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ハードウッドのウッドデッキを作りたい|見積もり金額が各社で全然価格が違う理由とは?

 
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ハードウッドのウッドデッキ、見た目はとても高級感があるので、一戸建てに作るなら憧れとも言えますよね。

 

私の会社でもハードウッドのウッドデッキは作ったりもしますし。

 

ソフトウッドのウッドデッキから、ハードウッドのウッドデッキに建て替えする方もいらっしゃいます。

 

そこでよく聞く話なのですが「三社ほどの会社に見積もりを依頼したら、見積もり金額が各社で全然違かった」なんて話をよく聞きます。

 

そこで今回は元大工である中尾建築工房の社長が、実際にソフトウッドのウッドデッキからハードウッドのウッドデッキを建て替える現場を自ら作業にあたりました。

 

そこでどうして各社で見積もりの金額に開きがあるのか?

 

そんな部分の解説を行いたいと思います。

 

1.各社でウッドデッキの見積もり額が違う理由

まず数社で見積もり金額が違う理由を説明したいと思います。

 

家は私の会社で建てましたが、ソフトウッドのウッドデッキからハードウッドのウッドデッキを作り替えるお宅がありました。

 

三社ほどの会社に見積もりを依頼したのだけど、なんだか金額が全然違うですよね。

 

  • 200万円
  • 250万円
  • 300万円

 

それぞれハードウッドの材料と範囲は一緒なのだけど、出してくる見積もり額にここまで開きがあるのってどう思いますか?

 

こんな質問がありました。

 

この方の場合は事後相談でしたので、すでにハードウッドのウッドデッキは製作済みの状態です。

 

私はもともと大工さん上がりの工務店の社長であるため、どこを削減してどの様な工事をしたのかが分かります。

 

また昨今では工務店さんに勤めている大工さんがウッドデッキを作るだけではなく、ウッドデッキ専門店と言う会社様もあり、ウッドデッキの専門の職人さんも居ますよね。

 

工務店の大工さんよりウッドデッキ専門の職人さんの方がコストが安いかもしれません。

 

逆にウッドデッキの専門の職人さんの方がコストが高くて、工務店の大工さんの方がコストが安いかもしれないのです。

 

つまりこれだけ価格の開きがあると言う理由として、各社でウッドデッキを作る事に対しての考え方が違うと言う事が言えます。

 

ではここからさらに突っ込んだ説明をしていきます。

 

2.木材の入荷するルートが違う

 

実はウッドデッキの材料と一口に言っても、それぞれ各社さんで仕入れをするルートが違います。

 

例えば私の場合は新木場の商店さんから直接ハードウッドを仕入れる様にしています。

 

お店の名前までは出しませんが、正規のルートを通しておりますので基本的に合法な木材を仕入れています。

 

合法な木材って事は、合法では無い木材もあるって事?

 

こんな疑問点があるのも無理は無いかもしれませんね。

 

「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(通称「クリーンウッド法」)」が2017年5月20日に施行されました。
同法は、我が国又は原産国の法令に適合して伐採された樹木を材料とする木材・その製品の流通及び利用を促進することを目的として、対象となる木材等や木材関連事業者の範囲、登録制度等を定めるとともに、木材関連事業者や国が取り組むべき措置について定めています。

林野庁からホームページから抜粋

 

世界的な温暖化となる状態の中、ハードウッド の原産国でも伐採の規制を掛けている国があります。

 

この規制の元、正規のルートで木材を仕入れる事を合法木材と呼ばれています。

 

私たちの場合はこの合法木材を利用していますので、中間マージン(材木屋さんなど)は極力省いております。

 

合法木材と言う呼称がある訳なので、非合法木材と呼ばれる木材もあります。

 

それらは原産国から輸出されてはいるものの、正規のルートを通している木材ばかりではありません。

 

伐採禁止している森から違法に伐採された木材

 

原産国で伐採を禁止していたり、伐採量を少なくしているにも関わらず伐採してしまう。

 

そんな業者がどうしても出てしまう様です。

 

伐採する業者も居れば、それを目当てに購入してしまう業者も居ると言う事になります。

 

また全てが伐採を禁止されたハードウッドではなくとも、日本で採用される規格外の木材も、安くするから売って欲しいと言えば売ってもらえるでしょう。

 

在種は同じでもグレードが違う

 

業界的には正規品をA品などと呼ぶのですが、それ以外のBやC品と言うグレードもあります。

 

簡単に言えばA品は概ね使える木材でして、反りや曲がりが少ないハードウッドになります。

 

逆にBやC品の場合は、反りや曲がりが多くなりますので作業が困難になったりするのです。

 

逆にそれらを利用する施工会社が少ないため、敢えて短い商品を販売しているデッキ屋さんもある様です。

 

長さによっても違う

 

さらには長さの問題もあるのですが、私たちは可能な限り板一枚の長さは長く取ります。

 

理由なく板の長さを継ぎ接ぎする事はありません。

 

ですがハードウッド のウッドデッキ材で、反りや曲がりのある材料は長さを短く切って使う事になります。

 

予め短くカットされている材料もありますので、そんな部分でも金額には差が出てしまうと言う事になります。

 

なぜが非合法木材でも販売されている

 

また現在は入荷禁止となっているロシア材なども、非合法木材になります。

 

ですが実際には日本国内に入荷されてしまっているので、そうゆう業者様も居ると言う事ですね。

 

さらに日本国内でも宮崎県の方では、他人の山から丸太を盗む材木屋さんも居る様です。

 

なぜそこまでする必要があるのか分からないのですが、それらは正規のルートでは出せないはずなので。

 

限られた業者様に安く販売する事になると思います。

 

私は業界人として非合法木材を取り扱うのは良いと思えないのですが、実際にはその様なルートを利用している業者様もあります。

 

ですから同じハードウッドの依頼であるにも関わらず、見積額が数社で全然違うと言うのがご理解頂けるのではないかなと思います。

 

ハードウッドの厚みも各社で違う

 

ハードウッドは耐久性が高いと言われている木材ですから、板材を薄い材料で採用する事が可能です。

 

床や手すり材などは良く見かける場合は20mmの厚みの板材をお見かけします。

 

では実際に大工さんだった私が20mmの材料を採用するかと言えば。

 

床や笠木(手すりの一番上)と呼ばれる部材は、30mmの材料を採用する様にお勧めをしています。

 

理由はハードウッドとは言え、価格の安さを重視すると再工事が発生する可能性があると言う事です。

 

工事費用を安くするために厚みを下げたとしても、後から再工事が発生してはもったい無いと思います。

 

温暖化も現在では顕著に進んでおりますし、知人や友人からハードウッドの張り替え相談を受ける事もあります。

 

そのたいていは20mmの厚みで施工されており、最初から30mmがあるなら言って欲しかったと言われる事が多いためです。

 

ですから実際に造り手である私から言わせて頂けるなら、価格で業者を決めるのはあんまりお勧め出来ないと思います。

 

お客様が金額で選んでしまう事があるので、各業者様も金額を安く出来る材料で提案してくる訳です。

 

であれば材料のランニングコストとメンテナンスコストを、同時に相談出来る業者様に相談した方が良いと思うのです。

 

3.使っている金物にもいろいろある

 

ハードウッドのウッドデッキを作る際、板を固定するためのビスがあるのですが、これもメーカー様によって金額が変わります。

 

私がよく利用をしているウッドデッキ用のビスは、WAKAIと言うメーカーの太いステンレスビスを採用しています。

 

 

WAKAIにも安めのスレンダービスと言う商品があるのですが、やはり実際に作業をしている身からすると、しっかりとした太めのビスの方が良いと思います。

 

その太めのビスでも、しっかりと下穴を開けないとビスが折れてしまうのがハードウッドです。

 

板の反りが強くなってしまう場合、ビスが切れる原因にもなりますので、極力耐久性の高いビスを使って施工をしていただく事をお勧めしたいと思います。

 

4.施工の品質によっても大きく見積額が異なる

木材や金物の費用だけではなく、ハードウッドは施工の費用も見積もり金額に差が出ると思います。

 

ではどの様な部分にその差が出てしまうのでしょうか?

 

柱が曲がって建てられてしまっている

 

これは画像が出せないのですが、柱が倒れて建てられてしまっておりました。

 

正直なところどうしてこうなってしまったのか分からないのですが、施工の進め方に問題があるのだと思います。

 

床板が反ってしまっていたり、目地が通ってなかったりする

 

これはウッドデッキとステップが一段あるのですが、上のウッドデッキの床の目地位置と下のステップの目地位置が違っています。

 

それだけならまだしも床板の曲がりが直されておらず、そのまま貼られてしまっているのが分かります。

 

ついでに言えばレベルも取れてないので、なんだか板が蛇の様にうねって仕上がってしまっています。

 

こんな業者さんも居るんだなと思ってしまう仕上がりです。

 

外壁に穴を開けてしまい、ハードウッドの本数や施工を省略している

 

これがのちのちのメンテナンスを引き受ける工務店としては、非常に厄介な問題です。

 

外壁に固定を出来ると言う事は、ビス穴から水の侵入のリスクが高くなります。

 

今回の様に2Fのウッドデッキの場合、風圧力もウッドデッキが受ける事になりますよね。

 

この作り方の場合はウッドデッキの受けた風圧を、建物本体でも受ける事になりますので、固定されているビスやボルトにそれなりの負荷が掛かります。

 

それらの振動が1年365日の間に何度も負荷がかかる事になります。

 

気付いたらビス穴が広がってしまっていて、建物に水が入り込んでしまった。

 

そんな事にもなります。

 

ですからハードウッドのみではなくとも、建物本体には最低限の固定をしてもらい、基本的には柱を建ててウッドデッキを構成してもらいたいと思います。

 

まさかの掘立て

 

 

これは誰が見ても分かると思うのですが、もともとあったソフトウッドのウッドデッキがあった訳です。

 

もともとは束石に柱が乗っていたはずなのですが、建て替えたハードウッドの柱は地面に埋まってしまっています。

 

この柱の建て方を掘立て(ほったて)と私たちは言うのですが。

 

掘立ては海の家の様に、期間限定の工作物に採用する工法です。

 

長期間固定するウッドデッキなどで、この掘立てを採用する事はまずありません。

 

ですから施主様曰く。

 

ちゃんとやってくれと言ったんだけど、最後にはもう言うのも疲れちゃいました。。

 

もう言葉が出なくなってしまうと共に、いずれ暇見て外構屋さんに束石を入れてもらおうね。

 

そんな話をするしかありませんでした。

 

5.造作好きな大工はどこにこだわるか?

 

やはり長い間、そのウッドデッキが頑丈な状態を維持したいと言うのが本音です。

 

では私が拘っている部分を最後にご紹介していきましょう。

 

水捌けを気にする

 

目地幅は7mmから8mm程度は開けた方が、水捌けは良くなると思います。

 

ですがこれもクライアント様によって、目地幅少なめと言うリクエストがあったりします。

 

目地幅少なめでやるのは構わないけど、そのかわり雨が降ったら水切りでデッキをの水を掃いてくださいね!

 

と言う様に説明を差し上げています。

 

直角や水平は当たり前にしっかり見る

 

直角や水平、垂直と言うのは大工であれば必ずしっかり見ます。

 

それをしないとあとあと自分自身の首を締める事に成りかねないからです。

 

最初にしっかり直角や水平、垂直を見ておく事であとの作業が楽になると言う事ですね。

 

 

下地の状態からラインを通す

 

根太もしくは大引と呼ばれる、床板を支える板があります。

 

この板をまっすぐに取り付け出来ていないと、あとあとビスを施工する際にビスのラインが根太なりに曲がってしまう事になります。

 

ピンク色の糸をまっすぐ張る事により、ビス穴のラインを通す事になります。

 

ビス穴だけで良いかと言う訳ではなく、最初の下地からしっかり通す事でビス穴のラインも通せる事になりますので、ここは気を付けたいポイントになると思います。

 

板材は固定する前に色味をまばらにする

 

板を固定する前にせっかくの高級なハードウッドを固定する訳です。

 

無垢材独特の色味がありますので、なるべくならムラになる様な配列にした方が見た目も良くなります。

 

一度並べてみて、ちょっと変えた方が良いかなと言う場合は板を置き換えてみる事も良いですね。

 

 

ビス穴はバカ棒を使って墨をする

 

ハードウッドの耐久性と共に、ステンレスビスの存在感も大きく出てしまうのがハードウッド のウッドデッキです。

 

一枚一枚差金で墨をするのは大変なので、定木を使って簡単にビス穴の印が出来る様にした方が良いと思います。

 

ハードウッドの木端で十分なので、まずはバカ棒を使う様にしたいですね。

 

直線やラインは通す

 

これはビス穴のラインを通す事とも似ているのですが、全ての直線やラインは通した方が見た目も良いと思います。

 

あまりボコボコだったりすると、せっかくの素材の持ち味が台無しになってしまうからです。

 

ウッドデッキの床には3本のビスのラインがあると思います。

 

これは奥の広いデッキ部分から根太の割付を行ってますので、必然的にこちらのセンターに来る訳ではありません。

 

ですからデッキにあがるためのステップ部分も、同じ様にステップを受ける側板を設置する事でビスのラインを揃える様にしています。

 

 

 

これはもともと道路側から見られない様、柱の内側に斜めで手すりを収めていました。

 

建て替え前は変形部分に薄い板を縦にいれてあったのですが、私は板を建てずにそのまま手すりのラインを通して収める事にしたんです。

 

この方がラインが通って見た目も良いですし、日陰の陰影でも綺麗に収まっているのが分かりますね。

 

 

ちょっと画像がピンボケになってしまったのが残念なのですが、この様に直角でカットするのではなくハス切りする事で収めています。

 

これは水平と垂直で斜めにカットしてありますので、ちょっと難しいカット方法かもしれません。

 

ですが大工さんならではの収め方になると思います。

 

もとろんしっかりと下地材を組み上げるのは当たり前なのですが、それ以外でもこの様に気を付けるポイントは多いと思います。

 

最終的にこのハードウッドのウッドデッキを見た、クライアント様の感想はどうだったのでしょうか?

 

お疲れ様ーーー!!
挨拶しようと思ってたら帰っちゃってた💦

暑い中、毎日本当にありがとうございました😊

すっごくカッコよくて素敵なウッドデッキ✨
やっぱり社長にお願いして良かったーーー(emoji)

 

LINEでのやりとりを、コピペさせて頂きました。

 

喜んでいただけたのなら、なによりですね(笑)

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

まさか柱が曲がって建ってしまうなんて事、ある訳無いと思いますけど。

 

実際にはあるお話だと言う事が分かりましたね。

 

この様に各業者様によって、施工の当たり前と基準が違うと言う事がご理解頂けたかと思います。

 

もしもあなたがハードウッドのウッドデッキを依頼したい。

 

そんな時はあまり価格重視で業者様をお選びするのはお勧め出来ません。

 

むしろ高いお金を支払う事になるのですから、しっかりと相談出来る業者様を頼ってください。

 

しっかりと説明が出来る業者様と言うのは、施主との会話もしっかり出来ると思います。

 

そこで信用が出来るのであれば、その業者様に依頼をするのが好ましいと思います。

 

事実私の様に頼まれたからやるけど。

 

どこでやるのか決まってない場合はお断りします。

 

そんな工務店さんもありますのでね(笑)

 

それぐらいクオリティの良いウッドデッキを作るためには、気も使いますし頭も使うのだと言う事を覚えておいて頂けたら幸いです。

 

それではみなさんのウッドデッキ生活がより良いモノとなります様、是非とも参考にして頂ければ幸いです。

 


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