住宅用照明器具にちょっと一手間掛けてみます。
住宅照明と言えば、各照明メーカーに記載されているカタログモノの中から、照明器具を選択しまして取り付けるのが一般的。
照明器具のワット数もそれぞれ違ったり、色温度なども様々なラインナップから選ぶ事が出来る時代です。
でも、注文住宅の場合って、必ずしもその室内の雰囲気にあうモノが必ずあるかと言えば、そうでもなかったりします。
例えば中尾建築工房の場合で多いケースがリビングの天井を板貼りをするケース。
そしてそこにダウンライトを入れる場合などは、私もちょっと悩んだりします。
なぜならダウンライトの縁って白とか黒のいずれか、もしくは和風な色合いの縁になってしまったりするんです。
その色合いが板貼りとあうかと言えば、ちょっと気になる。
そんな時、少しの時間があると、こんな事も出来たりするんですよね!
これ、箱から出した状態のダウンライトになります。
皆さんは仕上がった所のみご覧頂く事が多かと思うのですが、実際のダウンライトって天井の中に埋まっている部分がこれほどまでにある器具なんです。
へ〜って感じですかね(笑)
こうやってダウンライトと縁を固定しているビスなんかも外してしまいます。
そしてこの見える部分のダウンライトの縁を塗装したいので、塗装する前に元々の塗装に乗っているクリア仕上げや、後から塗装する塗料がきちんと乗る様に下地のペーパーがけを丹念に行います。
こうやって塗装すると、レッドシダーの板貼りの中に木の色合いの縁になりますから、さほど違和感無くさりげない状態でランプを灯す事が出来るんじゃないかな〜っと。
やっぱりこういった作業は地味でもあるんですけど、この地味さ加減がまた楽しいんですよね。
私、どちらかと言えば、デスクワークよりもこっちの方が好きな人種です。
大工さんとは関係の無い作業なんですけど、大工さんになるもっと前の頃には、こんなん良くやっていたんですよね。
とっても懐かしい写真が見つかったんですけど、いわゆるバイクに乗っていた頃は、自分のバイクをどれだけ格好良く塗装出来て、弄くり倒せたかが競い合っていたんです。
その頃は言えの近所にダイクマがあって、そこで缶スプレーをいっぱい買って、ご覧のとおりに自分のバイクの塗装をしたりしてました。
だから照明器具の縁を塗るなんて〜のも、全然ヨユーでイケちゃう訳なんです(笑)
いや〜、この頃は確かに若かった・・
と言うことで住宅用の照明器具にちょっと一手間掛けてみます。
時間がある時にしか出来ませんけど、こんな一手間も今どきの家には面白いかもしれませんよね!