施主施工の珪藻土壁・天井塗り|三浦市初声町『サーファーズHOUSE』編
昨日、中尾建築工房に家作りの依頼のあった方を現場へとお連れさせて頂きました。
中尾建築工房では、まず依頼される前に現場を見て頂きたいとお話をしております。
その理由としては、やはり家と言うのは様々なハウスメーカーや工務店があり、価格の出し方、家造りの進め方もそれぞれ違っているからです。
それにカタログ等は、今時IllustratorやPhotoshop、ありとあらゆる加工ソフトがありますから、いくらだって良く造れてしまうんです。
でも唯一、加工が出来ないのは実際に建てている現場であって、ありのままが見れるんですよね。
その現場の見積もりだったり、仕様だったり、間取りだったり。
いろんなご家族の方から中尾建築工房に家造りを依頼されておりますから、その人その人のこだわり度合いが違う訳なんです。
そんな理由がありまして、すでにお決め頂いている場合でも『すんませ〜ん、ちょっと現場見てもらってからでいいっすか?』って感じのお話をさせて頂いている訳ですね。
そう、そんな週末の日曜日、一番完成形に近い三浦市初声町のお宅に伺ってみました。
現場に行きますと、お休みの日だと言うのに、作業着を来た人が居りました。
決して全国指名手配犯ではございません(笑)
中尾建築工房の職人さんは、基本的に日曜日は現場はお休み・・
では、一体誰なのか?
えぇ、もちろん存じておりますよー
こちら、このお宅のオーナーご主人でございます!
もう、この格好も見事、板についてきたと言いますか、左官店に転職する事も出来るんじゃないかと言わんばかり似合った格好だと思います。
このまんま現場からご自宅に帰って頂いて『風呂っ!、酒っ!!、飯っ!!!、寝る・・』って言って頂ければ、立派な左官屋さんの出来上がりだと思います(笑)
昔は職人さんの家なんて、みんなこんな感じの親方ばかりでしたから、職人さんの奥様がたは相当大変だったと思います。
今、こんな事を言ったら、玄関で干されちゃいますもんね・・・
さて、そんな冗談は置いておきまして、作業の邪魔はしない程度に現状の現場を見学させて頂きました。
ちょうど、階段室の壁にアクセントを付けて、カラーウォールで仕上げてみたそうです。
『社長、ちょっとやったばっかりなんですけど階段室見てください!』
そう言われて拝見しますと、黄色の壁が出来上がっておりました。
ちょっと私の腕が動いたせいか、ピンぼけになってしまいました。
でも黄色に塗られた珪藻土の壁が見えますよね。
サーフィンはしてませんけど、サーファーズHOUSEですから、マリンランプが良いアクセントになっております。
これね、アクセントでカラーウォールを入れるのは、割りと良い事だと思います。
ちょっとテクニックが必要なんですけど、メリハリを効かせる事が出来ますし、施主施工で作業を行う珪藻土の壁・天井塗りであれば、自分が珪藻土を造る際にカラー調整をするだけで可能な訳で、ちょっと頑張るだけで、まさに注文住宅と言える仕上がりになりますもんね。
多分、お友達とか呼んでみれば『わ〜、いいな〜』なんて言われたりとか、簡単な割に反響はあると思いますよ。
こちらのお宅はカラーウォールが2Fにもありまして、お子さんの部屋の壁の上部になにか書いてあります。
こちらもピンぼけになってしまっているのですが、大きな家ですんでご主人だけだと作業は大変。
なのでお友達にも来て頂いて、お手伝いをしてもらったそうなんです。
その記念として、お友達のアダ名が書いてあるみたいなんですね。
まあ、こんな感じでお友達に書いてもらっても良し、家族で手形を押すなり、名前を入れるのも施主施工ならではの記念となりますよね。
そしてある程度、現場を見てもらい、なぜ中尾建築工房の建物の造りがこの様になっているか、素材をどうしても減らす方向に向けられないのかって説明をさせて頂きまして、後はある程度自由に見ていただこうと思っていたら・・・
なぜかこちらのご主人が作業をせずに、何故か一生懸命に説明を始めております。。。
それは。。
おそらく私が説明する様な話かもしれないけど、本人喋っちゃってるから・・・まぁ、いっか(笑)
この現象と言いますか、面白い話なんですけど、施主施工をされたお宅でも、そうでないお宅でも、家に対しての想いがやっぱり強い方が中尾建築工房にお越し頂いているみたいなんです。
んで、自分のこだわりをアピールするかのごとく、割りと見学だったり、取材だったりの時も、私が説明するんじゃなくて、オーナーの方が説明をされる事がとっても多いんです。
あ
ちなみにこの辺りで賄賂とかは一切発生しておりませんので、あしからず(笑)
こちらのお宅もサーファーではないけれども、サーファーズHOUSEですから、やっぱり型から入っているだけに、充分こだわり具合を知ってもらいたい部分もあるんでしょうね。
こうして週末の見学を終えたサーファーズHOUSE現場。
引き渡しは予定通りに行う形で、あともう少しのラストスパート状態です。
もしも最後の最後に心が折れそうになったら、いつだって私に連絡をして頂いて構いません。
その時には。。
私がバレーボールをたくさん持参して・・・
この現場自体が、上中バレー部練習モード状態になる事は、おそらく間違い無い事でしょう(笑)
うん、青春時代ってとっても楽しい想い出ですよね☆