湘南の激安土地に潜まれた甘い罠
なんだか以前の湘南スタイル家造り相談室でも、こんなお題があった気がします。
と言う事で今回、土地の見極める目を持った私自身が、わざと引っかかってみようと思いました。
もちろん、『もしもがあるかもな、こんな時代だし』という淡い気持ちを1割ほど持って、現地に行ってみたのです。
さて、なんのために行ったのかと言うと、こんな理由です。
木材のストックヤードがもっとあったらいいな。。
事務所にアスレチックがあって、打ち合わせするオーナーのお子さんが遊べたりしたら素敵だな。。
1Fの加工場が材木に埋まって、家具などを造作するのに狭過ぎる・・
と言う事が理由です。
実は私も自邸と共に色んな物件を常々見ています。
私の場合は今までにかなりの土地を見て来ておりますので、土地勘以外の土地の善し悪しを見極める事が可能です。
そして今回、たまたま『おぉ、これは一般個人の方には無理があるけど、業者だったらお得になる土地かもしれないな・・』と言う土地があったのです。
でも当然、見に行って現地を確認した訳でもありませんから、きちんとこの目で確認しないといけません。
むしろ土地って言うか。。
実は土地と言うか、むしろ山だったんですけど!
この物件は横須賀にあった小さなゼネコンが所有していた物件でして。
その小さなゼネコンさんが数年前に倒産をしました。
その後どういった経緯か分かりませんが、今では逗子の某不動産会社が所有しています。
倒産した小さなゼネコンさんとは、私も面識がありました。
私は何故か高校在学中に社員としてバーテン業をしていたのですが。
当時勤めていた会社では、クラブやレストランパブにスナックなどの三店舗を経営されていました。
私はまだ若い事もあり、夜中の12時までは某飲食店ビルの地下にあるクラブ(語尾が上がらない方です)でバーテンダーとして。
その後は真夜中のご飯休憩を挟んで12時20分から同じビルにある1Fのパブレストランで働いておりました。
この辺りの細かい事は、突っ込まないで頂きたい。
返す言葉も無いんでね・・・
そうするとクラブで飲んでいた小さなゼネコンの社長さんが、クラブのホステスさんと共にパブレストランに流れると言う構図だったんです。
当時はバブル期後半と言う事もあり、小さなゼネコンの社長さんもホステスさんと常に一緒に居ると言うか、常に夜はで飲んでいらっしゃいまして、ある意味豪遊されていたんですよね。
僕の仕事が終わる朝まで飲んでらっしゃいましたもんねー
当時は会社の社長ってすげえんだなって思っていました。。
そんな社長さんの会社が所有していた土地だったのを知っていた事もあり『どんな物件だろうなー』と見に行った訳なのです。
実際に現地を見た感想なのですが、ここは無いな・・と言う感想です。
私の定義では、周辺に住宅が無い事が必須なのですが、その山がある麓にはきちんと住宅が建っています。
さらに山を削って車も入れる様にしたり、周囲の土留めを整備したりすると。。
結構な費用がかかります。
ちなみにこの土地、4000平米もある山で、売値は1600万円くらいですけど、実際に購入申し込みするとしたら1000万円くらいだと思います。
つーか、こんなん誰も買わないと思う・・
こんな時、積算能力高めな私はとても便利な存在となります。
まずは山を崩して、土を捨てるお金だけで6000千万かかるでしょー
んで近隣の方にはご迷惑のかからない様、きちんとした土留めを造ったとすると、5000万円かかるでしょー
そこにライフラインの引き込みと、私道の整備をしたら、+で2000万円もかかるでしょー
つまりは4000平米(ぶっちゃけて言うとそんなに要らない・・)を値切って1000万円に出来たとしても。。
1000万円
6000万円
5000万円
2000万円
======
14000万円
と言う結果になります。
そこで出した私の結論!
そんなのよゆーで無理〜♩
って感じです。
現地で積算しながら、思わず笑ってしまいました。
つまり何が言いたいのかって言うと、安物買いの銭失いと言う昔から伝わる言葉通りですね。
土地を探されている皆様は、くれぐれもこういった安物買いの銭失いにはならない様、土地契約前にご相談くださいね。
いやー、それにしても途中で雨は降ってくるは、蚊にはいっぱい刺されるは、土地を住宅地から眺めている時に、近隣に住むお子さんに私のポーズを真似されるわで(笑)
なんで、そこで真似をしてるんだ・・
あ、ごめん・・おじさんと遊びたかったんだね・・
おじさん、マジモードだったから、気づけなかったよ・・
でも、こんなもんですよね。。
この土地からは、一応海は見えるんだけどなぁ・・・
あ、言い忘れたけど、この土地は逗子市の海見えな土地になりまーす!
Comment
『安物買いの…』
…胸に突き刺さるお言葉でゴザイマス。
もりたけさん☆
確かに(笑)
突き刺さらない訳が無いですよね!