湘南・横浜・三浦半島の家を建てる業者選び|失敗しない方法
今日はお休みでしたので、自宅で色んな資料に目を通しておりました。
そこで思った事があったんです。
あんまり業界の話をするのはどうかと思う節もあるのですが・・・
ちょっとこれから建設業者に仕事を依頼される方には、目を通して欲しいのです
こういった情報を知り得る事で、家を建てる、家を買う方が不幸にならなければ、私たちにとっては有益となりますので、敢えて公開する事にしました。
主に気をつけて欲しいというのが、下記二点の項目に該当する方になります。
・家をリフォームしたい!(新築及び既築ビル等の内装工事も含む)
・新築の家を建てたい!
家を買ったり建てたりと言う方にとっては、テンションの下がる要因になるかもしれません。
でも、私的には絶対に家を建てる、もしくは買う方は知っておかなければならない話だと思うんです。
と言うのも、建設業と言うのは大きく分けて二分類されます。
大型の公共工事専門で受注する会社
小規模もしくは一般住宅を受注する工務店
こんな感じですかね。
あんまり難しい話をここで書いても、一般の方には理解が出来ないかと思います。
なので、難しい話ではなくて、だれでも簡単に分かる様に簡単な説明をしたいかと思います!
まず大型の公共工事専門の業者は、皆さんにとって関わりのない無い業者になりますので、ここでは削除となります。
問題なのは小規模もしくは一般住宅を受注する工務店になります。
この中に中尾建築工房も含まれる訳ですね。
ではここで、なにに気をつけないとならないかって部分を公開したいと思います。
実はここの所、建設業界で大きな動きがありました。
一つはリフォーム工事で詐欺とも言える請負契約の工事が多発しました。
もう一つは社会情勢が不安定なので、社会保険に未加入業者の多い建設業者が、社会保険必須業務になった。
ざっくりと言えば、この二つですね。
そろそろ家をリフォームしたいなぁ・・と言う方が該当するのが軽微な建設工事を依頼したいと言う方へ
一つ目の詐欺的な工事は建設業法にきちんとしばりがあるんです。
でも詐欺的な工事は違反しないスレスレの価格帯で、軽微な建設工事と言う項目があります。
ここで軽微な建設工事はどんなのかって言うと、こんな感じね。
500万円以下の建設工事
この範囲内の請負契約であれば、建設業の許可を持っていない業者でも請負契約をしても、だいじょうぶと言う法律です。
でも、ここに目をつけて、詐欺まがいの仕事をする業者が増えたんです。
なので、取り締まりをする意味で、500万円以下の建設工事も今後は建設業の許可が無いと請負契約を結ばない方が良いと言う法律が出来る様になりました。
ただこちらの法律は今すぐと言う訳ではなくて、もう少し時間がかかって、きちんと法律になります。
なのでその間は法律的には問題ないのですが、こんな時代ですからそういった業者に頼んできちんと施行の管理や保証が出来るとは到底思えません。
きちんとした業者であれば、当然建設業の許可を持っていますので、工事途中で行政の指導や資金不足で工事が止まらない様な許可業者を選びましょう。
良い人だと思える人に限って、結構後々困る事になる事がとても多いですよ。
次に新築で家をなるべく安く建てたい言う方へ
新築で家、建築物を建てる為に1500万円以上の工事の場合は建設業の許可が必要となります。
逆を言えば1500万円以下であれば建設業法的には問題は無いのです。
ただ、ここに新たに建設業の許可業者には社会保険加入が必須となりました。
でも一般の方からみれば『社会保険は当たり前だろう?!』って思われるかもしれません。
実は建設業界、特に職人さん主力の場合は、業界ならではの建設組合に加入をしています。
建設組合では、社保の代わりに健康保険も扱っているのですが、なんだかんだといわゆる10割免除ってヤツですね。
そこに目を付けた国が赤字の社会保険を埋めるべく、社会保険未加入の建設業者を指導して社会保険に入る事を義務とする法律を造りました。
これは直近の話だと、あくまでも建設業の許可を受けている業者に限るのですが、昨今の未許可業者が詐欺まがいの工事をしていたり、法律の抜け目を逃れている業者が多いので、そういった法律を造るらしいです。
これから新たに建設業の許可を取得する業者さんには、もれなくこの指導が入ります。
今後許可を継続して更新する業者さんは、更新の際に指導が入ります。
まーはっきりと言うと同じ業界の私が思うに、仕事に対しての誠実性はあっても『様はこれでいいんだべ!』って言う誠意の無い業者がとても多いのだと思います。
そういった部分を考慮して、景気の指標となる建設業界に目を付けて、続々と法案法律改定案が浮かび上がっています。
早い話、今までだらしのない工務店がとても多くて、とにかく縛りあげて行く事によって、良い業者は残し、悪い業者は消えなさいと言う方向に向かっているみたいです。
仮に依頼した工務店さんがこういった社会の縛りに合い、工務店を続けるのが困難になった場合は、確実に依頼した人には不利益が生じます。
つぶれてしまったら、その家などになにかったとしても、責任もなにも取ってくれませんからね。
この業界に永く居る私が思うに、一番怖いのが会社自体の存続は永くて、先代の方の努力によって成し遂げられて来た実績を二代目、三代目が駄目にしてしまう場合です。
親は立ち上げの為に必死だったけれども、子供達にはそれを維持する力が無い場合が多く見受けられます。
仮に保有資格者であっても、上記二点に当てはまる業者に仕事を依頼する場合は、確実に最悪の事を想定して頂きたいと思います。
こんな話をしてきた所で、今日も横浜の分譲専門の一部上場の会社が倒産をしました。
内容を見てみると、素人でも分かる粉飾決算の内容です。
不景気になればなるほど、建て売り購入は建て売り業者の体力とモラルが重要視されます。
どんなパターンであっても、家を建てるもしくは購入すると言う方、足早に失敗される事が無い様に計画をして頂きたいと思います。
一生懸命にやりますとか、信用してくれれば良い仕事をしますなどの口車には乗らない様にしたいものですね。