横須賀市大津の大規模分譲地内での土地探し|どの物件を買ったらいいの?
今日はマメジに。
いやいや、真面目に建築屋さんとしてのブログを更新!
先日、開催させて頂いた見学会では。
石橋を叩いて、叩いて、叩きまくって。
しまいには、割ってしまう系の方が多くて。
その一週間後の週末は、見学会に参加された方の半数の方が。
中尾建築工房に再度の相談に訪れておりました。
そこで。
横須賀市大津の大規模分譲地内で。
土地を検討されている方が居りましたので、ちょっとご紹介を。
これね。
これから土地探しをする方。
もしくはすでに土地探しをしている方にとっては。
多分、参考になると思いまーす。
はい、場所はここね!
全部で56戸の大規模分譲地でございまーす。
まずね、家を建てるのに大津を選ぶと言う点で言えば。
私は大正解だと思います。
なんでかって?
だって、私は元々大津出身だからです。
私は小学校の4年生から、17歳までを大津で過ごしておりました。
その前は、隣町の三春町に居りました。
17歳以降は。。
私の都合で旅に出ましたが(笑)
まず、大津を選ぶ良い点で言えば。
駅は京浜急行線の大津、新大津、北久里浜、堀の内の4駅使えるって点。
一番近いのは新大津ですけどね。
さらに近くには平成町と言って、横須賀市の中では大型の店舗が増えていってます。
横須賀市のど真ん中にある横須賀中央駅にもアクセスが良いから。
居住するには最高の住環境になると思います。
夏になったら、伊勢町の海水浴場も近いですし。
潮干狩りなんかも、子供の頃には行っておりました。
で。
デメリットで言えば。
便利な分だけ、土地の価格が比較的高いのが特徴です。
ここで、横須賀市在住の方の平均年収をアップしてみましょう。
この年収ですと。
数千万円の自己資金が無い場合、この分譲地に家を建てるのは不可能だと思います。
今回、ご相談頂いた方の場合、ご主人の年収は素晴らしいですし。
自己資金も、私が見た限りでは潤沢です。
でね。
この分譲地を購入される方達には。
比較的、安価な物件を見る方も居れば。
何にも気にせず、日当たり良好、道路付け平坦、東南角地!!
そんな物件を、あっさり買う方も居らっしゃいます。
今回、何にも気にせず、日当たり良好、道路付け平坦、東南角地!!を選ぶ場合は。
私からど〜の、こ〜のを言うつもりはありません。
むしろ。
「さすがです!」
としか。
言葉が見つかりません(笑)
逆にね。
安価な物件ばかりを見ている方が、私は気になります。
それはなぜか?
最初の見学会の時点では。
前面道路からの接道長さが比較的短い旗竿敷地。
旗竿土地について詳しく知りたい方は、こっちのリンクを見てみてね!
さらにずっと奥に進むと、家を建てるのに有効な敷地は三角形の形状です。
私が見学会の際に相談を受けた時、ホントにこの土地が好きなのかなぁ・・
と、思えた土地でした。
なので、敢えて言いました。
「この土地、ホントにピンと来ましたか?」って。
ご主人は寛大で、奥様さえ良ければ!
的な、立派な方です。
そして選択権を持つ奥様。
や・は・り・
いざ、電話で物件の事を聞こうとすると。
「すでに一番手の方が申し込まれました」
となってしまい。。
一週間後になって、またまた別区画を検討したいと来られまして。
私が現場に行ったと言う訳。
この物件、かなり高い擁壁で土留めを作っています。
さらに、階段も結構長めの階段。
この分譲地の中では、高さ的にも最も高い場所に位置する土地です。
資金計画も聞いている。
だいたい、どうしたいかも分かってる。
それらを踏まえた上で、パッと見での私の意見は。。
無いっしょ。。
その理由はこの分譲地が大型分譲地でして。
この擁壁のある土地以外にも、土地はいっぱいある訳で。
この土地の反対側には、道路と平坦になっている土地がたくさんあるのです。
つまり、2回目に検討された旗竿&擁壁高しの物件は。
比較的デメリットしか見当たらない。
強いて言うなら、価格が安いと言う事だけ。
立地も高いから、東南の風が強く吹いたら。
北久里浜駅から新大津駅までの線路沿いに、突風が吹きます。
下手なうっすいガラスでは、割れないまでも恐怖は感じるかと。
裏手には、自然の山が。
まんま、残ってるから。
雨樋は落ち葉で詰まりたい放題になるので、対策が必要でしょう。
それ以外に重要な事は。
2回目に検討された旗竿&擁壁高しの物件はさ。
土地を買うと言うよりも、擁壁などの工作物を買う!
そう言ってるのと同じです。
コンクリートの耐用年数は、補償云々はさておいて。
50〜60年は持つでしょう。
もっと言えば、耐用年数を過ぎたとしても。
購入から100年までは、なんとかなるでしょう。
では、そのあとはどうなるでしょうか?
擁壁の定期的な保守点検、またはメンテナンスを継続して行くのか。
はたまた、ぶっ壊してやり換えるのか?
その費用は一体、いくら掛かるのか?
そして、100年後に自分たちは居ないとして。
その土地はお子さん、もしくはお孫さんの手に。
渡るのではないでしょうか?
つまり、買った価格は安いけど。
いずれ、そう言った費用も掛かる訳で。
擁壁をやり換えるなんて、上に建つ家も壊す事になるから。
ホントに、この土地が安いかどうかと聞かれれば。
私は安いとは思わないんですね。
それに、安い土地の方が外構工事も多く費用がかかるし。
平坦な土地であれば、外構工事もそこまでの費用は掛かりません。
売り出されている土地の価格は擁壁の土地の方が、平坦な土地と比較して500万円ほど安い価格の差。
平坦な土地を購入したとするならば。
もしも売らなければならない事情になったとしても。
割とすぐに売れてしまうでしょうね。
今回はあくまでもね。
平坦な土地でも。
もちろん、擁壁の土地でも。
どちらも買える方だから、敢えてしっかりとお伝えをさせて頂いたのですが。
なんでもかんでも、安い所を買わなければ!
無駄使いなんてしてはならないでしょうが!
なんて事を言ってると。
後々、後悔する事にもなりかねませんので。
長々とご説明をさせて頂きましたよー
奥様にね!
ま、あとは自分で決める事ですね!
多分ですけど、擁壁の土地は広いから、おそらくー
減免があったとしても、固定資産税は高くなるかもしれませんねー