アダルトチルドレン|私の場合Ⅴ
自然素材に包まれた良い家を建てれば、快適で良い暮らしが出来るのか?
実はそうとも限りません。
やはりメンタル的にも、健全で居られた方が、より良く快適な生活を過ごせると言うモノです。
頑張り過ぎていたり、本当にやりたい事をやれなかったり。
自分自身が限界なのにも関わらず、気が付かない方がとても多いんです。
事実私だって、そんなん全然分かってませんでしたから(笑)
と言う事で、中尾建築工房のブログは、ジャンルで言えば工務店ブログ。
けど、家造りをされる方にもちょっとした気付きが得られる様に、アダルトチルドレンの知識を分かりやすーくご紹介していきましょう!
前回は私が自分自身に向き合う事で、とても楽になれたと言う所までを書きました。
正直言って、自分自身に向き合うのって、男女を問わず、なかなかビビったりするものです。
けれども、その状況がそのまま続くと、どう言う事に繋がるか?
実は世代間連鎖と言って、親から子、子から孫、孫からひ孫と言う順序で連鎖をして行きます。
この画が簡単に説明出来るピラミッドになるのですが、三角形があったとします。
この三角形に対して、ざっくりと均等なラインを引いてみました。
どの面積が一番広いかは、パっと見だけで分かると思います。
親よりも自分の方が生きづらくなります。
もしも御自身が親になられている方であれば、自分の生きづらさよりも子供の方がより生きづらくなります。
これがアダルトチルドレンの世代間連鎖と呼ばれるモノです。
ここで声を大にして言いたいのは、自分の子供の頃はこうだったのだから、子供は甘え過ぎなんだ!
こんな考えです。
親の自分は感情麻痺をしていますから、自身のトラウマには気付きません。
けれども三角形を思い出して頂きたい。
自分たちの頃よりも、同じ事でも更に重たくなる訳ですから、その辛さは半端ないものがあるんです。
なので、お子さんに怒りっぽいと思っていらっしゃる方はとりあえず甘すぎると思えるくらい、甘えさせた方が良い結果になると思いますよ。
で、私と父親で比較をしてみると、父親もじいちゃんには大変な思いをしていたかと思います。
だからこそ父親はじいちゃんの話はしたがりませんでした。
で、私はと言えば、父親の事は嫌いでした。
良く怒るし、叩かれるし、怒鳴られるし・・・
父親みたいには絶対になりたくないって思っていたのです。
でも、そう思っている反面で、似た様な行動をしている自分に気が付いたのです。
食べ物を例に上げると、父親は唐辛子を噛じって生きて来たと私に言っていたことがあります。
その影響なのか、父親は辛いモノが大好きでした。
カレーライスには、ガンガン胡椒を振りかけて食べていました。
ラーメンにもガンガン胡椒を振りかけて食べていました。
私が食べたら、吐き出してしまいそうな位、とんでもない量を入れていたのです。
私はラーメンにも、カレーライスにも胡椒はかけません。
だから父親とは違うって思っていました。
ところが天ぷらそばには結構な量の七味唐辛子を入れていました(笑)
すき家の牛丼には、たくさんの紅しょうがと七味唐辛子を入れていました(大笑)
父親みたいにはならないと思っていたのに、やっている事はほとんど似通ってますよね。
胡椒か七味かの違いですから・・
今はもうほとんど唐辛子を入れる事は無くなりましたよ。
味覚がはっきりと変わってしまったと言うか、麻痺がとけた感じがします。
前回、鎧を脱いだ話をしたのですが、それからはあらゆる部分の感覚が戻って来た感じがします。
味覚もその中では一番明確に分かる部分で、今まで入れていたのと同じ量の唐辛子を入れると、今は辛くて食べれません・・
それくらい、実際には変わっていきます。
感覚が変わるのは味覚だけではありません。
無意識に感情を麻痺させて生きて来てしまっているので、なにか刺激を求めてしまう部分があったのでしょう。
これ、実はある意味自傷行為と言えます。
必要以上に刺激物を与えるのって、体にはよろしくないですよね。
アルコールも一緒で、適切な量ならまだしも、ガッツリ呑んでる人はちょっと注意。
自分に刺激物を与えるとか
常にストレスが掛かっている状態とか
イライラが止まらないとか
なにかあるとすぐに不安になってしまったりとか
こんな感じで生活をしてれば、心身共疲労します。
そしてもっと怖いのは、病気になりやすくなります。
よく聞くのは、癌になりやすいなんて事も聞いたりします。
癌は生活習慣病なんて言われてますけど、生活の中で常になにかしらのストレスを自分自身に与えていれば、それは確かに健康とは言い難いでしょうしね。
癌だけではないのですが、アダルトチルドレンがありとあらゆる生活習慣病に繋がってしまうのは、概ね当たっているのではないかと思います。
で、世代間連鎖の事を書こうと思ったのですが、ちょっとめんどくさくなりました(笑)
なのでリンクフリーで、どこかに良い事が書いてあるホームページが無いかな〜っと思って検索。
そしたらありました。
世代間連鎖の事も含めて詳しく書かれています。
ちなみに笑えてしまうのが、リンク先の方は中尾さんと言う方です(笑)
さらに笑えてしまうのが、中尾相談室なるモノを開設してらっしゃるみたいです(笑)
私も中尾さんでして、湘南スタイルマガジンでは湘南家造り相談室を開設しています。。
これは偶然とは思えませんねぇ。。
検索して一発目で出て来たホームページですから・・
リンク先をご覧戴くと、私の場合は2と3にガッツリと当てはまります。
更に進めて行くと4、5、6もしっかりと当てはまる。
8は17才の頃に家を出てますから、ちょこっと当てはまるかな。。
私の場合、7の部分が真逆で、頑張り過ぎちゃったから自分に自信がついちゃった。
だから8以降には該当が見当たらないけど、10の対象が家族ではなくて、スタッフやオーナーの場合には若干あるかもしれませんね。
そう言えば父親にも、似た様な節があった事を今思い出しました・・・
私のケースで言えば、父親の過干渉、しつけと称した虐待のあったハードなケースもあれば、もっとハードなケースもあるとは思います。
そして私のケースとは真逆で、無関心な親の場合も自分に自信が持てない子供になったりします。
その真中のケースもあります。
片親が無関心で、もう片親が過干渉、そこで子供に愚痴などを話してしまえば、その子供は夫婦のバランスを取る為に必死になりますので、自分の事はさておきの人生を送る事になるらしいのです。
この他にも色んなケースがあるのですが、これに気付けるのが自分ではなかなか出来なかったりします。
前にも書きましたけど、自分自身の事は見ようとしないですし、見たくないものだと無意識で考えているからです。
一番分かり易いのが、お子さんになにかしらの症状が出て、その時に初めて気がつけたりするみたいです。
例えば、不登校とか。
お子さんがいじめの標的(逆もあり)になっているとか。
対人関係がうまく気付けないとか。
就職している年齡なら就職は出来ても、仕事に行けないとか。。
うつっぽくなって、こんな自分は駄目だと思い込んで引きこもったりとか。。
自分に対して自信が持てないとか。
結婚されているなら、結婚生活が上手く過ごせないとか。
この様な症状がある場合、当人である子供がおかしいのではありません。
親のトラウマが、全てそっくりそのままを更に大盛にして、ガッツリと子供に連鎖してしまうのです。
遺伝ではなく連鎖です。
遺伝ならどうにもこうにもならない、遺伝だから仕方がないとなりますけど、連鎖は違います。
連鎖はある意味、変えられるのだと言う可能性を残しています。
連なっている鎖なのだから、誰の部分でも切ろうとすれば可能だと言う事。
最悪なケースは、その状況を見て、親がお子さんに更に当たってしまう事なんです。
100%断言しますが、子供を変えるのではなくて、親が変わらないといけないって事になりますね。
親が変わる=世代間連鎖の鎖を断ち切る事につながります。
親のトラウマによる重たい鎧を、子供に背負わせようとするなんて事はよろしい事ではありませんね。
さて、私はアダルトチルドレンからは回復出来たけど、今まで生きて来た中での思い込みの癖について書いてみたいと思いまーす☆
ま、子供を見てれば、親がどんなんなのかは、簡単に分かるよね。
無意識の中で投影してますから。。