葉山町一色『空窓の家』の壁塗り進行状況を見に行きました!
今日は逗子や葉山に用事がありましたので、渋滞するであろう海岸線を車で走りました。
今日は海も穏やかでしたし、天気も良かったので、かなりの人が出ておりましたね。
さっそく用事も済ませまして、『空窓の家』の家に向かってみると。。
すでに外部の足場は外れておりまして、建物外観が確認出来る様になりました。
足場が掛かっていると、どうしても養生シートがありますから、なんとなーくしか、イメージ出来ないんじゃないかと思います。
でも、こうやって足場が外れてくると、イメージも分かりますよね。
外部の足元廻りでは、すでに外構工事が始まっておりました。
ここは元々、土が山盛りになっている土地でしたので、基礎工事前の段階で、大幅に土を取り除きました。
それだけ土を取り除いてしまうと、隣地との間にあるブロックでは強度が無い為、倒壊してくるかもしれません。
そのブロックを支える為に、きちんとした強度の出る型枠ブロックなるモノを採用してあります。
このブロックの特徴は、擁壁の様に強度を持つタイプのブロックです。
普通のブロックに比べて、厚み幅はあるけど、中身はスッカスカ・・
スッカスカだから、パッと見はどうなのかと思われてしまうかもしれないのですが、その分だけ純粋なコンクリートを充填出来るんです。
だから強いと言える訳ですね。
そして週末親方が作業をしているであろう2Fリビング に上ってみますと。。
今までは一坪とか半坪のスペースから壁や天井を塗っておりましたけど、リビングになると広いんですよねー
その分、全部塗らないと終わりませんし、繋ぎ目をぼやかすのも一苦労になってきます。
でも親方、慣れない割に手先は器用なものですから、なんなく作業を進めております。
ちなみに脚立の一番上は、足場として使って良い所ではないんですよね・・
正しいのは脚立の上から二段目に乗るのが正解ですかね・・
届かないから仕方ないけど、気をつけて作業をしていただきましょう・・・
ここで施主が行う天井やら壁の作業について、私からのワンポイントアドバイスを差し上げましょうかね。
画像の奥の方は、すでにパターンも決まっていて、すでに仕上げがなされた状態です。
手前の真っ白な部分は、パターンを入れる前に珪藻土のネタをフラットに塗った状態。
この様に、どうしても作業の途中では仕上がっている所と、そうでないところのボーダーラインが出来てしまいます。
このボーダーラインを目立つ事なく作業をするのが、テクニックの一つ。
中尾建築工房で施主塗りをされる方には、とにかくお教えしている方法なんですけど、概ね1平方メートルの面にパターン付け用の珪藻土をむらなく塗り上げます。
そしたら、次の1平方メートルに作業を進めるのではなくて、まずはパターンを入れてしまう事。
そして次にまた、パターン付け用の珪藻土をむらなく塗り上げます。
そのボーダーラインが画像に出ている線になるのですが、ここもまた先にパターンを入れた部分と、新たにパターンを入れる部分をごまかす様に被せてコテを入れていくんです。
そうすると繋ぎ目の無い天井やら壁が塗り上げる事が出来ますので、より綺麗な仕上げに出来るって事!
つまり前に塗った部分も、もう一度パターンを入れる事になる。
それだけに時間との戦いになるから、一つ一つの作業でなんども同じ場所を触らず仕上げていくのがコツになります!
ちなみに壁塗り作業中に虫が付いてしまった場合は、固まる前にちゃんと取れますのでご安心を(笑)
ホントの天然素材だけに、虫にとっても良い香りなんですよねー、さすが史上最強のドイツ漆喰なだけあります!
親方も、ここまで広い天井は初めてでして、さらにプロと同等レベルの珪藻土の柔らかさで施工しておりましたので、いつもより多めに服が汚れております(笑)
まぁでも、慣れてくれば、あんまり汚れなくなると思いますから頑張って頂きたい!
こうして大胆にも一番難所なリビング天井から作業が始まっております葉山町一色『空窓の家』
ここまで早い段階で親方の称号を与えられたのは、今までに居らっしゃいませんでした。
なので慣れてくれば、結構なスピードで塗りきってくれる事でしょう。
親方、頑張って☆