施主施工はどのレベルまで出来るモノなのか?
こんな質問があったので、答えてみますと。
まー、私の考えではですね。
家を造ると言う事は、今の時代は人が作業を行います。
各職業の職人さんも人ですし、家を建てる施主様も人です。
なんで。
経験値の問題はあるのだろうけど、やってやれない事は無い。
とも、思っています。
さすがに軸組を建てるなどは、高所作業になりますので。
この現場は横浜市港南区港南台に建てた、パティオのある家。
こういった上棟作業は、ちょいと厳しいとは思うのですが(笑)
私も未だに覚えていますが、大工の見習いになり。
最初の上棟作業の時は。
もー足がガクガクブルブルで。
軸組の上で、動けなくなりましてね(笑)
最初はとっても怖かったのを覚えております。
その1年後には、脚立無しで柱をよじ登って。
フラフラの梁と梁を組むのを、積極的にやれる様にしておりましたが。
まぁ、施主施工で言えば。
上棟作業はちょいと怖いと言うのがありますので。
これは安全面や保険の面からしても。
お勧めはしないんですけどね。
それでも。
こちらは葉山町に建てた、中尾建築工房の注文住宅1棟目の家。
2Fのハイデッキは職人さんが全て組みましたけど。
1Fデッキは軸組と手すりjは、こちらで作業しまして。
床板張りは、ご主人自らご自身で作業をされてます。
こういったウッドデッキとかは、施主施工の典型的な例ですよね。
この時、お隣の方もデッキが作りたいって事だったので。
私がちょこちょこ現場に行く際に。
お教えさせて頂いておりました(笑)
出来るもんですよねー
まーこうなってくると、室内の珪藻土を塗ったりするのだって。
まー、出来るっちゃ出来ると思います。
こちらの家は、葉山町に建てた青森ひばが香る家。
デッキとポーチはこの後、ご主人が自分で青森ひばのデッキを造ってしまいました(笑)
玄関ドアも、もともとは中尾建築工房で製作した内装ドア。
それをどうしても付けたいとおっしゃるものですから。
自己責任でお願いした次第です。。
さらに。
これも同じ葉山町に建てた、青森ひばが香る家のリビングなのですが。
天井に貼られた青森ひばの板はですね。
コスト削減の為に、青森から取り寄せた青森ひばの野地板をご主人が加工しまして。
それをウチの棟梁が張ったモノになります(笑)
この頃は夜中の3時過ぎまで、工房の作業場で作業をされてたみたいです。。
私はとっとと、帰ってましたけど(笑)
そうそう、この方の場合。
薪ストーブの設置もご自身ですし。
ストーブ台もオリジナル。
さらに建具もですね。
私の方で簡単な建具の作り方をお教えして。
すべてのドアや引き戸は、ご自身でやられました。
木を削る事。
はめ板を造る作業。
建具の製作から、搬入吊り込み調整まで(笑)
だから、人によってどこまで出来るか?
個人差があるとは思うのですが。。
やる人って、結構とことんやられてたりするんですよね。
と言う事で、施主施工はどのレベルまで出来るモノなのか?
はい、人によるんだと思う。
これが私の答えになりまーす☆