自然塗料の正しい塗り方|葉山町堀内編
ここ十数年前辺りから、新築の注文住宅やリフォーム・リノベーション工事などで自然塗料が使われる様になって来ている住宅業界。
それ以前の塗装と言えば、たいていの場合が着色してからニス仕上げの場合がほとんど。
このニス仕上げになってしまうと、おそらく素人さんが塗装するには難関があったと思います。
刷毛ムラが出来てしまったり。
着色は出来ても、手際が悪くて、ニスの重ね塗りで段差が出てしまったり。。
それ以前の問題で、シンナーの匂いで具合悪くなってしまったり。。。
なんて言う問題が起こっておりました。
所が今は、塗装職人さんではなくても、簡単に塗れる塗料があります。
中尾建築工房で取り扱っている自然塗料なのですが、プラネットカラーと言う塗料になります。
自然塗料の中でも色んなメーカーがあるのですが、このプラネットカラーに関しては、ハケなんか必要ありません。
むしろダスターで、充分綺麗に塗装する事が出来るんです。
となれば、塗料缶さえ用意しておけば、簡単に塗装作業が出来てしまうんですね。
プラネットカラーはドイツ最高品質を誇る、クライデツァイト社の塗料を取り扱っています。
この塗料はクリア仕上げなのですが、元々は床とか階段に使われる塗料になるため、滑り止めの効果があるクリアの塗料です。
蜜蝋(みつろう)って言えば、日本でも馴染み深い言葉になるのでしょうが、色味的には若干黄金色に近い色になりますので、高級感が出たりするんですね。
では、さっそくダスターを使って塗装をしてみたいと思います。
こちらのお宅では、奥様に塗装作業を行って頂来ました。
ダスターで塗装してもらっているのですが、手が高速で動いているので、全く手元が見えませんねぇ・・・
ラッペンワックスは蜜蝋タイプの為、通常のオイルに比べて少し重たさを感じるかもしれません。
夏場などはまだ伸びる方なのですが、真冬に塗装をされるなら、少し塗料缶を湯煎で温めてから使うのもアリですかね。
そして塗装の流れなのですが、基本的にはめんどくさい場所から塗装を始める事をお勧めします。
例えばこうやってカウンターと石膏ボードの当たる部分では、しっかりと奥まで塗り込める様に、ダスターにヘラを使って奥までしっかりと押し込みます。
そうすると狭い部分もしっかりと塗装出来ますから、こういった部分を先にやって、後から楽ちんな広い面積を塗るのがMAST!
大工でも左官でも塗装でも、どんな仕事でも面倒くさいと思われる地味な部分は、先にやってしまう事で綺麗な仕上がりをもたらす事につながります。
はい、こうやってね。
ほんのちょこっとの時間で、キッチンカウンターの塗装は完了☆
この様に、最初に正しい塗り方さえ覚えれば、だれでも簡単に木部への塗装が出来てしまいます。
男性でも女性でも、どちらでも出来る自然塗料の塗装作業。
ペンキ職人さんの手間暇をコストダウンしたい方には、打ってつけの施主施工ですね☆
Comment
私はスポンジを使って塗りました~。
カウンターが、グッと、大人っぽい感じになったと思っています。
実のところ、その出来に、中尾さんにダメ出しされるんじゃないかと思ってました(笑)
あの翌日には、テーブルも2回目の塗りをしまして、さらに大人な雰囲気になっております!
ニャンコの母ちゃんさん☆
スポンジでも良いですね!
ただ、拭き取りが少〜し甘かったのは、知ってましたけど(笑)
ホントはコテパケなる商品があるので、それで塗るのをメーカーは推奨してますが、床の様によほど広範囲を塗るのでなければダスターやスポンジでも充分だと思います。
スポンジで塗装して、拭き取りはダスターとかウェスとかね!
良い木材に囲まれているので、ニャンコの母ちゃんさんも、ご機嫌麗しくてよかったです☆