鎌倉市玉縄新築一戸建ての地盤調査速報!
現在、解体工事が終わった鎌倉市玉縄の土地。
解体工事が終わってすぐに地盤の調査を行いました。
タイミング的には、少し普通の家より早い地盤調査の実施です。
何故に普通の家よりも早いかって言うと、計画している家がとんでもなく大きくって、とてつもない形だからなのです。
と言うのは、まぁ私の冗談です(笑)
実はこちらの土地柄なのですが、鎌倉市独特と言った所でしょうね。
土地を探して家を建てた方なら、こんなのを聞いた記憶は無いでしょうか?
埋蔵文化財
これ、鎌倉みたいに史跡や埋蔵文化財を包蔵している専門地になると、私たちもけっこうな勢いで警戒をします。
鎌倉と言えば史跡の宝庫って感じがしますので、鎌倉市自体も文化財課って言う課があったりします。
でも他の市町村には文化財課って課はありません。
たいていの市町村は生涯学習課なる課があって、文化財以外の事も兼ねて担当をしているんですね。
つまりは鎌倉市自体も文化財に関しては、課が必要な位、力が入っていると言える訳です。
でも家を建てる施主にとっては、ど〜だかな〜って感じの縛りだったりします。
だってこれがあるだけで、なんにもなくても2ヶ月は普通の家よりスケジュールが伸びたりします。
んで、なにかあった場合(試しに掘ってみて、いわゆる史跡などが見つかっちゃった場合)は、発掘の調査を行わなければなりません。
こうなるとなんだかんだで、家の着工が一年先になる事もあったりする訳ですね。
お金に余裕のある方であれば、発掘調査を市に依頼するのではなく民間に依頼する事で時間的スケジュールは縮める事が出来るんです。
でもその費用たるや、鼻血を出す程度では済まない費用が掛かりますので、ほとんどの方が約一年を待ってしまうと言う事になるんです。
今回、鎌倉市玉縄の土地については、まず間違いなく史跡はないであろう土地になります。
でも一応申請をしないといけません。
時間的な流れは史跡があっても無くても変わらないんですよね。
さらに埋蔵文化財に絡む部分で、現状の土地からどんだけ掘るかって言う部分も調査の基準になります。
鎌倉市で定められている掘削深度は60㎝以上です。
これよりも深く掘らなければ、特にどうこうって事はありません。
でも、これ以上掘るって事になりますと『やっぱりちゃんと見ないとね』ってなります。
今回の現場では敷地に車の入るスペースが現状ではありませんので、新たに駐車スペースを掘らなくてはなりません。
さらに今時の家を建てる為には、地盤調査をして地帯力も調査します。
その上で地帯力に問題があった場合は地盤改良工事が必要になります。
その地盤改良工事の杭の深さも、文化財の掘削深度に関係して来てしまいますので、今回はちょっと早いのですが、解体工事を行って、地盤調査を先行して行ったと言う訳なんです。
それではお待たせしました!
鎌倉市玉縄の地盤調査結果の発表です!!
判定は?!
セーフっ!!
この土地は多分だいじょうぶって感じでしたので、まぁまぁ、安心する事が出来ました!
若いお二人が建てる家になりますので、直接言おうかブログで更新するかは迷いましたが。。
これで一つ目の安心は出来る事になりましたので、まずは良かったって感じですね。
一応、参考までになりますが速報の内容を画像にしてみました。
建物の設計に対する必要な地盤の耐力』って言うのは、今回建てる家の重さを考えて出したら、こんだけ必要って数値です。
んで『現況地盤の耐力』って言うのは、これだけ施主さんの土地は固いよ〜って事です。
が故に私が赤い線で直接基礎って部分を目立つ様にしております。
ここが直接基礎になると『普通の基礎でだいじょうぶですよ』って事。
これが数値が弱くて地盤改良工事を要する場合は『要対策』と言う文字が書かれます。
と言う事で鎌倉市玉縄の土地は地盤改良工事の必要が無いと判定が出ました!
これで地盤改良工事も必要ないですし、鎌倉市文化財課にも駐車スペース部分しか深く掘らないですよ〜って言える事になりました!
Tさん、まずはおめでたいご連絡でした〜☆
いやぁ 良かったですね!(笑)