーブ等)を置いたとする。
そうすると暖気は必ず2Fの天井最上部分に貯まる事になります。
その溜まった熱は、木材を温めて、木材の持つ香りを最大限まで引き出します。
それをこれから取り付けをするシーリングファンで室内の空気を撹拌。
その結果、天井に上昇した暖気を1Fリビングに降り注ぎます。
しかも木材の持つ香り付きの暖気ですから、1Fリビングで癒される事は間違いございません。
やはり自然素材の家は、ただ素材を使うだけでは意味が無いと思います。
建てる立地を考慮して、開口部分の窓性能、壁や天井の断熱性能、ありとあらゆる性能を吟味した上で建てた方が、後悔しなくていい。
なんでもかんでも、ただ高いだけの高気密高断熱の家が良いかと言えば、そんな事はありません。
全ては立地条件を知り、バランスを考えた上での工夫。
これが家造りには必要なのだと思います。
うわ〜、なんだか今日のブログはプロっぽいかも〜(笑)