逗子海岸一望の海が見える家〜建築家と工務店が建てる家とは
中尾建築工房が建てる家はジブン・Styleを提唱して、常にクライアント様の要望を吸い上げた家づくりを行っています。
人によって要望はバラバラですが、それを形にするのが注文住宅です。
今回は逗子海岸を一望する海前の立地、まさに太陽の季節を楽しむ家のご紹介を差し上げたいと思います。
逗子海岸一望の海が見える家〜建築家と工務店が建てる家とは Private Loungeのある家
立地を最大限に活かす事に注力し、本宅とプライベートラウンジのある家が建ち上がりました。
Contents
1.3F建ての本宅と平屋のラウンジを複合させたシルエット
■外観の特徴
- 2区画の敷地構成をバランス良く提案
- 温水シャワーも完備
- ウインドサーフィンを楽しんだ後も砂を本宅に持ち込まない設計
Private Loungeのある家の敷地構成は、実は2区画分と言う大きな敷地でした。
逗子海岸をすぐそこに望む立地は、海を楽しむご夫婦にとって最高の好立地。
けれども反面、海は凪の日もあれば、荒れ狂う嵐の様な日もあります。
その対策として、本宅単体でも充分独立出来る構造計算の上、波風の影響は本宅でブロックします。
さらに本宅とは屋根つながりで支えるラウンジがある事で、風圧力に耐えうる合理的な設計になっています。
敷地の持っているパフォーマンスを最大限引き出す為に、3Fの本宅と平屋をセパレートする事でダイナミックな中庭を持つ空間構成。
海前の家ですから、もちろん外部に温水シャワーも完備。
海から遊んで帰って来たら、砂を本宅に持ち込まない事も、海好きの方にとっては最大の条件になります。
外シャワーとは別に、ラウンジ内のシャワーブースに行く事で、砂を洗い落としてからラウンジでリラックスした時間を楽しめます。
2.玄関ポーチはオープンエアーな広い中庭デッキからどうぞ
■中庭の特徴
- 趣味の石庭や灯篭も眺める遊びの空間
- 本宅とラウンジを結ぶロートアイアンの階段
- セランカンバツで造ったウッドデッキ
玄関ポーチを兼ねている中庭には、ご主人の嗜好が現れています。
趣味の石庭や灯篭、ラウンジの中から眺める事も出来ますし、デッキで直接楽しむ事も出来ます。
本宅はLDKが2Fに設計されています。
本宅からラウンジへ。
ラウンジから本宅へ。
どこからでもアプローチが出来る様になっています。
平面上の回廊はよくありますが、Private Loungeのある家の様に、縦に回廊する家はなかなか無いでしょう。
ウッドデッキや板塀は、全てセランカンバツの無垢材を採用。
レッドシダーの板貼りと共に、無垢材に囲まれたオープンエアーな空間になりました。
3.エレベーターを経由して2Fリビングへご案内いたします
■2Fリビングの特徴
- 逗子湾を望む大開口トリプルガラスの窓
- 控えめなメープルの無垢フローリングとホワイトの珪藻土
すぐそこには逗子湾のある立地。
リゾートの様な好立地ではあるものの、音の問題も抱えていました。
騒音対策としてトリプルガラスの窓を入れる事で、これだけ大きな開口のある窓を配置出来ます。
セパレートされた吹き抜け。
重量感のある無垢のダイニングテーブル。
控えめな色合いのメープルの床。
どれも調湿する素材ですが調湿効果が抜群の珪藻土は、この立地での暮らしやすさを支える最高の内装です。
3Fからは2Fリビングを見下ろせたり、シーリングファンのメンテが出来る開口部。
真っ白な空間なので、ご主人の趣味のモノが映える空間ですね。
キッチンについては、後ほどご紹介させて頂きます。
雑誌の専属カメラマン撮影の画像ですが、全てがどうやっても入り切れません。
とても贅沢なプライベートの空間ですね。
4.見た目はシンプルだけど機能的なキッチン
■キッチンの特徴
- ペニンシュラのⅡ型のキッチン
- オーダーメイド制作
Private Loungeのある家は、ペニンシュラのⅡ型のキッチンです。
天板はどちらもサイルストーンの天板に、ウォルナットのハイカウンターを装備。
設備機器もご紹介していきます。
AEGのIHは、掃除等の手間いらずなシンプルなデザイン。
アリアフィーナのレンジフード、グローエの水栓金具、エマーソンのディスポーザー。
オーダーメイドで制作させて頂くキッチンでは定番の設備機器たちです。
もちろんミーレのビルトイン食洗機もしっかりと入ってます。
Ⅱ型のキッチンはワークスペースを効率良く使えるので、料理がとっても楽しくなるでしょう。
5.和室には建具職人のこだわりの組子も
■和室の特徴
- 和室には建具職人こだわりの組子
- 遊び心のある流木のオブジェをディスプレイ
Private Loungeのある家の和室には、丸窓を配置しました。
その窓の中には建具職人こだわりの組子も入っています。
内子の中に組み込められた組子は、全部で3種類。
胡麻、麻の葉、かさね竜胆、それぞれ違う組子になってます。
画像の方をよーく見て頂くと、組子のデザインが変わっているのがお分かりになるかと思います。
シンプルですが、オーナーのこだわりが出ていますね。
吊収納の下部の地板部分には、遊び心のあるディスプレイを施してあります。
こちらは弊社OBオーナーの、ガーデンデザイナーの作品となります。
6.サニタリーは 洗う 干す たたむを一つの場所で
■サニタリーの特徴
- 海の前特有の機能的なサニタリー
- リビングに併設
海の前の土地ではよくある事ですが、湿気がとても多く、何も対策をしていないと衣類や壁面は湿気だらけになってしまいます。
Private Loungeのある家では、洗う、干す、たたむを一つの場所で出来る様になっています。
ここでも一役買っているのは、天井は壁面のすべてに塗られた珪藻土。
壁紙の家なら部屋干しするなと言う施工業者がほとんどですが、ヨーロッパの自然素材の珪藻土は湿度を吸収する力がとてもあります。
むしろ「部屋干しして下さい」と、必ずお伝えする機能的な壁材でもあります。
この様なサニタリーがリビングに併設されていると、生活動線上は簡単に行き来出来ますね。
7.お気に入りのタイルを貼られた清潔感あふれるレストルーム
■レストルームの特徴
- お気に入りのタイル
- 清潔感を向上させる設備機器と機能壁
トイレと言えば、あまり清潔感が溢れているトイレって、なかなか見ないと思います。
ですが最近のトイレは節水だけではなく、消臭の機能も大変優れています。
さらに自然素材の家では、天井や壁面の珪藻土にも消臭効果があります。
そのため、清潔感が溢れているトイレになる事が多いのです。
もちろん、奥様の日々の清掃の賜物でもありますね。
8.ハイルーフバルコニーへようこそ
■ハイルーフバルコニーの特徴
- 逗子湾を一望する事が出来る
- 逗子の花火大会はもちろんここで
- 追加工事でご依頼頂いた造作ベンチ
中尾建築工房では海前の家を建てる際、周辺環境の景観確認を積極的に行っています。
その敷地の持つパフォーマンスを最大限に発揮させる為にはとても有効です。
Private Loungeのある家も同様、高所作業車を導入して、しっかりと景観確認を行わせて頂きました。
「2F床の高さです。」
「3F床の高さです。」
「ハイルーフバルコニーの高さです。」
この結果、ハイルーフバルコニーを選択される事になりました。
ハイルーフバルコニーなら、逗子湾のすべてが一望となります。
遠くには江ノ島と富士山も望める絶好のロケーション。
逗子の花火大会も、こちらのバルコニーから堪能出来ます。
花火は見上げるモノだと思い込んでましたが、花火は見下ろせるモノだと、この家を建てさせて頂いて気づいてしまいました。
そして何より景色の良さを証明するのは、後から追加工事を頂いた造作ベンチです。
引渡し前の出来上がりを確認していただく際、あまりの景色の良さにオーダーを頂きました。
海はたくさんの人に、癒しをもたらせてくれますね。
9.イベント好きなご主人様のライフスタイルを楽しむ場
■場の特徴
- イベントやライブ演奏をここで眺める
- フルオープンに出来る木製窓
普通の家ではこういった場を設ける事はありませんが、それがあるのがPrivate Loungeのある家。
ここではイベントを開催したり、ジャズライブの演奏を聴いたりする事の出来るスペースです。
通常の引き違い窓や引き込み窓では合いませんので、木製の吊り窓を採用しています。
フルオープンにして演奏をお楽しみください。
10.大人の男のロマンの集大成 Private Loungeのある家
■Private Loungeの特徴
- イベントやライブ演奏はここでも出来る
- 寿司職人やシェフを招いていただく料理を楽しむ
- 自分の好きなモノに囲まれて暮らす
- チョイ乗りの車もここにビルトイン
- シャワーブースも完備
- ウェットスーツのままでドリンクを頂ける
- 外断熱を採用して柱や梁を現し仕上げ
このラウンジこそPrivate Loungeのある家の醍醐味と言えるでしょう。
完成見学会の際には、このラウンジがメインとなり、ジャズパーティーやマグロ祭りが開催されました。
ステンレスで製作させて頂いたシンプルなキッチンは、Ⅱ型にセパレートされたアイランドキッチン。
馴染みのあるお店のシェフや職人さんを招いて、様々な料理を堪能する事が出来ます。
ここは別名「小屋」とも言いますが、ご主人様の好きなモノがディスプレイされています。
ウインドサーフィンの板やセイル、大好きな画も、ここにあればいつでも鑑賞する事が出来ます。
近くに出かけるなら、チョイ乗り専用の電気自動車もここに収納。
海から帰ってきて、砂を洗い落とすシャワーブースもこの小屋に設備されています。
「小屋で良いんだ」とのリクエストでしたが、ヒートショックの心配がありましたので、外断熱仕様として製作させて頂きました。
小屋と言うより、まさにプライベート感満載のラウンジのご紹介でした。
ここで頂くビールは、格別に美味しいでしょうね。
11.海の近くに小屋を手に入れたLoungeのある家のライフスタイル
逗子海岸一望の海が見える家〜建築家と工務店が建てる家とは Private Loungeのある家
どこに居ても快適に過ごせる家だと思います。
世話好きでイベント好きなご主人様。
ライフスタイルの希望は叶いましたでしょうか?
ぜひ湘南の海前生活をお楽しみ頂ければと思います。
Private Loungeのある家のオーナーI様、ご依頼頂きましてありがとうございました!
2017年3月7日に竣工した、逗子市の海前に建つ Private Loungeのある家をご紹介させて頂きました。
これからも中尾建築工房は人生で最高の家づくりをあなたにご提案させて頂きます。