逗子市桜山|プライムアベニュー逗子海岸Ⅲ№9区画プロジェクト外観の確認作業
今年の相模湾、カツオ・マグロ釣りは昨日で終了!
釣果?
釣れなくなるから、止めるんですから。
最終日なんてもんは、釣れる訳が無いんです(笑)
と言う事で、本日は私が担当している逗子市桜山|プライムアベニュー逗子海岸Ⅲ№9区画プロジェクトの外観模型を確認しておりました。
私が気に入らない点として、今一。。
浮遊感が足らないかなぁって事・・・
大屋根の陸屋根は、船の船底をイメージしているので、軒先きは反り上がっております。
その下は全面ガラス張りとする事で、ライティングを全灯する事で、浮遊感を強調。
なのだけど。
どーも。
今一、気に入らない・・・
「もうちょっと、やりようがあるよな〜」
そう考えたこの私。
まずは模型を修正しまーす!
私は意匠設計を行うと同時に、ライティング計画も同時に進めます。
出して強調する部分もあれば。
後退させて陰影を造る事もある。
今回はまず、外構部分の植栽が彩られた部分を着目しました。
そして、勾配が付いている歩道と道路を剥がしながら、同じ勾配レベルで外構を設定します。
もう、この家は図面で修正しても。
何をどう修正したのか分からない位、普遍的なシルエットです。
なので、図面をCADで修正するより。
模型で修正した方のが、はっきりとイメージが湧くんですよね。
歩道レベルで敷地を造り直したら、今度は基礎部分を無くして。
およそ1M程度を後退させました。
つまり、一番手前の壁を支える基礎が無くなった事になります。
これを支える為に、基礎を下から支えるのではなく。
後方から出してくるキャンティにする事で、浮遊感を出すプランニングに変えました。
※キャンティとは?
本当はキャンティレバーって言うのだけど、方持ち式の構造って意味ね。
片方は固定、片方は浮いてる感じに成る事を指します。
そうする事によって、後退したキャンティのスラブ下には。
間接照明を計画しようと思います。
キャンティにした事により、浮遊感は出ますし。
歩道を歩く方の目にも優しく、柔らかい光が期待出来るんですね。
より、浮遊感を演出する事が可能となりました!
そして。
この立地ならではの問題。
海は見たいけれども、他からの視線も対策したい!
なので。
元々は大きめの開口としていたのですが、やっぱ止めーた(笑)
№9区画プロジェクトは3F建て。
そして海見えのバルコニーは3FとRFの二つにあります。
3Fからですと、目の前に家があったりで。
ほんの少しの部分しか、海の眺望は得られませんでした。
さらにRFの高さ制限がありますから、大した天井高さを取る事ができません。
それならいっそ、塞いでしまい。
洞窟の様な空間にする事によって、プライベート感を強く出そうと思いました。
そしてラタンチェアなどを数組置いて。
必要最低限の開口だけにする。
角があった道路側ビルトピンガレージ角の柱も。
角ではなくてRにしてみました。
上から下まで連続して行くRコーナー。
これ、悪くないと思います!
今回は基礎部分をキャンティにする事。
そして3FとRFのプラン変更。
一部角をRコーナーに変更。
これで構造計算に入れるかなぁ。。
うん、私の頭の中ではか・な・り・!!
完成が見えて来ましたよ〜
やっぱ、あれだな。。
マグロが頭から消えると、仕事も早いなぁ(笑)