進行中現場のご案内|実際に建てている家を見る事が参考になるの巻
先週末に中尾建築工房で建てている、葉山町一色の進行中現場に。
これから建築を検討されている方を、現場見学と称しまして。
お連れする事になりました!
葉山の家は、外壁をシックなソリッドブラックの塗り壁。
ゆったりとした大屋根の傾斜と、軒の広さが特徴の外観です。
新築、ましてや注文住宅で建てておりますので。
分譲住宅と比べて、延べ床面積も大きいですし。
その分意匠的にも。
直線を長くする事で、ゆったりさを醸し出しております。
新築の家を見学を希望される方には、中尾建築工房の家の特徴を説明すると共に。
新築のご相談や、リフォーム、リノベーションについてのご相談も受けております。
見学させてもらった葉山の家は新築ですが、人によってお住いの状況はバラバラ・・・
当然のお話になりますけど、ご予算もみなさんバラバラ(笑)
現場での見学は、ヒアリングも兼ねておりますので。
2時間ほど、お時間があると。
どの方向に進めたら良いかなど。
ご返事を差し上げる事が出来るんですね。
今回のご相談では、横浜に住んでらっしゃる家の相談。
建て替えた方が良いのか。。
それともリフォームすれば良いのか。。
大々的に間取りを変更する、リノベーションが良いのか。。。
そんな話をゆっくりと、ヒアリングさせて頂きました。
私たちの場合、特に営業マンが居る訳では無いので。
どちらかと言えば、建築設計や施工をするプロとして。
どの様な暮らしを望まれているか?
そこに注視をしております。
中尾建築工房のブログを読んで、お越しになられる方は。
どんな人たちなのか、ご理解がある様なので。
緊張などもほとんど無く、いろいろと話をしてくれたりしています(笑)
またブログは見てないけど、相談してみたい。
そんな方は、最初は緊張してるみたいですが。
話を聞いていると、緊張もすっかり取れまして。
私の話がしっかりと、頭に入っていくみたいなんですね。
いずれにしても、ご相談内容を聞いているとですね。
たいていの場合ご相談者の方は、答えをご自身で持ってらっしゃる。
と、私は思っています。
予算の事もあります。
理想とする住まいのイメージもあります。
そこに加えて。
この先、どんな暮らしがしたいか?
ここが、一つのポイントになるんですね。
自然素材を使った家の、新築を計画するには。
予算的にも、厳しいお話でしたので。
設備関係のリフォームか、大々的なリノベーションにするか。
もしくは何にもしない!
それをゆっくりと、家族で考える時間を取った方が良いですよー。
とご説明差し上げました。
業者に相談したからと言ってですね。
新築か、リフォーム、リノベーションか。
この中のどれかを選ぶ必要なんてありません。
究極の答えとするならば。
何もせず、このまま住み続ける。
そんな選択肢もあるでしょうし。
ご家族の年齢を考えれば。
もっとフラットな立地に、住み替えでも良いのでは無いか?
そんな選択肢もあるかと思うのです。
今回のご相談では、お住いも拝見させて頂きましたが。
建て替えをするには、ボックスカルバートが住宅の上に乗る難しい条件。
しかも。
築40年前の家です。
ボックスカルバートは、もともと土木系の建材でして。
排水路や車路に使うのであれば、何にも問題が無いのですが。
現在の建築で住宅を載せる為には、住宅とカルバートの構造計算が必要です。
今の時代は、構造計算して住宅の積載出来るカルバートもありますが。
40年前の当時は、そんなカルバートはありませんでした。
なので。
どの様な設置になっているか分からない事もあり。
迂闊に上物を壊せない。
新築するにはカルバート避けるか、カルバート毎交換。
昔の家に比べて、今の家の方が荷重は掛かると思いますから。
あえてリスクのある新築は進められないので。
今より建物を軽くする、リノベーションが理想。
もしくは、やらない(笑)
と言うのが私の意見。
と言う事で葉山町一色のオーナー様、現場を拝見させて頂きまして。
ありがとうございました!