建築資材はどうなった?!
中尾建築工房では葉山や鎌倉、横須賀、横浜、三浦、藤沢にて各現場が動いています。
震災の影響で『建築資材が入らない。。』など、多くのハウスメーカーや工務店では言われているそうです。
でも、何故か中尾建築工房の現場は動いている。。
木材や合板がまったく手に入らないと言われてますが、毎回毎回きちんと入荷されて来ています。
もちろん、まったくの被害が無い訳ではありません。
中には入らないモノも確かにあります。
ただ、そう言ったモノは決められた工程の中で、調整が効くモノのみが入ってきておりません。
こうしてなんとか資材が納入される事で、つくづく痛感した事があります。
こういう非常事態の時。
でもそういう時だからこそ、名担当者のマンパワーが支えてくれているんですよね。。
日頃、サッシメーカーさんや木材を入荷してくれているプレカット会社や設備メーカー等に至るまで、中尾建築工房では決まった所とだけ協力してもらっています。
一般的に仕事を持っている工務店さんは、名資材メーカーさんや業者さんに相見積もりなどを取り、価格を競争させて安い所だけに発注をします。
だから毎回毎回、業者さんやメーカーさんが変わるのです。
でもそれって本当に良い事なんだとは、私には思えません。
確かにコストに関して競わせる事は有りなのかもしれません。
でもそんな事しなくても、コストを下げる事が可能です。
全国の設計事務所や工務店で造るネットワークがあるから、決められた単価で、何の価格がどれだけ安いかは、知り尽くしているからです。
そのネットワークの中では、かなり上位(上位ほど安いって事)でのコストで名業者さんに納入してもらいます。
ただ、そのかわりに面倒な事もさせません。
工程管理も一日単位で事細かく指示をしています。
そして『空振り』と言われる損もさせません。
※空振りとは?
現場にモノを入れてと指示を受け、現場に行っては見るもぐちゃぐちゃで資材を納入する事が出来ずに二度手間三度手間になる事。
そんな空振りさせてしまうと『この工務店さんは毎回空振りさせられるから、単価は下げられないな。。』って事になりかねませんからね。
こうした決まった人たちとだけオーナー様の為にクオリティを下げない家造りをして来たこそ、こういった時に強いのかもしれません。
誰もが『中尾建築工房さん所の資材だけは!』と頑張って資材を調達してくれます。
私が創業してから付き合いのある東北の木材も、盛岡と宮古の製材所で造られています。
盛岡は震災の影響はさほどありませんが、宮古の方はまともに津波を受けました。
でも、なんとか50センチほどの浸水だけで、免れる事が出来ました。
そして今、製材工場は動いています。
上棟済みの現場や基礎工事中の現場もありますが、こうした協力業者や設備メーカーの変わらないメンバーが中尾建築工房の家造りを支えてくれています。
だから私たちも頑張ってくれている名業者さん達の為に、選ばれる設計事務所であり工務店で無くてはならないんだなって思います。
困難は必ずあるけれど、必ず同じ仲間で乗り切って行く。
今の時代には、こうした人と人との信じる力が大切なんじゃないかなって思いました。
頑張ってくれているみんなに感謝☆
みんなでオーナー様の為に、良い家造りを進めて行こう!
Comment
このような状況の中、我が家も基礎工事が予定通り進んでおり、びっくりです。 ありがとうございます。
中尾さんの顧客第一主義、プロフェッショナルな仕事、そんな姿に、自分の今の仕事を重ね合わせたり。。。
今日も職場で自分達の提供している価値は何か?どんな役に立ってるのか?そんなマジメな議論を部下としたりしてると、中尾さんの事が頭によぎったり(笑)
週末、現場見に行くの楽しみです〜。
トツカーナ(?)さん☆
もう(?)は要らなくないっすかぁ・・・
すでに見ている方は、トツカーナさんで固定されていると思いますよ(笑)
でもなんだかトツカーナさんに褒められると、ちょっとだけ天狗になりそうです(笑)
でもまじめな話、僕らは物売りではないんですよね。。
オーナーの家造りを任される以上『中尾の所だからこそ、ここが違う!』って言うモノが無いと駄目なんだと思うんです。。
何の為に事務所がほったて小屋なのか。。
何の為にいつも同じメーカーさんや協力業者さんなのか。。
そもそもなんで中尾建築工房っていう設計事務所+工務店があるのか。。。
同世代の家造りをもっともっと楽しく、さらには性能面や構造面も圧倒的に高い家を楽しみながら造れる事。
これが出来ないと、中尾建築工房があっても意味ないっすもんね。。
僕らも出来る限り現場が止まらないように、注力します!
だからトツカーナさんは要望が形になっていく過程を是非とも楽しんでください!
めんどい事は、僕らプロがきちんとやります!