鎌倉市浄明寺増築&リノベーションプロジェクト既存躯体調査に行って来ました!
今日は風が強くて、海がとんでもなく時化てましたねー
こんな日は、家で温かい暖を取って熱燗飲みつつ、おでんなんて最高かもしれません。
そんな風の強い日ではありましたが、私は鎌倉市浄明寺の増築&リノベーションプロジェクトの現地へ行ってまいりました。
今回は増築とリノベーションが絡んでくるプロジェクトになるのですが、一般的な住宅を建築設計事務所や工務店が手掛ける場合、主に新築か、リフォームがあります。
増築はたいていリフォームの分野に入ってくると思うのですが、今回はただ大きくするだけではありません。
既存棟の内部も若干の変更をし、インフラを通したりーので設計をします。
良くある増築工事だと、既存棟との調和が取れていない増築を良く見かけます。
でも、それはちょっとナンセンスだな〜とも思いますので、いかに自然な感じで造れるかが軸となるかって感じですかね。
その為に必要な事は、既存棟が図面通りに建てられているかも重要なポイント。
私も大工としてたくさんのリフォーム現場に携わって来ましたけど、結構図面と実際に建てらている建物が違う場合があったりします。
図面上では筋交いが入っているはずなのに、実際の現場は筋交いが無いとか。。
基礎図面では人通口の記載があるけど、現場では人通口が無くて、床を壊さないとインフラの配管変更が出来なかったりとか。。
建物の配置自体も、図面上と現場では違かったりとか。。
なのでまずは実際に住まわれている既存棟と図面に相違があるかを確認させて頂きました。
まずは地味な部分ではありますけど、インフラが絡んでくる部分の床下を拝見。
ちょうど廊下にある床下点検口から床下の確認を。
給水のサヤ管がヘッダーに集中している場所の近くに、人通口がありました。
これなら床下に潜って配管変更が出来ますので、これは良かった。
そして廊下を歩きながら、和紙クロスの貼られている壁をコンコンと叩きまして、柱が入っている等の確認を行っていきます。
僕が大工の頃は、図面の無いお宅のリフォームが多かったんだよなぁ。。
梁や柱が雨漏りで溶けたりしている現場もあったりし、土台が炭化してしまっている現場も多々あった。
それを必要最低限の範囲しか壊さずに補強を入れつつ、リフォーム作業を行っていく。
だから脳みそ結構使いながら、作業をしていた事を思い出します。
今回の現場は比較的築浅物件なので、そのあたりの心配が要りません。
既存棟と増築部分をドッキングさせる一面の壁は、どかんと抜いてしまいますしね。
こっちでは設計担当の瀬戸が、再利用したいと申し出のあったハイドアの採寸を行っています。
シナランバーの4×8板で造ったハイドアになりますから、そりゃー価格も高いでしょうねぇ。。
再利用したいと思う気持ちは良く分かります。
ちなみにこちらのお宅は、一般住宅ではございません。
店舗併用住宅となっています。
指圧マッサージや整体を主にされているのですが、店舗営業のみではなくて、出張もしてくれるのだそうです。
鎌倉市 指圧マッサージ 整体
ご覧の通り、無垢の木で造った看板が飾られております。
既存棟は京都の建築設計事務所の方が設計されたのだとか。
京都の方がこだわったフロントの意匠を壊さずに、私たちは裏手に快適なスペースを生み出して、最高のリノベーションにしたいと思います!
にしても鎌倉は埋蔵文化財がねぇ・・
何の問題も無いと良いのだけどねぇ・・・