逗子に建つ湘南モデルハウス|プレカット図チェックの巻PARTⅡ
前回、私があんぐりした感じで見ていたプレカット図(笑)
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プレカットについては、前回記事にて詳しく書いてありますので、そちらをご覧ください。
逗子に建つ湘南モデルハウス|プレカット図チェックの巻
補正したモノが帰ってきましたので、再度の考察。
まずは平面図とプレカット図を、各フロアごとに重ねまして。
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余分な部分は全て切り取り、必要な部分だけを見やすくしております。
なんでこんなことをするのかって言うと。
余計な情報を見てるとね。
それが邪魔して、細かい部分の確認が出来なくなるんです。
なので、要らない部分はポイしてしまうのですね。
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こうすると。。
肝心な情報だけに集中出来るって訳。
特にこの建築物に関しては、細かい部分が大切になってきますので。
余計に集中しないと、見る部分もしっかり見れなくなってしまいます。
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こうやってみると、プレカット図と平面図の相違がはっきりと分かる!
完全にライトコート(半屋外)になってるけど、なぜか構造材が入ってるし(笑)
そこはお外ですから、構造は要らないのですが・・・
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また、この様に曲線を出していく部分の構造に於いては。
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プレカットにより出してもらった図面に落書きを。
赤い部分は構造をこの様に出してもらう様に。
そしてグリーンで着色した構造は要らないと言う様に。
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この赤い梁材は枕梁と言う梁。
先ほどの構造を受ける材になるのですが、梁の下に梁を入れるので。
その分、下階の高さに影響をしてくるのです。
ここはちょうど玄関部分に絡んでくるところになるので。
梁成を小さくして、かつ強度も上がる様。
大黒柱の様な材を作って、受け持たせる様に提案をしている感じです。
構造計算上は成立しても、後の現場で収める部分は。
現場上がりの私の強い部分でもあります。
私とプレカットとで製作する構造図を、再度構造設計の先生にお渡しする事で。
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この様に、曲線を主体とする建築物が成立するんですね。
これは元古河電工さんの塔屋部分から見えるであろうアングル。
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そしてこちらは、長柄のトンネルを通過したら。
右側にそびえ立つアングル。
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そしてこちらは、目の前になる牛タン屋さんから見たアングル。
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これは大屋根を外して拡大したモノ。
この湘南モデルハウスの特徴は曲線。
さらに大屋根には雨樋を設けず、軒先のスタイリッシュに仕上げる事を目的としています。
軒の天井部分も曲線。
軒先にも雨樋無し。
通常の建築物とは、全く違う造りになっておりますが。
こんなところも、私的にはとことんこだわっていきたいのだ(笑)
だもん、なかなか終わらない訳なんだよな・・・