鎌倉市玉縄 「わ」の家 上棟☆
2013年6月7日の建築吉日(ひらく)の日に、鎌倉市玉縄にて「わ」の家 が無事上棟を迎えました!
ひらくとは建築吉日の中でも神使天険を開通する日で、建築ごとに吉日、そして祝い事に吉日と言ったりします。
それこそ読んで字の如く、上棟の様な時にはとってもめでたいお日柄になります!
こちらの「わ」の家 はオーナー様セレクトのタイトルになります。
この「わ」という一文字の中には、家族の「輪」だったりとか、和みの「和」だったり、和風が好きと言ったキーワードが、一文字の中に詰まっていると言う事で「わ」の家とセレクトされました!
シンプルだけれど一文字の持つ力とか、思いを込めた感が伝わって来る良いたタイトルだと思いますね。
そんな「わ」の家を無事上棟するべく、中尾建築工房の棟梁達も人数を動員しまして、野地まできちんと上げる事が出来ました〜☆
あ
野地って言うのは、正式名称を言うと『野地板』と言いまして、屋根の下地になる板の事を指します。
野地板の『野』って言う部分は、主に家が仕上がった際には見えない部分の所を表してまして、野地板の他にも野垂木とか野モノと言うように下地材の種別をする頭言葉として使います。
野地板の野をなくしてしまうと、地板になります。
地板って言葉なら、聞いた事がありませんか?
よく和室にある床の間の床に使われるのが、地板になります。
地板は完成した際に見える場所だから、野はつきません。
つまり野地板は、見えなくなる地板って説明が正しい形になるでしょう。
と大工さん用語の解説になってしまったのですが、中尾建築工房の建てる家の本質は、和の原点となる昔ながらの在来工法で建てられています。
和の国である日本の風土と気候をもっとも知り得て造られている訳で、輸入住宅の様に構造に簡素化された家ではなくて、たくさんの柱や梁の部材を用いて建てられて行きます。
それだけに上棟作業の時には、部材の搬入も半端なく多いですから、画像の様な大きいトラックが上棟の際には何台も現地に到着します。
でもさすがに一遍には、荷を降ろす事が出来ませんから、一台降ろしたらまた一台、そしてまた一台と言った感じで、大量の木造軸組のフレーム材を降ろしつつ、組み上げていきます!
棟梁達も頑張ってくれましたので、工事は順調に進みましたよ〜☆
たくさんの柱と梁で構成されたフレームは、中尾建築工房で建てられたオーナー様だけが知っている屈強なフォルムですよね!
ここまで来ると、家造りの中盤戦と言うタイミングになる訳ですが、図面を造ってプランを見直している時期に比べると、実際に工事がすすで行くに連れ、リアルサイズの工事が行われておきます。
でもこれが面白いもので、基礎工事中の時には家のサイズが小さく感じます。
そして今回の様に上棟しますと、実際の家よりも大きく見えるものなんです。
さらに内装の壁や外壁などが仕上がってくると、今度はリアルなサイズになって来た事が分かる様になるんですね。
棟梁たちも梅雨時と言う事も当然認識しておりますので、みんなで一斉に屋根廻りを作り上げて行きます!
こうして無事上棟する事が出来た鎌倉市に建つ「わ」の家。
家造りは、こうやって形になって行く部分が面白い部分でもあります。
進行具合も見学しつつ、是非とも残りの家造りの過程を楽しんで頂ければと思います。
色んな方の輪がきっかけとなり、ここまで形となった「わ」の家 造り
まずは上棟おめでとうございまーす☆
あ
実はこの日、私は他現場廻りをしつつも、夕方に現地へと着きました。
ところが設計西井と電話で話しをしながら、車を運転してたら。。
あれ、ちょっと方向違う?
そして現地に到着した頃には、誰も居ない••
そりゃそうですよねぇ••
でも、おめでとうございます!