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ハードウッドのウッドデッキを作りたい|見積もり金額が各社で全然価格が違う理由とは?

 
  2022/08/11
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ハードウッドのウッドデッキ、見た目はとても高級感があるので、一戸建てに作るなら憧れとも言えますよね。

 

私の会社でもハードウッドのウッドデッキは作ったりもしますし。

 

ソフトウッドのウッドデッキから、ハードウッドのウッドデッキに建て替えする方もいらっしゃいます。

 

そこでよく聞く話なのですが「三社ほどの会社に見積もりを依頼したら、見積もり金額が各社で全然違かった」なんて話をよく聞きます。

 

これは相見積もりと言って、一社だけに絞らず複数の施工会社に見積もりを依頼して価格を比較する事を指します。

 

では相見積もりをした事で、どうして各社で全然価格が違うのでしょうか?

 

今回は元大工である中尾建築工房の社長が、実際にソフトウッドのウッドデッキからハードウッドのウッドデッキを建て替える現場を自ら作業にあたりました。

 

各社で見積もりの金額に開きがあるのか?

 

そんな部分の解説を行いたいと思います。

 

1.各社でウッドデッキの見積もり額が違う理由

まず数社で見積もり金額が違う理由を説明したいと思います。

 

家は私の会社で建てましたが、ソフトウッドのウッドデッキからハードウッドのウッドデッキを作り替えるお宅がありました。

 

三社ほどの会社に見積もりを依頼したのだけど、なんだか金額が全然違うんですよね。

 

  • 200万円
  • 250万円
  • 300万円

 

それぞれハードウッドの材料と範囲は一緒なのだけど、出してくる見積もり額にここまで開きがあるのってどう思いますか?

 

こんな質問がありました。

 

この方の場合は事後相談でしたので、すでにハードウッドのウッドデッキは製作済みの状態です。

 

私はもともと大工さん上がりの工務店の社長であるため、どこを削減してどの様な工事をしたのかが分かります。

 

また昨今では工務店さんに勤めている大工さんがウッドデッキを作るだけではなく、ウッドデッキ専門店と言う会社様もあり、ウッドデッキの専門の職人さんも居ますよね。

 

工務店の大工さんよりウッドデッキ専門の職人さんの方がコストが安いかもしれません。

 

逆にウッドデッキの専門の職人さんの方がコストが高くて、工務店の大工さんの方がコストが安いかもしれないのです。

 

つまりこれだけ価格の開きがあると言う理由として、各社でウッドデッキを作る事に対しての考え方が違うと言う事が言えます。

 

ではここから、さらに突っ込んだ説明をしていきます。

 

2.木材の入荷するルートが違う

 

実はウッドデッキの材料と一口に言っても、それぞれ各社さんで仕入れをするルートが違います。

 

例えば私の場合は新木場の商店さんから直接ハードウッドを仕入れる様にしています。

 

お店の名前までは出しませんが、正規のルートを通しておりますので基本的に合法な木材を仕入れています。

 

合法な木材って事は、合法では無い木材もあるって事?

 

こんな疑問点があるのも無理は無いかもしれませんね。

 

「合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律(通称「クリーンウッド法」)」が2017年5月20日に施行されました。
同法は、我が国又は原産国の法令に適合して伐採された樹木を材料とする木材・その製品の流通及び利用を促進することを目的として、対象となる木材等や木材関連事業者の範囲、登録制度等を定めるとともに、木材関連事業者や国が取り組むべき措置について定めています。

林野庁からホームページから抜粋

 

世界的な温暖化となる状態の中、ハードウッドの原産国でも伐採の規制を掛けている国があります。

 

この規制の元、正規のルートで木材を仕入れる事を合法木材と呼ばれています。

 

私たちの場合はこの合法木材を利用していますので、中間マージン(材木屋さんなど)は極力省いております。

 

合法木材と言う呼称がある訳なので、非合法木材と呼ばれる木材もあります。

 

それらは原産国から輸出されてはいるものの、正規のルートを通している木材ばかりではありません。

 

伐採禁止している森から違法に伐採された木材

 

原産国で伐採を禁止していたり、伐採量を少なくしているにも関わらず伐採してしまう。

 

そんな業者がどうしても出てしまう様です。

 

伐採する業者も居れば、それを目当てに購入してしまう業者も居ると言う事になります。

 

また全てが伐採を禁止されたハードウッドではなくとも、日本で採用される規格外の木材も、安くするから売って欲しいと言えば売ってもらえるでしょう。

 

在種は同じでもグレードが違う

 

業界的には正規品をA品などと呼ぶのですが、それ以外のBやC品と言うグレードもあります。

 

簡単に言えばA品は概ね使える木材でして、反りや曲がりが少ないハードウッドになります。

 

逆にBやC品の場合は、反りや曲がりが多くなりますので作業が困難になったりするのです。

 

逆にそれらを利用する施工会社が少ないため、敢えてBやC品を販売しているデッキ屋さんもある様です。

 

長さによっても違う

 

さらには長さの問題もあるのですが、私たちは可能な限り板一枚の長さは長く取ります。

 

理由なく、板の長さを継ぎ接ぎする事はありません。

 

ですがハードウッド のウッドデッキ材で、反りや曲がりのある材料は長さを短く切って使う事になります。

 

予め短くカットされている材料もありますので、そんな部分でも金額には差が出てしまうと言う事になります。

 

以前に私が正規ルートで、必要なハードウッドが取れない時がありました。

 

そんな時、インターネット上で必要な材種の在庫があると言うネットショップがありました。

 

電話で内容を確認したところ。

 

1mとか1.5mとかの材料になるので、継ぎ接ぎで使ってもらえれば〜

 

これは私が業界関係者ではなく、素人さんの振りをして聞いた際の答えになります。

 

このネットショップさんは派手に広告などを出しているショップさんでもありますので、とにかく材料を販売したいのだなぁと思いました。

 

ここでもう一度申し上げておきますが。

 

理由なく、板の長さを継ぎ接ぎする事はありません。

 

これも価格の違いが現れる大きな理由の一つでもあります。

 

なぜが非合法木材でも販売されている

 

また現在は入荷禁止となっているロシア材なども、紛争木材と言う名目になる訳でして。

 

非合法木材の中の一つになります。

 

ですが実際には日本国内に入荷されてしまっているので、出荷する業者様も居れば。

 

それらを輸入してしまう、そうゆう業者様も居ると言う事ですね。

 

さらに日本国内でも宮崎県の方では、他人の山から丸太を盗む材木屋さんも居る様です。

 

なぜそこまでする必要があるのか分からないのですが、それらは正規のルートでは出せないはずなので。

 

限られた業者様に安く販売する事になると思います。

 

私は業界人として非合法木材を取り扱うのは良いと思えないのですが、実際にはその様なルートを利用している業者様もあります。

 

ですから同じハードウッドの依頼であるにも関わらず、見積額が数社で全然違うと言うのがご理解頂けるのではないかなと思います。

 

ハードウッドの厚みも各社で違う

 

ハードウッドは耐久性が高いと言われている木材ですから、板材を薄い材料で採用する事が可能です。

 

床や手すり材などは良く見かける場合は20mmの厚みの板材をお見かけします。

 

では実際に大工さんだった私が20mmの材料を採用するかと言えば。

 

床や笠木(手すりの一番上)と呼ばれる部材は、30mmの材料を採用する様にお勧めをしています。

 

理由はハードウッドとは言え、価格の安さを重視すると再工事が発生する可能性があると言う事です。

 

実は私の趣味が沖釣りなのですが、逗子の釣り友達からこんな相談を受けました。

 

中尾さんさ、ウリン材ってそんなに高いの?

 

うちのカミさん友達つながりで、ウッドデッキの床板のり替えを頼んだんだけどさ。

 

見積もりの価格がすごい高くて、騙されてるんじゃないかなと思ってるんだよね。。

 

この方の家はハードウッドのウッドデッキがありました。

 

床板がダメになって来てしまった為、床の張り替えをお願いしたそうです。

 

板の厚みを確認しましたら、やはり20mmのモノでした。

 

工事費用を安くするために厚みを下げたとしても、後から再工事が発生してはもったい無いと思います。

 

温暖化も現在では顕著に進んでおりますし、知人や友人からハードウッドの張り替え相談を受ける事もあります。

 

そのたいていは20mmの厚みで施工されており、最初から30mmがあるなら言って欲しかったと言われる事が多いためです。

 

ですから実際に造り手である私から言わせて頂けるなら、価格で業者を決めるのはあんまりお勧め出来ないと思います。

 

お客様が金額で選んでしまう事があるので、各業者様も金額を安く出来る材料で提案してくる訳です。

 

であれば材料のランニングコストとメンテナンスコストを、同時に相談出来る業者様に相談した方が良いと思うのです。

 

これもハードウッドのウッドデッキを相見積もりした場合、価格の差に影響する部分です。

 

大スパンを飛ばす場合の材料サイズにも違いがある

 

1Fのウッドデッキであれば、特にこの問題は無いと思うのですが。

 

下が駐車場だったりするウッドデッキの場合、あまり柱を多く建てられない場合がありますよね。

 

この場合は板の高さ(材料の成と言います)があるモノを利用する事で、柱の本数を少なくする事が可能です。

 

ですがこの材はさほど安くはありません。

 

では価格が安い施工会社の場合、どうするかと言うと。

 

とにかく材料を少なくして、ぱっと見える部分のみ板の高さがあるモノを採用しています。

 

そして腰が欲しい部分のはずなのに、薄い板で高さの少ない板材を上下に合わせて使います。

 

ですから床がポワンポワンとしていたり、なんだか腰が抜けた感じの仕上がりになるのは否めません。

 

 

こんな部分もハードウッドのウッドデッキを相見積もりした場合、価格の差に影響する部分です。

 

3.使っている金物にもいろいろある

 

ハードウッドのウッドデッキを作る際、板を固定するためのビスがあるのですが、これもメーカー様によって金額が変わります。

 

私がよく利用をしているウッドデッキ用のビスは、WAKAIと言うメーカーの太いステンレスビスを採用しています。

 

 

WAKAIにも安めのスレンダービスと言う商品があるのですが、やはり実際に作業をしている身からすると、しっかりとした太めのビスの方が良いと思います。

 

その太めのビスでも、しっかりと下穴を開けないとビスが折れてしまうのがハードウッドです。

 

板の反りが強くなってしまう場合、ビスが切れる原因にもなりますので、極力耐久性の高いビスを使って施工をしていただく事をお勧めしたいと思います。

 

4.施工の品質によっても大きく見積額が異なる

木材や金物の費用だけではなく、ハードウッドは施工の費用も見積もり金額に差が出ると思います。

 

ではどの様な部分にその差が出てしまうのでしょうか?

 

柱が曲がって建てられてしまっている

 

これは画像が出せないのですが、柱が倒れて建てられてしまっておりました。

 

正直なところどうしてこうなってしまったのか分からないのですが、施工の進め方に問題があるのだと思います。

 

床板が反ってしまっていたり、目地が通ってなかったりする

 

これはウッドデッキとステップが一段あるのですが、上のウッドデッキの床の目地位置と下のステップの目地位置が違っています。

 

それだけならまだしも床板の曲がりが直されておらず、そのまま貼られてしまっているのが分かります。

 

ついでに言えばレベルも取れてないので、なんだか板が蛇の様にうねって仕上がってしまっています。

 

こんな業者さんも居るんだなと思ってしまう仕上がりです。

 

外壁に穴を開けてしまい、ハードウッドの本数や施工を省略している

 

これがのちのちのメンテナンスを引き受ける工務店としては、非常に厄介な問題です。

 

外壁に固定を出来ると言う事は、ビス穴から水の侵入のリスクが高くなります。

 

今回の様に2Fのウッドデッキの場合、風圧もウッドデッキが受ける事になりますよね。

 

この作り方の場合はウッドデッキの受けた風圧を、建物本体でも受ける事になります。

 

すると固定されているビスやボルトに、それなりの負荷が掛かります。

 

それらの振動が1年365日の間に何度も負荷がかかる事になります。

 

気付いたらビス穴が広がってしまっていて、建物に水が入り込んでしまった。

 

そんな事にもなります。

 

これも工務店として仕事をしていると、頻繁に聞く話です。

 

クレームを伝えて修理に来たとしても。

 

コーキングを打って、それで終了と言う事でした。

 

普通に良心的で施主との関係が良好な工務店の場合であれば、この様な施工はしません。

 

この様に施工されたウッドデッキで雨漏りが発生した家の場合。

 

私の場合はこんな感じで説明をしています。

 

  1. まず下地の柱にしっかり固定されているか?
  2. 中途半端にしかビスやボルトが効いて無いのではないか?
  3. ビスやボルトを抜いて長さが柱まで到達する長さがあるのか?
  4. 散水して該当箇所から漏れていれば散水試験をする。
  5. しばし乾燥させた後、養生を行いプライマーを塗ります。
  6. プライマーの乾燥時間が経過した後、コーキングを塗ります。

 

この様な流れを持って様子を見る様にして頂いてます。

 

家は10〜20年程度持てば良い。

 

そんな考えであれば良いのですが、私は永きに渡って住める家の方が良いと思っています。

 

この後外壁のメンテナンスの際、毎回デッキを固定してしまった部分をメンテナンスする様になってしまうのです。

 

ハードウッドのウッドデッキの見積もり価格が相見積もりで安かったとしても、のちのちのメンテナンス費用を考えれば返って高いモノになってしまうかもしれません。

 

ですからハードウッドのみではなくとも、建物本体には最低限の固定をしてもらい、基本的には柱を建ててウッドデッキを構成してもらいたいと思います。

 

まさかの掘立て

 

 

これは誰が見ても分かると思うのですが、もともとあったソフトウッドのウッドデッキの柱があった訳です。

 

もともとは束石に柱が乗っていたはずなのですが、建て替えたハードウッドの柱は地面に埋まってしまっています。

 

この柱の建て方を掘立て(ほったて)と私たちは言うのですが。

 

掘立ては海の家の様に、期間限定の工作物に採用する工法です。

 

長期間固定するウッドデッキなどで、この掘立てを採用する事はまずありません。

 

ですから施主様曰く。

 

ちゃんとやってくれと言ったんだけど、これで平気だからと言い切られてしまって。。

ビスもあちこち打ってない箇所があるから、その都度こちらで言ってしぶしぶやってもらいました。

だけど床も波を打ってしまっているし、こう言う業者を選んだのも自分なんだし。

最後にはもう言うのも疲れちゃいました。。

 

もう言葉が出なくなってしまうと共に、いずれ暇見て外構屋さんに束石を入れてもらおうね。

 

そんな話をするしかありませんでした。

 

この様に私たちの常識では、考えられない様な施工を行う業者様も居る様です。

 

これらもハードウッド のウッドデッキを作る際、相見積もりをするなら気をつけたいポイントです。

 

私がお勧めするのは実際に施工を行ったお宅を、見せてもらう事をお勧めします。

 

良好な関係を施主様と気づけているなら、隠す様な事は無いと思います。

 

今はコロナ化ですけど、外から拝見させてくださいと言われて理由なく断る方も居ないと思います。

 

5.造作好きな大工はどこにこだわるか?

 

やはり長い間、そのウッドデッキが頑丈な状態を維持したいと言うのが本音です。

 

では私が拘っている部分を、最後にご紹介していきましょう。

 

水捌けを気にする

 

目地幅は7mmから8mm程度は開けた方が、水捌けは良くなると思います。

 

ですがこれもクライアント様によって、目地幅少なめと言うリクエストがあったりします。

 

目地幅少なめでやるのは構わないけど、そのかわり雨が降ったら水切りでデッキをの水を掃いてくださいね!

 

と言う様に説明を差し上げています。

 

直角や水平は当たり前にしっかり見る

 

直角や水平、垂直と言うのは大工であれば必ずしっかり見ます。

 

それをしないとあとあと自分自身の首を締める事に成りかねないからです。

 

最初にしっかり直角や水平、垂直を見ておく事であとの作業が楽になると言う事ですね。

 

 

下地の状態からラインを通す

 

根太もしくは大引と呼ばれる、床板を支える板があります。

 

この板をまっすぐに取り付け出来ていないと、あとあとビスを施工する際にビスのラインが根太なりに曲がってしまう事になります。

 

この画像ではピンク色の糸をまっすぐ張る事により、ビス穴のラインを通す事になります。

 

ビス穴だけで良いかと言う訳ではなく、最初の下地材からラインをしっかり通す必要があります。

 

その上でビス穴のラインも通せる事になりますので、ここは気を付けたいポイントになると思います。

 

板材は固定する前に色味をまばらにする

 

板を固定する前にせっかくの高級なハードウッドを固定する訳です。

 

無垢材独特の色味がありますので、なるべくならムラになる様な配列にした方が見た目も良くなります。

 

一度並べてみて、ちょっと変えた方が良いかなと言う場合は板を置き換えてみる事も良いですね。

 

 

ビス穴はバカ棒を使って墨をする

 

ハードウッドの耐久性と共に、ステンレスビスの存在感も大きく出てしまうのがハードウッドのウッドデッキです。

 

一枚一枚差金で墨をするのは大変なので、定木を使って簡単にビス穴の印が出来る様にした方が良いと思います。

 

ハードウッドの木端で充分なので、まずはバカ棒を使う様にしたいですね。

 

※バカ棒とは?

木に印を付けた棒になります。

定木として使うといちいち寸法を当たる必要が無くなりますので、とっても簡単に印が出来るツールの事を言います。

 

直線やラインは通す

 

これはビス穴のラインを通す事とも似ているのですが、全ての直線やラインは通した方が見た目も良いと思います。

 

あまりボコボコだったりすると、せっかくの素材の持ち味が台無しになってしまうからです。

 

ウッドデッキの床には3本のビスのラインがあると思います。

 

 

注意

スマホの方は写真をクリックして拡大してご覧になってみてください。

 

 

これは奥の広いデッキ部分から根太の割付を行ってますので、必然的にこちらのセンターに来る訳ではありません。

 

ですからデッキにあがるためのステップ部分も、同じ様にステップを受ける側板を設置する事でビスのラインを揃える様にしています。

 

 

 

これはもともと道路側から見られない様、柱の内側に斜めで手すりを収めていました。

 

建て替え前は変形部分に薄い板を縦にいれてあったのですが、私は板を建てずにそのまま手すりのラインを通して収める事にしたんです。

 

 

これは新築時に作った唐松材のソフトウッドのウッドデッキです。

 

斜めになってる部分の柱の横に、薄い板が入っているのが分かりますね。

 

そして作り替えたハードウッドの手すりがこちら。

 

 

ちょっと画像がピンボケになってしまったのが残念なのですが、この様に直角でカットするのではなくハス切りする事で収めています。

 

この方がラインが通って見た目も良いですし、日陰の陰影でも綺麗に収まっているのが分かりますね。

 

これは水平と垂直で斜めにカットしてありますので、ちょっと難しいカット方法かもしれません。

 

ですが大工さんならではの収め方になると思います。

 

もとろんしっかりと下地材を組み上げるのは当たり前なのですが、それ以外でもこの様に気を付けるポイントは多いと思います。

 

最終的にこのハードウッドのウッドデッキを見た、クライアント様の感想はどうだったのでしょうか?

 

お疲れ様ーーー!!
挨拶しようと思ってたら帰っちゃってた💦

暑い中、毎日本当にありがとうございました😊

すっごくカッコよくて素敵なウッドデッキ✨
やっぱり社長にお願いして良かったーーー(emoji)

 

LINEでのやりとりを、コピペさせて頂きました。

 

喜んでいただけたのなら、なによりですね(笑)

 

まとめ

 

いかがでしたか?

 

まさか柱が曲がって建ってしまうなんて事、ある訳無いと思いますけど。

 

実際にはあるお話だと言う事が分かりましたね。

 

この様に各業者様によって、施工の当たり前と基準が違うと言う事がご理解頂けたかと思います。

 

今回のハードウッドで作るウッドデッキは、材料を統一せずに作る事にしました。

 

柱ウリン材

床・手すりイタウバ材

根太セランカンバツ材

 

材料の特徴、そして現場の雰囲気を変えないためにも材料の種類を選択しています。

 

もしもあなたがハードウッドのウッドデッキを依頼したい。

 

そんな時はあまり価格重視で、業者様をお選びするのはお勧め出来ません。

 

それは見積もり金額の比較をする事は出来たとしても、材料の選び方や施工の品質、のちのちの対応などなど。

 

それは見積書やプレゼン図面には現れてこない部分でもありますので。

 

むしろ高いお金を支払う事になるのですから、しっかりと相談出来る業者様を頼ってください。

 

しっかりと説明が出来る業者様と言うのは、施主との会話もしっかり出来ると思います。

 

そこで信用が出来るのであれば、その業者様に依頼をするのが好ましいと思います。

 

事実私の様に頼まれたからやるけど。

 

どこでやるのか決まってない場合はお断りします。

 

そんな工務店さんもありますのでね(笑)

 

それぐらいクオリティの高いウッドデッキを作るためには、気も使いますし頭も使うのだと言う事を覚えておいて頂けたら幸いです。

 

それではみなさんのウッドデッキ生活がより良いモノとなります様、是非とも参考にして頂ければ幸いです。

 


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