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こだわりの職人|うなぎ職人編

 
  2018/12/24
こだわりの職人|うなぎ職人編
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ちょっと前のテレビで放送していた時のモノなのですが、うなぎを扱わせたら天下一品というおじさまが出ていました。
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ま〜、見るからに言葉遣いも荒々しいですし、無駄な動きと見える様で、実に効率良く動いているであろう職人さんです。
こだわり具合も半端無くて、他店舗のうなぎはくそだと罵ります。
私も元々は木造軸組在来工法の大工棟梁だったので、ジャンルは違えど職人の考えそうな事は、まずピントがずれませんので良く分かります。
職人って言う生き物っつ〜のは、基本こだわりが無いと生きていけませんからね。
逆を言えば、こだわりの無い職人っていうのは、私から言わせれば。。
職人さんの仕事はしているけれども、実は職人では無い。
いわゆるなんちゃって職人だったりするんですよね。
こちらのうなぎ職人さん、他店舗で出しているうなぎの事はくそ呼ばわりするのは共感持てませんけど、それを言い切らないと『お客さんに失礼だっ!』て位に、うなぎへのこだわりが半端無い様です。
こうゆう職人さんもだいぶ少なくなりましたよね。
おそらくこの方、お師匠さんとかも居らっしゃるでしょうけど、ここまで言い切ってしまう所をお見受けすると、おそらく師匠の教えをそのまんまやってきた方ではないと思います。
師匠の教えはあるけれども、それは基本として考えて、そこから更に自分自身で研究し尽くしたし、自身で試し、自身で満足出来るレベルを造ったのでしょう。
それがおそらく今のStyleなんでしょうね。
確かに言葉遣いは悪いけれども、人から教えてもらっただけの事をやっている職人であらば、こんなに横柄な事は言い切れないと思います。
実は私も師匠となる親方は何人か居ます。
でも、それはそれで無視する訳ではないですけど、やたらと本を読んだり、上手いと言われる職人さんの仕事を盗んだりしてきました。
なんでそんな事をしていたかって言えば、それぞれの師匠の仕事に不満があったからなんです。
仮に三人の師匠が居たとして、私がそれぞれに思っていたのがこんな感じ。


Aさん
Aさんは一番はじめに就職した工務店の社長です。
一応は元大工で社長なんだけど、不動産会社→ブローカー→工務店→社長の会社
こんな構図の中だったので、いい仕事って事よりも如何に材料費を掛けないで、家を造れるかって事に向いている人でした。
僕はそんな仕事が大嫌いだったので、当然社長の仕事には反発してました。
結局、社長の会社は倒産してしまったのですが、職人としても、社長としても、とてもじゃないけど尊敬を出来る仕事は学ぶ事が無かったので、一切この人からは職人の仕事を学ぶ事は無かったです。
教えてもらった事もなにかしらあったけど、むしろ自分の方から、その記憶を処分していった感が強かったです。
Bさん
BさんはさきほどのAさんの会社に常用で入っていた棟梁です。
この人は三崎の大工さんだったので、家の造り方に関しては特にこだわりが強かったんです。
造作する仕事なども、大変キレイで、この人が造る和室などは、まさに素晴らしいの一言でした。
なのでこの人の仕事のやり方は実に参考にさせて頂きました。
でも、唯一駄目な所が、仕事をするスピードが遅かったんです。
言ってみれば他の人が掛ける時間の二倍近くは掛けていたんだと思います。
そりゃ〜、時間掛ければ、どんだけだって良く出来る訳であって、そこに不満がありました。
仕事のやり方、キレイさは参考にさせてもらったけれども、仕事のスピードに関しては一切参考にしませんでした。
Cさん
僕が独立する最後に居た工務店の親方です。
この工務店は前者と違って、大工工事専門の工務店でした。
だからお客さんから直接注文を貰う事はしなくて、どこかの建設会社さんから大工仕事だけを貰う工務店でした。
ただ、これは私にとって大工仕事だけをやらせてもらえる工務店だったので、仕事の量はたくさんあったんです。
では、親方の仕事のやり方を吸収したかと言えば、まず一切しなかったですね。
理由ははっきり言って下手だから。
ここまで書くと、私の思う理想の大工棟梁と言うのは、早ければいいってもんじゃない。
でも、遅すぎるのもどうかと思う。
如何にキレイな収まりを、如何に早く出来るか?
時間を掛けるべき所にはきちんと掛けて、掛けなくとも良い仕事に関しては、ひたすら手を抜かずに効率良くやる癖を身につけたんです。
業界では当たり前の様に言われるお約束的な部分も『なんでそうなの?もっと良い方法無くない?!』って感じで疑って掛かっていました。
若いうちは体が動くけど、年を重ねる事によってだんだん体も動かなくなっていく。
それをカバーするのも、常日頃からの集中力と要領の良さであろうと意識をしていたんですね。
修行時代の私はこういった事に重点を置いて、日々の作業に当たっていました。
その意識があったからこそ、どれだけ年季の入っている年配の大工さんに意見を言われたとしても、余裕な感じで切り返す事が出来ます。
私自身もこんな積み重ねをして来ておりまして、大工の棟梁となった経緯がありました。
だから、このテレビを見ていて豪語している職人さんを見ると、嬉しくなってしまったりするんですよね。
『ジャンルは違えど、ここにも変人居た〜!』って感じで(笑)
でも相当な手際の良さでしたよ〜
うなぎを割く時間なんて、同じお店の職人さんと比較すると、半分程度の時間で捌いてしまっていましたからね。
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ちなみにこのお店、初めて来店される方には、養殖うなぎしか食べさせないんだそうです。
養殖と天然の違いを分かってもらうためにも、初回に関しては養殖のみなんですって。
それに面白い事も言ってましたよ、美味しい天然のうなぎについて。
魚なんかも同じだけど、良く脂が乗っていて美味いって言うじゃないですか?
でも、こちらの大将曰く『毎日、生きるか死ぬかの自然で生きてる天然うなぎが、そんな簡単に餌を取れて、脂が乗る訳ね〜だろ!』ですって。
なるほどね〜と思いつつ、やっぱりこの人変わってると思ってしまいました(笑)
私もいつか、時間とお金に余裕が出来たら、こちらのお店を訪れてみたいもんですね。
釣り船一回我慢すれば、一人だけなら行けるかな・・
こだわりの職人|うなぎ職人編
こちらの大将、いつまで現役でやれるのかわかりませんけど、こういったお店の跡を継げる人には期待をしたいですね。
うん、口は悪い大将ですけど、なんだかとっても共感の出来る職人さんでした!
ではでは、明日からお盆休みに入らせていただきます。
現場の養生等も監督が廻っておりまして、きちんと確認済みでございます。
皆様には、お休み明けにまたお会いしたいと思いま〜す☆

そういえば木材利用ポイントの件で連絡があったんだった。
名前は言えないけど、各エリアのオーナー様にご連絡です。
横須賀市長沢、逗子市逗子、鎌倉市津西、横須賀市公郷、横須賀市馬堀台団地の皆様へご連絡です。
前に私が伺った口座を明日になったら調べてみてください。
おそらく中尾建築工房から素敵なプレゼントがあるのを確認出来ると思いまーす☆
こんな所でもいい仕事しているなぁ、この私。
ではでは、私は明日のマグロ釣りの準備でもすっか!


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木目が印刷された既成品やビニールクロスには絶対に出せない“本物感”は、写真や文章だけではなかなか伝えきれません。
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