葉山海見えプロジェクト|失敗しない海見えの家造り
今日は朝から逗子市山の根にあるお宅のトイレ交換打ち合わせをしに行って、その後は横須賀市内の土地を見に行ったり、更には葉山町の海見えの敷地に海見え調査と称して伺って参りました。
そ〜そ〜、ここで海見えの話をする前に、リフォームとかも中尾建築工房はやっているんですよね。
よく、色んな方に言われるのですが『中尾建築工房さんは新築専門の工務店さんなのでしょうか?』って事。
ん〜っと、確かに新築の案件を非常に多く頂いているのは事実なんです。
でも、元々は私が現役バリバリの大工さんだった訳でして、新築なんて早々に受注があるモノではないんです。
なのでリフォームをメインに仕事をしていたら、なぜか新築が非常に多くなって来てしまっただけの話なんですよね。
リフォームをすると、築年数が20年のお宅もあれば、過去には築60年以上経っている家を、たった一人でリノベーションをしてしまった事もありました。
そうすると、昔の大工さん達が造った際の、仕事の粗さなんて部分も見れてしまうんです。
同じ大工なんだけれども『ここでこんな仕事をしてるんじゃね〜!』っと言いたくなってしまう事も、結構頻繁に出くわしていました。
なので、中尾建築工房で建てる新築の家は、長年住んでもらう為にも、色々と大工の私が考えたトラップが様々な所に仕掛けてあるんです。
ある意味、リフォームで痛んでしまう部分をきちんと自分の手で触って来たからこその、トラップ対策な訳です。
だから新築専門って訳ではなくて、一応はリフォームの相談もおこなっているんですよぉ〜
そんな事もありまして、新築も建てるし、リフォームリノベーションも行う中尾建築工房。
当然、湘南や三浦半島でひたすら仕事をしておりましたから、地域の風土も熟知しております。
なので、その土地土地に於けるメリットとデメリットは、まぁまぁイケてるレベルでアドバイスは出来るレベルにあります。
やっぱり現場と風土を理解しない事には、家の耐久性が上がる事はないですからね。
そんな中、これから始まる葉山海見えのプロジェクトは、すでに他社にて数年もの期間が経過してしまった案件でもあります。
そこに来てお声の掛かった中尾建築工房、当然の事ながら失敗させる訳にもいきません。
土地の価格も半端ない金額ですし、最高の景色を持つ家にしたいと思う訳です。
そして今現在、敷地に建ててある建物の屋根の上に上がってしまい、ちょっと上のレベルの景色を見るのも。。
絶対に間違い無いべな•••
そんな事を思いつきまして、さっそく屋根に上がっちゃいます!
これは三時頃の景色ですね。
ま〜、ぶっちゃけ屋根に上がらなくてもって、思われるかもしれません。
でも、階高がワンフロア違うだけで、こういった海見えの景色は、別物の景色になる事もあるんです。
と言う事で中尾建築工房二人、ご主人様と奥様の全部で4名で屋根の景色を拝見させて頂きました!
この景色、ワンフロア違うだけで、相当違った印象を受けるんですよね。
そして私が一番気にしていたのは、時間なんです。
下山口の場所と言えば、お隣にある秋谷の持っている独特の夕暮れの色合いをきっと体感出来ると思っていました。
それをまずは確認したかったんですよね。
西日が海の向こうに落ちる前に、一瞬だけ味わう事の出来る夕暮れの景色。
それこそが、オーナー様がここに家を建てると決めた答えだったのではないかなって思ったんです。
それを僕の口頭から説明するよりは、実際に見て頂いた方のが間違いもないですしね。
同じ景色を見る事で、なにか一つの大切なモノをシェア出来る。
これってとても大事な事だと思います。
少し早めの時間帯に伺って、男三人で屋根に上がる事二時間。
その間はコーヒーやスイーツまで頂いてしまって、夕暮れ時の時間を過ごさせて頂きました。
そして待望の夕暮れ時。
もうはっきり言って方向性には、もう間違い無い。。
たった二時間だけれど、プランニングの方向性を決めるには充分過ぎる強烈な景色。
絶対的な景色を理解して頂きながら、新築の注文住宅プランニングを進めて行く為にも。。
少々お時間は頂きますが、中尾建築工房を試してみて頂きましょう!
いつかこんな別荘欲しい•••
Comment
ありがとうございました。
屋根の上の皆さんの足音を聞きながら、家の中で息子と一緒に、待てど暮らせど、、、でした。2時間もきっと有益な話をしたに違いないと、
私「何話してたの?」
主人「んー、景色見てただけ」
私「2時間、何か話したでしょ」
主人「んー、景色きれいだなって」
それだけ!?と思っていましたが、ブログの写真を拝見して納得しました。屋根の高さからみる夕焼けはまた格別だったんですね。そこにリビングができるのかなぁ。楽しみです。
中尾さん、前社に区切りをつける決断、既存棟を壊す決断を後押ししていただいてありがとうございました。おかげでまた家のことを考えるのが楽しくなってきました。
よろしくお願いいたします。
S内さん☆
そうなんですよね〜
その絶景を実現させる為にも、プランニングから入るのではなくて、下調べから入るのが私たちのやり方です。
全てきちんと把握した上でプランニングに掛からないと、後からとんでもない追加工事も出て来たりするもので•••
でもやっぱり家は楽しく建てるモノ。
僕らがお眼鏡に敵うか分かりませんけど、全力で頑張りま〜す☆