寝室のフローリングに布団敷き|布団にカビが生える理由とは?!
実はこんな相談を受けました。
借家の寝室がフローリング床で、そこに直接布団を敷いて寝てるんです。
布団を翌朝上げると、フローリングが濡れてるのですが・・・
ふーん、そうなんだぁ。。
まぁ、その。
建築的目線で言えば、単純に。。
結露。。かな・・・
と思うのですが。
そこで寝室の状況を詳しく聞いてみた。
寝室は北側。
季節は冬。
1Fのリビングには吹き抜けがあって、暖房設備はエアコン。
寝室は特に暖房をつけずに、息が白くなる中。
布団をかぶって寝てるらしい。。
そもそも結露と言うのは。
外は寒い
家の中は暖かい。
そして湿気は盛りだくさん。
これらの条件が重なりまして、結露が発生する。
これが一般的な、結露のイメージだと思います。
なので、注文住宅を建てる!今の家の嫌な部分あるある〜♪
な、お言葉は。
「結露はしないですか?」
「窓の拭き掃除が大変なんですー!!新しい家なら改善されますか?」
これ、よくある質問です。
結露について、真面目な話をしようとするとですね。
露点温度について、解説する必要があるのですが。。
それを言っても、耳にしっかりと入る方って。
そうそう、居ないと思うんです。
おそらく。
「もっと簡単に言ってよ!」
イラッ!!
となるでしょうから(笑)
温度と湿度のバランス。
とでも言いましょうかね。
このバランスが取れているなら、結露はしないのですが。
バランスが崩れると、結露が発生する。
そんなイメージで良いかと思います。
ある温度によって、一定数以上の湿度があれば。
結露が発生しますし。
ある湿度によって、一定数以上の温度になると。
やっぱり結露は発生します。
その結露が発生するのは露点温度。
と言ったりします。
こんな感じね。
住宅において、結露が発生しやすいのは。
窓のイメージが強いかと思います。
でも、結露は窓だけに限らず。
家の至る所で出ても不思議ではありません。
例えば、外壁が直張りのサイディングやモルタルなら。
外壁の表と裏側で、結露は発生するでしょう。
今時、こんな施工をしてる会社は無いと思いますが。。
これでは結露が避けられませんので。
中尾建築工房は、手間でも通気層を入れて。
無垢のざら板を、何枚も貼り合わせて下地を作っております。
結露に対する対策としては。
換気や通気。
除湿。
断熱。
これらが有効な対処方法になるのですが。
話の内容だと、寒い部屋で布団にくるまってる訳でしょー
そこで換気や通気なんてしたら、おそらく風邪引くし(笑)
除湿器で湿度を下げるのは有効だけど。
断熱の対策は、借家だしねぇ。。
工事はしない方法だとしても、人間の体温下げる訳にも行きません(笑)
とするならば。
おそらく冷たいフローリングと、布団の接点が結露を起こしてると思われますので。
布団の下に、ホームセンターで売ってるスノコを敷く。
これがてっとり早い方法かもしれません。
そもそも、フローリングはベッドで寝る文化。
日本人は畳の部屋で、布団を敷く文化。
これが入り混じってしまった事から。
こんな問題になったりするんだと思います。
畳はもともと、寝汗を吸収する。
そんな事もありますから、半年に一度は畳干ししたりもしてましたよね。
でも、寝汗にしたってせいぜいコップ一杯。
カビが生えるほどなら、寝汗だけなはずがありません。
なので、とりあえずは。
お金のかからない対策でよろしいのではないでしょうか?
あとはね。
今、住んでらっしゃる家と。
これから建てる家とでは、性能面が全く違います。
除湿器の役割なんて、室内の珪藻土がやってくれますし。
断熱もしっかりとしてますし、窓の断熱欠損も。
窓の性能がすごいので、このあたりも今の家とは違います。
なので、なるべくお金をかけずに対策するならば。
とりあえず、すのこ敷きが一番かなと。
倉庫によくある、パレットでも良さそうですけど。。
ここはやっぱり、いずれかの通気の対策をするとして。
カビなどが生えない、暮らしをされた方がよろしいですね!
と言う事で寝室のフローリングに布団敷き|布団にカビが生える理由とは?!
原因は、露点温度に達した事による結露。
なのだと思いまーす。
そんな事より私は。。
すき家でお昼ご飯を食べてたら。
「牛皿三倍盛り、ご飯大盛りで!」
その注文を横目で聞いて、そんなメニューがあるんだ・・・
そっちの方で、驚いてしまいました(笑)