藤沢市長後大壁和室のL型コーナー建具の収まり検討
ん〜
むむぅ〜?
ふ〜ん・・・
なんか引っかかるんだよなぁ・・この収まり。。
あ〜、すみませんね、ほぼほぼ私の独り言を表現すると、こんな感じの書き方になってしまいます(笑)
私達の仕事って、頭の中にあるイメージを具現化し、紙媒体に出力してクライアントのオーナー様にご理解を頂いたり、提案をする事がお仕事になるのですが、それぞれ設計担当が収まり等も検討します。
そして私の所にあがってきた際に、ちょっと気になる収まりの案件がありました。
これ、いわゆる大壁の和室と言いまして、和室には二通りの和室の造り方があります。
一つは真壁和室
もう一つが今回の様な大壁和室です。
簡単な説明をすると真壁和室の方は、昔ながらの柱が出っ張っていて、壁が引っ込んでいる形の和室です。
大壁と言うと、柱が出っ張らない和室の事といえば分かりやすいですかね。
今回のお宅は、大壁和室になります。
ま〜最近は和室に対して『そこまでしなくても良くね?』的意見も多々有りますものですから、たいていの場合は大壁和室が多いかな・・
特に書院とか造作で造ったとしても、誰も喜ばないでしょうし、本気造りの真壁和室に何百万円もの材料費を掛けたがる方は、ほとんど居らっしゃらないのが現実ですしね。
んで、今回頭を悩ましているのは、大壁和室の引き込み建具がL型の配置に並んでいる部分を悩んでおりました。
『ん〜、なんかしっくり来ねぇなぁ・・角っこが気持ち悪いなぁ・・・』
そしてここ二〜三日、私の脳内で検討していたのです。
なにをそんなに考えているのかって言うと。。
これ、設計担当に伝える為に即興で手書きしてますから、字も画もざざっと書いてますので、ご了承を(笑)
自慢じゃありませんけど、打ち合わせの時の私って、ほんっと字を乱雑に書くんですよね。
んで、ちゃんと内容は書き込みするのですが、後から見ていて、自分で書いた文字が読めない事もあります(笑)
そんな時には廻りのスタッフに『これ、なんて書いてあると思う?』と聞いてしまうので、思いっきりシラ〜っとされてしまう事もしばしば。。
要は何かって言うと、コーナーとなる角部分に木枠が付く形になるんです。
でも出っ張っている縦枠がある事でなんだか形がイケ好かない・・・
普通にL型で無ければ、なんにも問題は無いんです。
これがL型だから、より気持ち悪さが強調されてしまうんでしょうね。
私だけかな、こんなん気にするのは・・
これ、大壁和室だけに、こうなってしまうのは当たり前と言われれば当たり前なんです。
でも、その当たり前がなんとなく嫌な訳です。
だから冒頭にあった様に。。
ん〜
むむぅ〜?
ふ〜ん・・・
なんか引っかかるんだよなぁ・・この収まり。。
ってなる訳なんですよね。
しかも私がそんな事を考えているとは、廻りのスタッフは知りませんし、なんでそんな独り言を発しているかも知りません。
だから廻りから見れば『また始まったか・・』という意識の中で、思いっきりスルーされる事がほとんど(笑)
まぁ別にいいんですけどね・・
では、どの様にしたら体裁が良くなるんだろう・・
そんな事も考えつつ。。
こんな感じでどうなんだろう・・と考えてみました。
なにをしたかって言うと、引き込み建具の木枠を全体的に和室側に押し込んでみたんです。
そうすると角の柱部分が珪藻土の巻き込み仕上げになるのですが、白く仕上がる柱の廻りから木枠が引込みますので、結構スッキリするんです。
なんだか縦枠が2つ、ポンポンと入ってしまうだけで、とっても邪魔な感じがするのですが、白い柱の角を出す事によって、スッキリと。
かつシンプルで体裁が良くなります。
んで、これに建具を入れるってすると。。
こんな感じかな。。
今回のお宅は、引き込みする建具を障子にして、さらに障子の桟も全て自然塗料の濃い目なカラーで着色をします。
それだけにインパクトが強いですから、魅せるとこは魅せつつ、スッキリさせる所はスッキリとさせる。
その方がメリハリが効いて、より建具のイメージがキレイに見えると思うんですよね。
まぁ、こんな事を脳みその中で日頃から考えてますから、独り言が多くなるのも否めませんね、うんうん。
という事でイメージ的にはこんな事を考えたので、後はそのまんま設計担当に丸投げをするとしよう(笑)
ではでは、これから引き渡しがありますので、ちょっくらお出かけするとしま〜す!