雰囲気のある間接照明|プランによっては難しい家もある。
自然素材を採用して、リラックス出来る住空間の家に住みたい。
こだわりのあるキッチンを採用したい。
デザインだって、こだわりたい。
そんな家に欠かせないのが間接照明です。
私は常々、クライアント様に申し上げてる言葉があるのですが。
こだわりを持った部分は、ライティングの力で照らしてあげましょう!
これをやるとね。
お気に入りの空間だけに、雰囲気のある照明で照らしてあげると。
自分が選んで採用したモノだから、気分も上がります。
例えば中尾建築工房の新しいトイレ。
私はこの狭いトイレの中に三つの照明を仕込む事にしました。
こちらはトイレの壁面を照らす為のコーニス照明。
調光器を擤ませておりますので、これは一番絞った感じ。
これ、コーニスを最大に明るくすると。。
こうなります。
そして二つ目の間接照明は床に仕込んだ間接照明の光床。
これも絞った感じだと、こんな感じ。
これをフルパワーにしますと。
こんな感じで、まぁまぁ明るくなります。
そして三つ目の間接照明は、鏡裏に仕込んだ間接照明。
これは絞ってみたところ。
フルパワーにすると、こんな感じになります。
鏡に仕込む間接照明は、基本的に女性がお化粧直しなどをする事を想定して。
雰囲気のある色温度ではなく、しっかりと鏡が観れる昼白色をお勧めしております。
これをみんな一斉に点灯させると。
一つのトイレにここまで照明は要らないけど。
まさに光のシャワー状態になります(笑)
これら三つの間接照明は、どれも私がこだわったモザイクタイル。
またはトイレ本体や床の鉄平石タイルを照らす対象にしています。
ホテルや結婚式場であれば当たり前かもしれませんが、一般的な戸建てにはある程度の無駄もあっていい。
でないと、雰囲気とかもなかなか出ませんからね。
そんな中、私は某プロジェクトの間接照明計画を練っておりました。
このプラン、ピンクのマーカー部分にライトを入れる指示書になるのですが。
壁面沿いと階段下に天井コーブを入れようと思いました。
ところが階段を上がれば、いずれ間接照明は関節ではなく。
ダイレクトに当たる、直接照明になってしまう事に。
私の間接照明の定義は、ランプが見えない事。
このリビング階段、いっつも色々と悩むのですが。
さて、どうやったら階段から見えなくなるランプが出来るのか?
これ、また新たに間接照明を作るしかないんですよねぇ・・・
と言う事で、雰囲気のある間接照明。
プランによっては。
私が頭を悩ますプランも。
あったりするって事でした(笑)