リゾートの別荘に住む暮らし 楽園|アジアンテイストな家
中尾建築工房が建てる家はジブン・Styleを提唱して、常にクライアント様の要望を吸い上げた家づくりを行っています。
人によって要望はバラバラですが、それを形にするのが注文住宅です。
風光明媚な三浦市の高台を手に入れたT様。
ご主人様に必要なのは、LDK、玄関、トイレ、洗面、お風呂、寝室、子供部屋、書斎・・・
はい、もういいです。
それはもう普通の家にあるモノです。
ご主人様の要望は、もうそれだけで充分です。
あとは奥様と打ち合わせを詰めて、仕様やデザインを形にします。
そう私が言い切ったのが、こちらの家となります。
リゾートの別荘に住む暮らし 楽園|アジアンテイストな家
ご主人が予算の事で冷や汗をかきながら、奥様の夢を叶えた家をご紹介していきましょう。
Contents
1. リゾートにある別荘みたいな家に住みたい!
■外観の特徴
- パノラマに広がるオーシャンビュー
- 三浦の砂対策で選んだ外壁色
- 重厚感を感じる瓦の混ぜ葺き
奥様のご要望は、室内はどちらかといえばアジアンテイスト。
外観は異国情緒が漂う、洋風瓦の雰囲気が好き。
そんな要望を形にする為、ほぼ奥様との打ち合わせで形にさせて頂いた 楽園|アジアンテイストな家。
お気に入りのお店を拝見したり、素材を色々と選んだり。
そして何より、この地は海を見渡すオーシャンビューである事。
景色が良いと言う事は、それだけ海から吹いて来る風も直撃すると言う事。
敷地の持っているメリットとデメリットを克服するべく、こちらの方でありとあらゆる対策を施した家になっています。
外壁のカラーリングは、三浦独特の土対策を考えた選んだ色合い。
もしもホワイトの風合いを持つ家であれば、あっと言う間に家の外壁は汚れた感じになってしまいます。
それを損なう事なく、雰囲気を壊さず選んだ外部の仕様。
壁の中には隠れた遮熱や、外壁の表面には光触媒のコーティング。
忙しいご夫婦の休日を、手入れで追われる事の無い様に選んで行きました。
そして好みの分かれる瓦の混ぜ葺き。
人によっては、非常に難しい割合になります。
瓦が屋根の全面に乗せられた日の感動は、きっと忘れられない1日だったでしょう。
2.玄関からエスコートを開始いたします
■玄関の特徴
- 乱形石を採用した重厚感のあるタタキ
- 入り口からすでに室内の様子が気になるエントランス
玄関にはタイルではなく乱形石を採用しています。
そして絨毯の下に貼られているのは、チークの無垢フローリング。
床系には全て重厚感のある素材が選ばれていますので、その雰囲気を感じ取る事が出来るでしょう。
そして目隠しに採用されている壁には、無数のSquare blocks。
壁面の奥にある照明が、square blocksから光が溢れている様な雰囲気にしています。
でも実は、天井に採用されているダウンライトの効果です。
点いてない様に見えて点いている。
中尾建築工房が得意としている、ライティングマジックです。
3.それではリビングへご案内いたします
■1Fリビングの特徴
- リゾートを意識したアジアン家具
- オールチークの無垢フローリング
- 天井にはレッドシダーの板貼り
- 連続で連なる天井コーブ照明
アジアンテイストの家具を置きたい。
ご要望はたったそれだけだったので、それに見合う内装を心がけました。
家が別荘の様なリゾートになる。
人によって好き好きはあると思いますが、自分が好きな家に帰れるのは嬉しくなると思います。
オールチークの無垢フローリングは、そのままでも充分な風合いを醸し出してくれます。
使い込めば使い込むほど、風合いが出るのがチークの良さ。
画像手前に見えるのは桧の敷居です。
正統な和室(日本間)を造りましたので、桧の香りも満喫出来ます。
そして天井には、レッドシダーの板貼り。
チークの香りはほぼしませんが、レッドシダーと桧の香りは、とても居心地の良い香りを出してくれます。
食事を終えてソファーでくつろげば、いつ就寝出来てもおかしくありません。
さらに夜を楽しむ事が出来るのも、LDKの全てに並べられた天井コーブ照明。
調光器によってシーン別に光の調整が可能です。
日常の家がリゾートになってしまう。
お友達を招きたくなる家になりました。
4.ダイニングテーブル
■ダイニングテーブルの特徴
- 海を望むダイニングテーブル
いつでも人を招く事ができる楽園|アジアンテイストな家。
ダイニングテーブルは、奥様のお好きな家具を購入。
そのダイニングテーブルの向こうは海を見渡すロケーション。
それであれば、ライティングで遊んでみるのも家を楽しむ一つの工夫です。
いつも綺麗にされたダイニングは、夜になるとどの様な風合いになるのでしょうか。
ここにも玄関と同じ様なダウンライトを選択しています。
点いているのか、点いてないのか分からない。
お料理好きの奥様がこだわるお料理を、テーブルに並べれば。
まるでハイエントのディナーを頂いてるかの錯覚を起こしてしまうでしょう。
デッキに並べられたマリンランプが、海を意識させる事に一役買っています。
5.こだわりのキッチンへご案内いたします
■キッチンの特徴
- まるでコクピットの様なU型のキッチン
お料理が好きな奥様のために、ご主人が冷や汗をかきすぎて汗が出なくなったと言われるキッチン。
Kitchen houseを選ばれた理由は、奥様のご実家にも同じKitchen houseがあったから。
お料理が好きかどうかで、奥様の選ぶキッチンも人それぞれです。
注文住宅で建てるからこそ、そこはどうしてもこだわりたい。
このキッチンを選んだのち、優しいご主人下した選択は。
仕事を頑張ろう!
これも一つの愛情と言えるでしょう。
このグレードのキッチンになると、キッチンと言うワークスペースではなく高級な家具と言っても良いでしょう。
バカラのグラスがとっても良く似合うキッチンは、家事動線もしっかりと研究されています。
このキッチンで作っていただいた手料理を頂きましたが、それはもう上質な事窮まりませんでした。
壁面になっているタイルには、ガラスコーティングも施されており、タイル目地の汚れも気になりません。
毎日、腕をふるいたくなるキッチンも良いですね。
浄水器もしっかりと装備され、手間なし洗浄の出来るAEGの食洗機。
料理に力を入れた分だけ、洗い物は利便性の高い設備機器にお任せ。
この先何十年も手洗いを続ける事を考えると、そこまで高いモノとは思えないと思います。
6.レストルームの側には手洗いを
■手洗いの特徴
- 下部の収納も周囲の建具と同じ様に製作
- お化粧直しも出来る鏡も装備
- 鏡の裏には間接照明も
お好きなボウルや水栓金具を選んだだけでは、手洗いの全てが決まる訳ではありません。
使われる用途に合わせて、それぞれに見合った素材をご提供差し上げています。
作り付けの洗面の場合、下部の収納は無視されがちです。
でもそこはしっかりとヒアリング済み。
雰囲気を壊さぬ様、周囲の建具と同じ様に製作をしています。
配管なども露出しませんので、見た目的にも綺麗になります。
鏡には間接照明用の鏡を採用する事で、裏面の上下にシームレスラインランプを装備。
上下に抜けるランプの光がマットな珪藻土の壁面に映え渡ります。
奥様のお友達が遊びに来て、帰りたく無くなってしまうその気持ち。
なんだか分かる気がします。
7.階段を上がって2Fへ
■階段の特徴
- 上がりやすい暖気を下げるシーリングファン
- ファンの邪魔をしないアッパーライト
どの家でも同じことなのですが、階段は暖気が上がっていきやすい場所とも言えます。
リビング階段の場合、上がってしまった暖気をそのままにするのは勿体ありません。
シーリングファンで撹拌する事で、上昇した暖気を下げる工夫をしています。
シーリングファンには照明付きのモノも存在しますが、涼しい風を送ったり、暖かい暖気を下げるのがシーリングファンの特徴です。
その手前に照明が付いているのはナンセンス。
笠木部分を造作する事で、アッパーライトにする事にさせて頂きました。
アクリルの天板を外せば、ランプの交換も容易です。
遊び心のある照明案になりました。
8.実用性を兼ね備えたランドリー
■ランドリーの特徴
- インナーバルコニーで外干しも安心
- 海の近くなので室内干し計画も当たり前
- 布団を干すならいけすの丸太に引っかけます
ご夫婦共働きの楽園|アジアンテイストな家。
お子さんもいらっしゃるので、朝はそれこそ戦争状態にもなりかねません。
「お料理好きだし、綺麗好きなんだろうなぁ」
そうなればインナーバルコニーを配備して、ゆったりとした外干しを出来る様にしてあげたい。
でもこの地は三浦の塩害地。
1日中、洗濯物を干しておける訳ではありません。
そのため、ランドリーにはしっかりと室内干しも出来る様になっています。
湘南や三浦半島の塩害は凄まじいモノがあります。
でもデメリットを受け入れる事で、家の工夫は出来ます。
外観の意匠を崩さず、お布団も干せる様に。
塗り壁で巻き込み仕上げをする事の多い中尾建築工房ですが、インナーバルコニーの一部に生け簀で使われた丸太を採用しています。
この辺りでは生け簀に使われている、杉の丸太や杉の角材。
使い終わった杉丸太は、潮を吸収して乾燥しきっています。
杉材でも耐久性がありますので、この地独特の利用方法と言えるでしょう。
9.寝室ではゆっくりとご就寝ください
■寝室の特徴
- 寝室だってチークの床
- レッドシダーのアクセントウォール
- もちろんインナーバルコニー
忙しい毎日を過ごしたら、あとはもう寝るだけ。
1日を締めくくる寝室は、ゆっくりと就寝したいですよね。
この家は楽園でもありますから、途中でフローリングを変える事をしていません。
そのまま、オールチークのフローリングで統一をしています。
工事中に追加となった、レッドシダーのアクセントウォール。
1Fリビングから上がった暖気が寝室を暖めてくれると、レッドシダーのアクセントウォールが香りを出してくれます。
レッドシダーの含有成分であるヒノキチオールは、睡眠を誘う効果もあります。
「朝起きたら、ぐっすり眠れた!」
そして忙しい毎日の始まりになります。
お布団も干したいんですよね。
はい、こちらもインナーバルコニーです。
少しの時間でも布団干しが出来ますね。
10.夜に映える楽園をご覧頂きましょう
■夜になった楽園の特徴
- アウトドアライト計画も万全
- 室内から溢れる明るさも考慮
楽園|アジアンテイストな家は、夜になるとその印象をさらに変えて行きます。
ハードウッドで造作したウッドデッキには、均等に並べられたマリンランプの数々があります。
家の顔でもある玄関側の外壁を照らすアッパーライト。
ウッドデッキの階段部分を照らすアッパーライト。
床面から放射される照明の光は、非日常を感じる事が出来ます。
商業施設のリゾートホテルなどでは、よく採用される照明方法の一つ。
この家は毎日がリゾートを楽しむ家ですから、ウッドデッキの照明にもこだわりました。
ウッドデッキには一切配線を見せないで、マリンランプまで配線を送っています。
「どうやってやってるの?」
はい、答えはウッドデッキの柱をくり抜いて、配線作業を行っているんです。
乱雑な配線などでは、せっかくの意匠を崩してしまいがち。
コンセプトを崩さない中尾建築工房のこだわりでもあります。
ウッドデッキにはステンレスの立水栓やボウルも装備されており、いつでもメンテナンスやお掃除が可能になっています。
ふと外に出ると、自邸のマリンランプ。
そして海の向こうに光る船の灯り。
海の町に住んでいる事を改めて教えてくれる、ライティングをさせて頂きました。
11.T様らしい三浦を楽しむライフスタイルを
三浦は私にとって、母校のあった町でもあります。
それだけに友人もまだ三浦に残っておりました。
この家の足場が外れるまでは、中尾建築工房のフラッグが。
そして足場が外れた瞬間、友人からの電話が鳴り続けました。
「あれって、お店?」
「いや、一般個人の住宅だよ」
そんな会話をさせていただいた記憶があります。
リゾートにある様な別荘みたいな家に住みたい!
そんな奥様の要望は叶ったのでしょうか。
ご主人はしょうがないから、あとは頑張って働いてください。
2013年12月某日に竣工させて頂いた楽園|アジアンテイストな家をご紹介させて頂きました。
これからも中尾建築工房は人生で最高の家づくりをあなたにご提案させて頂きます。
楽園|アジアンテイストな家のオーナー様の口コミは、ただいま準備中です。