横浜市磯子区|地盤調査結果報告!
納得の出来る新築の注文住宅を建てる際に、プランニングと予算がほぼ固まると、家の工事を始める前に地盤調査なる調査をします。
その調査は敷地内のどこを測っても良いと言う訳ではなくて、しっかりと建物を配置する場所の角や中心を測って調査をします。
調査はSS(スウェーデンサウンディング方式)と言う鉄の錐を土中に入れて調査をするのですが、調査の結果によって建物の荷重が掛かった時に、地盤が建物の重さに耐えられるのかを判定します。
建物の荷重が重くて、地盤が耐えられない場合は地盤改良工事判定になります。
逆に建物の荷重を加えても、地耐力が勝る場合には、地盤改良工事は無しで基礎工事を進める事の出来る判定になるんですね。
で、たいていは土地を見さえすれば、地盤改良工事判定になるか、それとも非改良なのかは、立地によって予測が出来るんです。
簡単に言うとね、山のてっぺんに建てるなら割と強かったりします。
なぜなら山のてっぺんは地山をカットして建てる為、水ハケも良いですし、たいていの場合は地耐力があると判断出来ます。
でも、山の麓はどうでしょう?
山の麓は、山のてっぺんや中腹で受けた雨水が地面に浸透していく部分です。
中腹よりも麓の方に多くの水が集まりますし、廻りに川とか海とかがあれば、さらにそちらからの影響を受けるので、地耐力が少ないと言う事が言える訳なんです。
画像を見て頂くと、だいたい分かりますかね?
ま~、下の方に行けば行くほど弱いって事になりますよね。
ほとんどのケースで、この予測が立つのですが、中には例外の地区もあるんです。
それが横浜市の磯子区になるのですが、割りとこの常識が通用しない場合があります。
何故なら、元々の地山を削っているにも関わらず、磯子区は土層自体が弱い部分が結構あったりします。
だから山のてっぺんだろうと地盤改良工事が発生したり、山の麓なんかでは、それこそブヨンブヨンな地盤がありますから、古い家などでは傾いている家も当たり前にある位、磯子の辺りは地盤が弱い所が多いのです。
そして今回、横浜市磯子区に計画しているお宅の地盤調査結果は果たしてどうだったのか?
地盤調査の結果は、いつも速報と言う形で調査会社からファックスで送られてきます。
で、この下に色々と書き込まれていて、地盤改良が必要か、それとも必要ではないのか?って事が書かれています。
ではでは判定は〜
パンパカパーン、おめでとーございまーす☆
地盤改良工事の必要はございませーん!
これね、すっごい判定なんですよねー
右側にある地盤の考察って部分の下に、地盤の長期許容応力度って部分があるかと思います。
今回の建物は木造軸組在来工法の2F建てなので、そんなに重たくありません。
いいとこ20〜30KN/㎡の長期許容応力度があれば、クリア出来ます。
所が考察を見てみると80KN/㎡もあります!
もう地盤ガチガチって事ですね☆
考察の部分で留意する部分としては、硬い原因として、でっかいガラとかが入っていて、それがあまりにもでっかくて1m以深だった場合は、再度調査の必要ありなんて出てます。
けれど、この土地に関しては私目線だと問題無いと思っています。
まずは良かったよかった☆