横浜や湘南に新築の一戸建てを建てる〜お勧めするのは自然素材の家〜
神奈川県内で住みたい町と言えば、真っ先に横浜市が挙げられるでしょう。
横浜市は2018年の住みたい街ランキング第一位を獲得するほど、全国的に人気のある自治体です。
そして横浜の魅力と同じ魅力のある地域が、神奈川県内にはもう一つあります。
海や山と言った自然な環境が残る湘南です。
どちらの地域も自然が隣接してますので、子育て世代が住まうには絶好のエリアとも言えるでしょう。
そんな地域に住まうなら、どの様な新築一戸建てが良いのでしょうか。
横浜や湘南で自然素材の家を建てている中尾建築工房から、あなたにぴったりの新築一戸建ての家を解説したいと思います。
1.横浜や湘南はどんな環境?
まずは横浜や湘南の風土を、知って行く事から始めたいと思います。
横浜市は2018年の住みたい街ランキング第一位を獲得するほど、全国的に知名度の高い自治体です。
都内ほどごちゃごちゃしている訳ではなく、自然な環境にも近くて近代的な都市部もある。
そんな部分が、横浜の人気が高い証拠でしょう。
では横浜市は全体的に見ると、どの様なイメージなのでしょうか。
■横浜市
横浜市(よこはまし)とは、関東地方南部、神奈川県の東部に位置する同県の県庁所在地である。政令指定都市の一つであり、18区の行政区を持つ。現在の総人口は日本の市町村では最も多く、四国地方に匹敵するおおよそ374万人であり、1府37県の人口を上回る。人口集中地区人口は東京23区(東京特別区)に次ぐ。神奈川県内の市町村では、面積が最も広い。市域の過半は旧武蔵国で、南西部は旧相模国(戸塚区、泉区、栄区、瀬谷区[1]の全域と港南区の一部)。
幕末に開港された横浜港を擁する港湾都市であり、外国資本が積極的に当地に進出(詳しくは後述)。そのため近代日本において有数の外資獲得力を誇った。その過程で形成された横浜中華街などは観光地にもなっている。関東大震災後は政府による積極的な振興政策により、京浜工業地帯の中核都市となった。
横浜都市圏として企業・商業集積を持つ一方で、東京都へ多くの市民が通勤・通学するベッドタウンでもある。※ウィキペディア(Wikipedia)より抜粋
この様に横浜市を見てみると、やはり港横浜と言われるのが理解出来ると思います。
横浜市の東部は、全て東京湾に隣接しています。
港湾都市として栄えた横浜港はほぼ平坦な場所が多いのですが、そもそも住宅地として開発される以前は丘陵地帯が市内の半分を占めていました。
丘陵地帯を無駄の無い様に宅地開発をしていますので、横浜市は海と山に囲まれていると言う立地になります。
一部に平坦な場所も存在しますが、ほとんどが商業地域で埋め尽くされております。
高価格帯のマンションならいざ知らず新築の一戸建てを建てるのならば、必然的に丘陵地帯を開発した住宅地になるでしょう。
横浜市内は市街化調整区域なども多く残る自治体です。
豊富な緑と海に、隣接している地域と言えるでしょう。
それでは次に、湘南を見てみたいと思います。
■湘南
湘南(しょうなん)は、神奈川県の相模湾沿岸地方を指す名称である。語源は、かつて中国に存在した長沙国にあった洞庭湖とそこに流入する瀟水と湘江の合流するあたりを瀟湘と呼びその南部に似ていたことから瀟湘と(洞庭)湖南より一字ずつを取り湘南としたとされている。なお、瀟湘は、現在の湖南省南部地域の地名である。
湘南の命名に中国が関係していたのには、私も思わず驚いてしまいました。
湘南と言えば誰もが想像するのが、海と言っても過言ではないでしょう。
「週末のドライブなら、湘南に行こう!」
季節によっては、そんな方も大変多いと思います。
相模湾沿岸地方であるため、湘南の南面は全て相模湾に覆われています。
さらに湘南新宿ラインに乗りますと、JR線路の南側は海です。
その反対の北側は、小高い山々を見る事が出来ます。
横浜は東京湾に隣接していて、豊富な緑と海に隣接している地域。
湘南の南面は全て相模湾、JR線路の北側は小高い山々。
どちらも海と山に囲まれている地域と言えて、都心へのアクセスが大変良い地域と言えます。
2.海や山が多い近い事でのデメリット
それでは横浜や湘南のメリットでもある海や山。
海と山が多い事でのデメリットを、ここで挙げてみる事にしましょう。
前章で横浜市は、丘陵地帯を開発した住宅地が多いと言う事をご紹介しました。
丘陵地帯は高さにより、どうしても急な坂を作らないと登れない場所も存在しています。
コンクリートをドーナツ型に凹ませた舗装を、ご覧になった事は無いでしょうか。
真空コンクリート舗装と言うのですが、急な坂道の場合はアスファルト舗装では滑ってしまいます。
そのため横浜市内では多くの坂で、滑らない為の真空コンクリート舗装がなされています。
もともとは丘陵地帯を住宅地としていますので、横浜市は坂道が多いと言えます。
海に近くて山が側にあると言う事は、海と山からの湿気の影響を受ける事になります。
もしも仮に横浜や湘南にお住いであれば、自転車のサビなどを気にされた事は無いでしょうか。
湿気が多い場合は、お住いのクローゼットや下駄箱、壁紙の部分にカビが生えたりする原因になります。
丘陵地帯に家を建てると言う事は、必然的に土留めや擁壁が必要となります。
多くの土留めや擁壁は、コンクリートで造られています。
コンクリートは蓄熱性が大変高いので、夏場はとても暑くなります。
反対に冬場にコンクリートに囲まれていると、冷たい熱を取り込みますので大変寒い環境になりやすいです。
あまりにもコンクリートが多い場所は、熱の影響を多大に受けると言う事を覚えておいてください。
丘陵地帯の最も高い部分ならまだしも、山の中腹だったり麓に位置する場所は絞り水の影響を受ける事になります。
麓の部分は概ね平坦な道路ですから通勤や通学、買い物などでは便利になります。
ただし家を建てる場合は、どうしても絞り水の影響があります。
家を建てる際には、地盤の改良工事を要する場所も多々ある事を覚えておいてください。
海に近くなれば、それこそ塩害の影響を大きく受ける事になります。
住んでみると分かるのですが、自転車やバイクに趣味の物など。
大切にされていて、サビやすいモノは外に置いておく事も出来ません。
塩害は家にも大きな影響をもたらします。
横浜や湘南に家を建てるなら、塩害対策をしっかりとした新築の一戸建てにする事が大切です。
海や山が近い事でのデメリットは、誰もが嫌がる湿気やカビの元になる事が分かりますね。
それでは横浜や湘南に住む為に、湿気や塩害の対策はどの様にすれば良いのでしょうか。
3.湿気や塩害の多い横浜や湘南に一戸建てを建てるなら
この画像の家は、横浜や湘南の湿気に対応した下地で建てている家です。
工事中と完成後の画像を貼り付けてあります。
家は完成してからだと、内部はどの家もどうなってるかは分かりません。
ですが横浜や湘南に暮らす上では、最も手を抜いてはならないのが湿気や塩害の対策を取る事です。
私はもともと現場で家を建てていた、大工の棟梁にまで上り詰めた人間です。
多くの古い家を自らの手で触って来た経験から、手を抜いてはならない部分を体で覚えて来ました。
多少手間ひまが掛かったとしても、これらの作業は必須だとも言える部分です。
では、どの様な対策をすれば良いかをご紹介して行きましょう。
何も特殊な建材を使う訳ではありません。
自然の木と自然の空気の力を利用する下地を造れば良いのです。
画像ではあらしと呼ばれる、外壁の下地を作っている最中です。
材料に無駄が出ない様、短くカット出来る部分は一番最後に回して張り上げて行きます。
その裏には通気を促す、縦胴縁を打ち付けています。
縦胴縁の厚みの分だけ外壁の裏側には、自然の空気を入れる事が出来ます。
すると外壁が結露をしても、外壁表面と裏面に発生した結露水は下へと流れてしまいます。
これがある事で、湿気を家に取り込まない壁体内結露を避ける事が実現します。
※間違っても外壁下地に合板は避けましょう。
耐力壁で貼られた合板は、非常に水に弱いです。
結露水で合板の糊切れが起こったり、外壁が大きく反り返る要因になります。
必ず自然の無垢の木で行う事が大切です。
海の見える場所などでは、もれなく塩害の影響を受ける事になります。
さらに海からの照り返しがある事によって、外部周りの素材が痛みます。
どの様な素材を使ったとしても、塩害対策が完璧な素材はありません。
ですから家のプランニングをする上で、天然の雨が降った時に塩害を流せる作りにする事が大切です。
でないと常にメンテナンスに追われる日々になりますし、休日が休日にならなくなってしまうかもしれません。
塩害の有りそうな場所に新築の一戸建てを建てるなら、必ず塩害対策に詳しい専門家に依頼をする事が望ましいです。
湿気や多い場所では、必ず選んで頂きたい素材があります。
それは室内の空気を調湿する性能を持つ素材と言う事です。
フローリングであれば杉や檜、ヒバなどが良いでしょう。
壁であれば漆喰よりも珪藻土の方が、調湿効果が高くなります。
クローゼットの中や、土間収納の様な湿気の有る部分に塗るのは有効です。
各居室の壁だけで終わらせるのではなく、天井にも塗りましょう。
面積が増える事によって、大量の湿気を同時に調湿する事が出来ます。
間違っても天井やクローゼットは壁紙、もしくは合板と言うのは止めましょう。
壁紙も合板も、いずれも調湿をする性能を持ち合わせてはいません。
むしろカビの温床になりやすい事に繋がりますので、絶対に避けた方が良い事を覚えておいてください。
※壁体内結露が起きてる家では、全てを調湿するのは無理があります。
壁体内結露をおこなさい通気を作りつつ、室内の調湿が出来る素材を選びましょう。
4.横浜や湘南に建てる新築の依頼先はどう選ぶ?
横浜や湘南で新築の一戸建てを計画するなら、地元の風土を知る依頼先に相談をするべきです。
と言いたいところなのですが。
最も重視しなくてはならないのは、あなたの不安に思う話をしっかりと聞いてくれる依頼先を選ぶのが一番です。
なぜなら家は、人生の中で一番大きな買い物です。
せっかくの大きな買い物なのに、楽しめなかったり、納得出来ない様では本末転倒です。
その上で、ここでまとめた内容も併せて相談する事が望ましいと思います。
なぜなら家づくりと言うのは、ある意味で相性と言う部分もあったりします。
仮に地元を知り尽くていたとしても、あなたの話をしっかりと聞いてくれないのでは。
それこそ楽しいはずのプランニングが、ちっとも楽しくないなんて事にもなり兼ねません。
ですから最も大事なのは、しっかりと話を聞いてくれる依頼先を選ぶ事が大切です。
話を聞い入れて、それをどの様に実現出来るかの、道標を教えてくれる建築家を頼る事が一番です。
選んでも良い依頼先は説明をしましたから、選ばない方が良い依頼先をここに続けて書いておきますね。
話をしてみて、押し付けがましい感じがするなら止めておきましょう。
あなたが建てる新築の家は、工務店の施工事例に乗せる為のモノではありません。
あなたやあなたの家族が納得して、居心地良く住める為に建てるのです。
あまりにも自社のデザインを強要する様な、押し付けがましい依頼先は避けた方が賢明です。
逆にその会社のデザインがお好きなのであれば、それは構わないと思います。
「ここは、こうしてもらいたい」
あなたの要望を言ったとしても「そう言った感じのはやりたくないんですよねー」と流す依頼先も止めた方が良いです。
柔軟に話を聞いてくれる訳ではなく、見下した感を感じるなら尚更です。
建築家の職業は、基本的に先生と呼ばれる職業です。
何社も廻って家を建てたOBオーナー様の中には、結構な頻度でこの様な内容の話を聞く機会がありました。
でも実力のある建築家ほど、施主に対しては見下したりなどしません。
そして、お客様、お客様アピールもしないと思います。
一番良いのは、施主も建築家も対応である事。
その上でじっくりと話をしたり、相談したり、提案するのが望ましいのです。
一番健全であるとも言えます。
これはもう問題外になりますが、意外にも多いのがこのパターンです。
案も大した事がなく、見積もりの価格も住宅業界ならではの入り口価格。
これではあなたが一大決心をして、新築一戸建てを建てる計画が楽しい訳がありません。
かえってストレスになるだけですんで、契約を促すタイプの依頼先は止めておいたほうが賢明と言えます。
「僕らの予算は○○○○万円なんですけど。」
この瞬間、態度を変える依頼先もNGです。
本当にその予算で出来ない場合は、その説明をしてくれたり。
または自分のところでは出来なくとも、せっかく電話をしてくれた方を無碍にする訳にもいかないでしょう。
ちゃんと話を聞いた上で。
「その予算なら、こんな会社もありますよ」
と教えてくれる方が、まだ良心的だと思います。
お金の事で態度を変えるのは、基本的に自己中心的な提案をする典型例です。
あなたの予算を大切にするより、自社のデザインにお金を回そうとしている事が多いと思います。
先に謝っておきます。
その様な態度を取る依頼先は、同じ業界内でも多々耳にする事があります。
間違ってもこれらの依頼先には、依頼をしない様にしてくださいね。
5.まとめ
いかがでしたか。
横浜や湘南に新築の一戸建ての家を建てるなら、絶対に後悔しない家を建ててください。
後からカビや湿気の問題が起きたりする様では、それこそ本末転倒です。
あなたの要望をしっかりと把握し、その望みを実現してくれる建築家を頼る事が大切です。
もしもあなたの周りにあなたの家づくりを手伝ってくれる方が居なければ、中尾建築工房にお任せください。
元大工棟梁の社長が、失敗や後悔させない家づくりをご提供差し上げます。
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