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オリジナルデザインの建具製作|建具職人に頼まず施主施工で出来るのか?!partⅡ

 
  2018/12/28
オリジナルデザインの建具製作|建具職人に頼まず施主施工で出来るのか?!partⅡ
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さてと試験的に一枚の建具を作ってみて。
要領的に問題が無ければ、自ら製作をする事になった逗子の家。
早速、私が持つルートを調べるも。。
そう言えば。
リーズナブルな針葉樹の、建具材ネットワークは持って無い。
なので。
いつも針葉樹や広葉樹のテーブル板材を、直買いさせてもらっている商店さんに聞いてみた。
「お高く無い建具材を探しているので、どこかお店を紹介してもらませんか?」
商店さん
「建具材ならうちだってやってるので、うちから買ってください!」

「んじゃ、スプールスか、杉か、米ヒバ(ベイヒバ)辺りだと立方いくらになりますか?」
商店さん
「じゃぁ、ちょっと見積もりしますので・・」
そこで違和感を、若干感じたこの私。
その理由は、なぜなら。
町の材木店の場合、木の値段は。
材種と寸法が、3000×105×105なら何千円とか。
って販売されているのだけど。
新木場の様な銘木(めいぼく)を扱う店なら。
「この板はいくらですかー?」
「これなら、りゅうべい(立方)=50万だねー」
とかって話になる。
まぁ打てば響くと言いますか。
その場で即決と言いましょうか。。
掛け合いみたいな、もんなんですよね。
そして見積もりをしますと言った、社長さんからの電話。
「さっきの建具材なんですけど、杉が良いでしょー
Bランクで立方が200万で、Aだと350万くらいになるんですよー」
「はっ?!立方が200万??!
そんな値段の銘木、一体誰が買うのさ・・・」
「だって秋田杉だし、柾だし。。」
「あのさ、お店に在庫があるからと言って、うちが鬼の様にお高い材を買う理由は無いんですよ。
なんなんですか、その空気を全く読まないお値段の提示はさ。。」
この会話の内容を、詳しく説明すると。
「お高く無い建具材を探しているので、どこかお店を紹介してもらませんか?」
私が最初に伝えた、お高く無い建具材を探している
このお高く無いが、おそらく消え飛んでしまったんでしょうね。
秋田杉と言えば、日本三大美林の一つです。
それの建具材と言えば、秋田杉の中でもお高い材になります。
つまり超高級って事なの。
なので、私的には会話が成立しないと言う事で。
よそで探すから、今回は買いません。
と言う事を伝えて、電話を切らせてもらいました。
仮に立方200万と言うと。
建具材の材寸が。
長さ2100mm×幅105mm×厚み40mmの材だとすると。
2.1×0.105×0.040×2,000,000と言う計算方法になりますので。
長さ2100mm×幅105mm×厚み40mmの材一枚は、17,640円と言う計算になる。
この建具と同じ様に製作をしたとして。
zushishi-hisagi-muku-tategu-seisaku-seshu-sekou.jpg


使う量は、仮に片引きで外周立枠2枚に鴨居が1枚。
敷居は無垢のフローリングに、直接溝を入れるとして参入しないとする。
建具本体には、縦桟2枚に上桟、中桟、下桟、羽目板で4枚。
全部で板が7枚必要になるから。
17,640円×7枚=123,480円+消費税の合計で133,358円。
と言う計算になる。
これは。。
「お寺の扉を造ってるんじゃないからっ!!」
もしくは。
地主農家が見栄を張る、入母屋の家にしか使えない材料じゃん!
と私が言いたくなるのも、お分かりになるかと思います。
さてと、他を探すかぁ。。
って事で。
私はいつも自分の直感を信じるタイプの男なのですが。
あるリストを見て、きっとここならある。
そして。
建具を作ったら、着色仕上げにする事を考えると。
スプルスやベイヒバではなく、杉が良いんだよなぁ。。。
と思っていました。
スプルスやベイヒバは、着色すると変な色ムラが出たりするからです。
でも、価格を抑える為には、スプルスも検討しないと。
そこで直感で見つけた連絡先に、電話をしました。
「初めて電話させて頂くのですが、神奈川の工務店で中尾建築工房と申します。
実はお高く無い建具材を探していて、クライアント様が自ら建具を作る材料を探しています。
あまり高い建具材は手が出ないので、スプルスでも、ベイヒバでも、杉でも、産地は問いませんからありませんか?」
と説明をしました。
そ・し・た・ら・
「だったら今は、杉の柾だねー」
「えっ?!スプルスの方が安いんじゃないんですか?」
「そう以前は断然スプルスの値段が、すごく安かった時代があったじゃない?!
でも今はそうじゃなくて、スプルスの値段が上がっちゃっててね。
そして杉の値段が下がって来ちゃったから、スプルスを使っていたお客さんはみんな杉になっちゃってるんだよ」

「マジか・・・
ちなみに杉だと、立方おいくらになるんでしょうか?!」
「そうだねー、バンド丸ごと(1立方)買ってもらうなら25万〜30万だねー」
その代わり、バラならもっと高くなっちゃうけどね。」
仮に先ほどの框戸を造るとして、30万計算としてみれば。
長さ2100mm×幅105mm×厚み40mmの材だとすると。
2.1×0.105×0.040×300,000と言う計算方法になりますので。
長さ2100mm×幅105mm×厚み40mmの材一枚は、2,646円と言う計算になる。
全部で板は、7枚必要になるから。
2,646円×7枚=18,522円+消費税の合計で20,003円。
と言う計算になる!
この他、送料とかも掛かって来るんだけれども。
ドア一枚の材料費で、これは安いっ!!
いやー杉の建具材は、最低でも立方45万は覚悟してたんだけど。。
さらに下回る、商店見つけちゃったっ!!
そう、これがあるから。。
木場と言えども、出された価格に「はいそうですか。。」
とは言えないんですよね。

框戸を製作したとしてもこの価格。
ガラス戸で製作するなら、材料費はもっと節約が出来る。
この値段なら、余ってもうちがストックしても良いなぁ。。
モノを見ないと、なんともですが。
ちょっと平日、仕事を抜け出してもらって。
私と一緒に建具材を見に、商店さん行きませんか?
と言う提案をしたいと思いました!
やっぱり、ここぞの私の直感は冴えておりますねぇ・・・


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

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漆喰によって心地よく湿度調節された空間。

木目が印刷された既成品やビニールクロスには絶対に出せない“本物感”は、写真や文章だけではなかなか伝えきれません。
一世一代の大きな買い物、住まい。

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