横須賀市津久井浜|施主施工(セルフビルド)の珪藻土塗り作業チェック!
現在竣工をしてから、施主施工の珪藻土塗り作業を行っていた横須賀市津久井浜に建てたオーナー様からこんな言葉を頂いたそうです。
『一応、珪藻土塗り作業は終わったんですけど、悪い所が無いか、チェックしてもらってもいいですか?』
って(笑)
しかも、その言葉の最後に『すーぱー大工のチェックもあったら•••』と言う、ある意味度胸のあるご連絡だったとの事(笑)
そんな訳で、中尾建築工房から車で10分程度の現地へ赴く事にしました!
現地へつくと、壁塗りが終わってありました。
壁自体は塗り終わっているけど、なんだか巾木との取り合い部分の、ラインが強調されていません。
ここが漆喰でも珪藻土でも、壁塗りをする際にキレイに見せるコツなんです。
なので出っ張っている所は拭きあげてキレイにする。
逆に一カ所二カ所、へっこんでいる部分があれば、もう一度その部分をマスキングして、補修をする。
それをする事によって、ラインが強調されますから、よりキレイに見える事になるんです。
こちらは室内の角になるのですが、こういった所もラインを強調する事がとても大事になります。
出っ張って、ダレている部分が画像にありますよね。
これは美しくないので、こういった部分をペーパーで丸くする。
でないと欠ける原因にもなりますので、ここは注意したいポイントとなるでしょう。
どちらにせよ、補修する為の珪藻土を若干量は造っておいた方が良いかと思います。
補修する際には必ず室内をキレイに掃除してから行う事。
でないと埃があって仕上がり面が見れなかったり、ほこりと珪藻土がくっついてしまうと見れたもんじゃありません。
そしてこちらのオーナー様は更に塗装もするらしいのです。。
あの〜。。
珪藻土が先じゃなくて、塗装が先なんですけど。。
なんで作業が反対なのか、分かりませんけど、壁が先に仕上がっていると、ちょっと難ありです。
珪藻土を先にした場合は、筆かなにかを用意して、壁を塗らない様にマスキングしないといけません。
しかも壁はでこぼこになっているので、マスキングが大変なんです。。
なので先に塗装となるのですが、壁を塗り込んだ後に、下地の石膏ボードをはみ出すのは全然問題が無いのです•••
仮に工期があって、塗装をする時間の無い場合は、壁との取り合い部分のみ塗装を行って、塗装の継ぎ目の無い様に、塗料を引っ張って塗装する事。
そうすれば、壁との取り合いも気にせず、割と簡単に塗装をする事が出来ます。
壁に塗料が跳ねたりする事もないですしね。
とにもかくにも、壁塗りに関しては、こんな感じの説明になります!
漆喰や珪藻土の塗り壁でも、塗装にしても、ラインを強調する事。
つまりはマスキングなどをきちんとして、輪郭となるラインを強調する事が大切。
これから施工される方も、施行中の方も、このポイントは大切な部分になりますので、是非ともきちんと覚えて頂ければと思います!
でも、まぁ、全体的にはいい感じに塗れてたかな。。