造作キッチン出来るかなぁ・・・じゃなくて、やる!出来る!!と思ってみる☆
ある日、某着工前のオーナーからメールでの連絡がありました。
以下メール文抜粋!
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カウンターとキッチンを同じ木材で造りたいと考えています。
イメージとしては添付のような感じです。
私が作業して添付のようなキッチンを造ることはできないでしょうか。
大工仕事であれば諦めるしかないですが
日曜大工レベルであればやりたいです。
妻の要望としてはキッチンはこだわりたいけど
コストはかけられない、なのでそうするには
自分の体を使うしかないと思います。
また業務用キッチンだとこだわるとカスタムが必要になり
結局コストがかかってしまいそうです。
ご相談したいことをまとめると、
キッチン造作は私でもできるでしょうか
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なるほど、奥さまの為にもご主人が体を張って、要望の詰まったキッチンを造りたいって事なんですね!
いーじゃんね、こ〜ゆ〜ご主人様のやさしい気持ち!
ちなみにもらった画像はこれね。
レンジフードとシンク、水栓金具、ガスコンロはそれぞれ購入するとして、キッチンの本体を造作したいって事になりますね。
ん〜、結論から言えば、出来るか、出来ないかじゃない様な気がします。
やる!出来る!!
と思ってみる事なんじゃないですかね。
頂いた画像を見る限り、当然施主様が造っているキッチンではないと思います。
プロの大工さんが造作して造っていると思います。
では、これがDIYレベルで造れるか、それとも造れないか?
まぁ、なんのサポートも無ければ、DIYでは造れないと思いますよ、うん。
けれども中尾建築工房、元々は私が大工の棟梁でしたので、なんでも造れちゃう人な訳です。
大工の棟梁はまるごと家一軒を、材料さえ揃えれば建てられますからね。
だから出来ると思うんです。
こういった造作仕事をする為に必要な事は、こんな感じの項目になるのかな。。
●造りたい画、もしくは図面化。
●材料の拾い出し
●工具の準備
●造作仕事のテクニック
●良いモノを造りたいって気持ち☆
まず、画に関しては、自分で図面を造れるのなら、自分でやってみる。
分からない部分があれば、私に質問すれば、全てクリアになるから、特には問題無し。
そして材料の拾い出しなんて、壁は別としてキッチン単体で見てみると。。
4000×600×30の天板、下板、側板の集成材が2枚
4000×600×24の内部間仕切り、棚板の集成材が2枚
背板になる1820×910×5,5合の板を2枚
後はキッチンを組み上げるビスとか釘とかでしょ?
塗料は事務所に転がってる塗料を使えば算出しなくて良いわけだから、特には問題無い訳だ。
そして工具の準備としては、私の所有している大工道具があるから、それで充分かと。
その代わりに壊さないでねって感じ(笑)
造作仕事のテクニックは素人さんだから、無い訳だ。
これを補うためには、毎週末中尾建築工房で造作をする事で、補えるかと。
私が打ち合わせ中でも、造作作業を一つ一つやりながらアドバイスを受ける事で、テクニックなんて要らない訳です。
そして最後の良いモノを造りたいって気持ちに関しては。。
これは単純にご主人様から奥様への愛情があれば、まず問題は無いんじゃないかと(笑)
って事で、中尾建築工房の家造りの場合、オーナーの施主施工作業で出来ない工事はあんまり無い!
大事なのは出来るかなぁ・・・って思うよりも。。
やる!出来る!!
と思ってみる事ですね☆
その代わり、いつものやさしい中尾さんじゃ無くなるかもしれませんよー
普通モードから職人モードに切り替わると、人が変わってしまうと評判なので(笑)