葉山産のキンメダイ、クロムツ釣り|深場釣りの自己的こだわり
建築ネタではございませんので、ご興味の無い方はスルーして頂きたいと思います。
中尾建築工房で家を建てた、OB、OGオーナーの皆様の中には。
引き渡して数年が経過しても、未だにブログをご覧頂いている皆様が居らっしゃいます。
中でも、私が釣りに出かけて。
その釣果を食べてしまった方の中には。
「自分でもやってみたい!」
そう思う方も、出てくる様です(笑)
何せ、私一人の釣果では。
自分のところに来るのは、いつだろう・・・
なんて順番を待っているより、釣ってしまった方が早い!
と言う事なんですね。
今日も午前中に、設計開始前のヒアリングをさせて頂きましたが。
お土産にデッパツのクロムツ、金目鯛をお持ち帰り頂いたのですが。
まぁ、食べ方的には、こんな感じで召し上がって頂ければと思います。
クロムツの炙り
金目鯛の炙り
バーナーはあった方が良いかと思います!
と言う事で。
今回は私が挑んでいる、釣りの解析をしたいと思います。
この釣りで釣れる魚は下記の通り。
キンメダイ、クロムツ、アコウダイ、スミヤキ、メダイなどが釣れる深場の釣りになります。
どの位深いのかと言いますと。
ざっとですが、水深は400〜500mあたりと思って頂ければ良いかなって思います。
私の電動リールに巻いてあるPE(道糸)の長さは、700m巻いてあります。
糸フケと言って、潮に圧されると。。
必ずしも、PE(道糸)がまっすぐに立つ訳ではございませんので。
100mは余力で巻いてあるんですね。
キンメダイやクロムツなどなら、600m巻いてあれば大丈夫。
でも、アコウダイを本格的に狙うなら、+100mの700mは必要って感じ。
まぁ、最初はレンタルタックルがありますから、これらの能書きは必要ありません。
着底したら、そこから船頭の指示される棚(底から10とか30とか)に、ご自身の仕掛けをあげれば良いだけ。
そして仕掛けなのですが。
私はアコウダイを専門で狙う時のみ、仕掛けは自分で作ります。
でもキンメダイやクロムツなどなら、既製品の仕掛けで良いと思ってます。
私が使っている仕掛けはこちら。
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この仕掛けは、下田漁具の仕掛け。
この辺の上州屋さんとか、釣具のポイントには売ってないです。
なので、私は釣具のポイント港南台店か。
磯子のキャスティングまで、買いに行くか。
サザンフィッシングで買うか。
近くのポイントで、お取り寄せしてもらったりしております。
で、仕掛けの針数なんですけど。
既製品のまんまだと、針数は10本。
私はその日によって、針数を12本まで増やしたりしています。
この釣りは、一番下にオモリを付けるのですが。
オモリが着底して、そこから1m巻いてしまえば。
海底から17mまでは、この仕掛けで魚を探れます。
ですが。
海底から20m付近で喰い出す事もありまして。。
+2本の針数を足すと、底から20mを探れてしまいます。
その日の活性で、底で喰うのか?
はたまた底から20〜30mの中層で喰うのか?!
なるべく広範囲で、探れる様にしてると言う事なんですね。
針数を多くすると、その分は仕掛けを裁くスキルも必要になりますので。
最初は、こんな感じの仕掛けでも良いかと思います。
全くやった事の無い方であれば、6本とか8本も針数があれば十分。
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確か、この仕掛けなら。
この辺りの釣具店でも売ってます。
船宿さんでも売ってるから、仕掛けについてはさほどこだわる必要な無いですかね・・
この仕掛けになると、私の仕掛けよりも短くなりますから。
底付近で喰わなければ。
仕掛けの長さを覚えておいて、棚を上げてみるとか。
そんな感じでやれば良いかと思います。
どちらかと言えば、針数と言うよりも。
朝一番の投入は、魚が喰ってくる率の高いボーナスタイムですので。
仕掛けをより綺麗に投入する事の方が、釣果アップの課題になります。
そして。
くれぐれも、オモリを底に置きっぱなしにしない様に。
船は止まっている様で、実は流れておりますので。
オモリを置きっぱなしにすると、周りの方と絡んでしまいます。
ですんで、少なくとも必ず底から1mは上げる。
また、船頭の指示で。
「下から5mはスカスカだからねー」
と言ったアナウンスがあった場合。
これは魚群探知機の反応には、底から5mに魚の反応が無い。
だから、少なくともオモリは底から5mは上げておいてね。
と言う意味になります。
これらは忘れないで頂きたい。
同じオモリのサイズで、オモリが浮いていれば。
周りの方と絡む事もありませんので。
下手すると、オモリが根に引っかかって。。
無くなっちゃいますからね・・・
竿とリールもレンタル出来る。
オモリもレンタル出来る。
仕掛けは船宿でも、釣具店でも買える。
ここで用意しておいた方が良いのは、この三つ。
◎スペアのハリス
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この釣りは、歯の鋭い魚が掛かる釣りでもありますから。
仕掛けを上げて来ると、ハリスが切れて。。
先端の針が無くなってる。
そんな事がよくある釣りです。
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クロムツなんて、これもんですもんね・・・
そんな時、とっさに古いハリスをミツマタから切って。
画像の様な、予備のハリスを持っておくんです。
予備のハリスは、すでに針が結ばれておりますので。
その場で、ミツマタにハリスを深海結びすればOK。
これが無いと、仕掛けをどんどん変える事になるから。
手痛い出費になる前に、スペアのハリスを用意して結んだ方が効率良いです。
◎ヨリトリリング
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このリングは、仕掛けを投入する時。
そして仕掛けを回収する時。
どちらも活躍をします。
仕掛けを投入する際は、竿尻かハンドル。
どこかに引っ掛けておいて、仕掛けをピンと張る事が出来るんです。
また、回収時には竿尻かハンドルに引っ掛けておく事によって。
仕掛けを回収しやすくなるんです。
使わない人も居るけど、私的にはあった方が良いですかね!
◎ハサミ
これはハリスを結ぶ時に必要になるので。
ハリスが切れるハサミなら、なんでも構いません。
ここまでは、仕掛け等の準備のお話。
次に餌。
船宿さんでは、サバの短冊餌が付いての料金ですので。
特に餌を自分で買わなくとも、全然構いません。
ですが私には、私なりの持論がありまして。
私は必ず夏から秋にかけて釣った、ヒラソーダの冷凍保存済みを1本。
スーパーで購入したサバ2本。
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これを持参して、船に持ち込みます。
本当はカットしたヒラソーダと、サバの画像も載せようと思ったのですが。。
携帯の充電に失敗しまして。
電池切れになってしまいました・・・
強いて言うなら私の餌は、長くて幅広。
長さも10センチ以上にして、幅は15ミリくらいにしています。
餌の付け方は、下からソーダ餌、次にサバ餌。
この様に交互に付けております。
最近では、船に乗り込んでから餌切りを開始します。
普段は仕事してますので、餌を切る時間がありません・・・
そう、ここで持論なのですが。
深場の釣りになりますから。
切り身餌の銀色部分のフラッシング効果を上げる。
この為にやっているのは、皮の方には塩をつけない。
逆に身の方には、塩をして切り身餌を締める。
皮側に塩をつけると、光り方が弱まる様な気がしています。
けれども身の方を締めない事には、柔らかすぎて餌も取られやすくなります。
なので身の方には、塩をして締める。
そして。
切り身餌は、船宿餌よりも大きく。
そして分厚くカットする様にしています。
理由は400〜500mも深海に行けば。
水圧の都合で、餌は確実に小さくなるはず。
私は葉山の海を潜るダイバーだったので、水圧は実際に体感済み。
40mも潜れば、かなりの圧の変化が分かります。
この釣りは、深さだけでもその10倍。
餌だって、キュッっとなるのは間違いないはず。
なので、大きく長めにカットして。
キラキラ、光〜の。
魚を匂いで寄せる為に、厚めにカットする。
イメージ的には、こんな感じをイメージしております!
ま、どの釣りでも同じだと思うのですが。
デカい魚は、デカい餌に喰う。
これも私の持論であります。
小さいキンメを数釣っても、あんまり嬉しくありません。
むしろ海に返してあげて、大きくなるのを待った方が個人的には良いです。
それでも大きな餌に喰って来てしまう、小キンメも居ますけどね・・
参考までに。
針は皮側から刺しまして、身の方に出すチョン掛け。
太刀魚釣りの様に、餌を縫ったりしません。
プスッと刺すだけと、覚えておいて下さい。
そして初めての方であれば、なるべく胴の間や後方に釣り座を構えた方がよろしいかと思います。
なぜなら、前から順番に仕掛けを投入して行くのですが。
前の方が投げたら、数秒待ってから次の方が投入します。
特に前の方には。。
船頭は魚群探知機や潮の速さ、風の強さ。
さらに中層の邪魔する魚群の反応を見ながら投入場所を決めます。
良し、ここならっ!
そんな場所を見つけたと同時に、エンジン音が変わり。
いきなり、船頭からアナウンスが入りますので。
「前の方から順番に投入して行きます。
一番前の方、どうぞ〜♪」
「はい、二番目〜♪」
「はい、三番目〜♪」
と言う感じで、どんどん仕掛けが投入されます。
いきなり一番前で、ずっこけてしまうと。。
おそらく、トラウマになりかねませんので。
胴の間か後ろの方で、順番を待っていた方が良いかと思います。
実際に仕掛けを投入した後は。
着底して、アタリが無い時は。
1mずつ、仕掛けを上げて行き。
魚の反応を探ります。
竿先に小さいアタリがあった場合。
私はその場でステイします。
魚のアタリが大きめの時は、上層で掛かったと思う様にしてますので。
アタった所から、幹糸一本分の1.5mを巻き上げます。
そしてステイ。
読み通りに再度のアタリが出ますと、追い食いしてると判断して。
さらに、幹糸一本分の1.5mを巻き上げます。
これを繰り返して、仕掛けに魚を付けるのがこの釣りのポイントです。
1日で8回から10回の投入ですから、出来る限り失敗は避けたい所です。
常に竿先を見て、オモリが着底してないか。
海底は常にフラットではなく、上がったり下がったりしてますから。
棚は上がりすぎて無いか?
これをしっかり確認するのもポイントです。
仕掛けさえ入れれば、魚が付いてくる。
そんなビキナーズラック的思考では釣れませんので。
常に竿先を監視する事をお勧めしたいと思います。
最後に。
私がこの釣りを教わったのは、長三朗丸の大船頭から教わりました。
私が未だに守り続けている、大船頭からの教え。
それは。
「誰よりも、遠くにオモリを投げた人が釣る」
です。
長い仕掛けを絡む事なく、深海まで綺麗に落とせ。
と言う事だと思います。
ですんで。
私は常に遠くにオモリを投げる様に練習しております。
この動画はアコウダイ釣りの時ですが、キンメやクロムツでも投入や仕掛けを送る動作は一緒。
ヨリトリリングの使い方も、動画で見る事が出来ますよー☆
なので、行かれる方は参考までに見てみて下さい。
私みたいにクレイジーな釣り人になると、このいきなり投入をやりたくて。
比較的、前の釣り座になる事が多かったりします(笑)
うまく行けば。。
ご覧の様な赤い魚のオンパレードで、大漁ゲット出来るかもしれませんよー☆
平成町のサンワでも、同じサイズのキンメダイが売っておりましたが。
1尾、9,000円超えてましたからね・・・
こんな値段で買ってなんか要られません・・
また後日、同じスーパーに行きましたら。。
半身ではなく、5枚おろしの1枚に切り分けされたキンメがこの価格。。
マジか・・・
絶対、買いませんけどね・・・
自分で楽しく釣った方が、全然良いかと思いまーす☆
と言う事で、冬の葉山産のキンメダイ、クロムツが釣れる深場釣り。
私の自己的こだわりは、こんな感じでございました☆
これから深場の釣りを始められる方、どうぞご参考になさって頂ければと思います。
ちなみに。
これは深場の魚をお持ち帰りになられた方から、後ほど送られて来た画像。
これはクロムツですが、脂の乗り具合に驚かれた様子(笑)
ムスコさんも、今年で一番幸せ〜と言っておられたそうです!
冬には冬にしかない、美味しい魚もおりますし。
夏には夏にしか釣れない魚もいます。
夏になったら、カツオ釣りなんかも面白いかと思いますよー☆
こちらも動画貼っておきますので、よろしければご参考に!