自然素材の無垢板はこう使う!
今日は着工を10月に控えた横浜市旭区のオーナー様と打ち合わせでございます。
世間ではシルバーウィークです。
出来たばかりの連休を使って、打ち合わせに精を出されている方もいらっしゃいますね。
このオーナー様は、やっぱり自然素材が好き!
なので対面キッチンカウンターに選んでいた赤タモから、どうせならと言う事で岩手県産のクリ材をチョイスされました〜
無垢板って、工房に置いてある状態ではなかなか仕上がり具合が分からないんですよね。
なのでちょこっと表面だけ削ってみる事にしました!
もともとはこんな感じのクリの無垢板です。
製材時にでてしまう刃の後がついた状態ですね〜
これをもう少し拡大すると。。。
これが拡大した荒々しい感じの無垢板です☆
横に溝の様なくぼみがあるの分かります?
これがバンドソーと呼ばれる刃の跡なんです。
以外と板に食らい込んでいるので、これを大工さんがせこせこと一生懸命に削らなくてはならないんですねぇ〜
以外と板も固いし、手で引く鉋では時間がいくらあっても足りません・・・
それに手鉋で引いてしまうと、無垢材が自然塗料のオイルを吸ってくれないんですね。。。
手鉋仕上げはお寺関係の無垢材を仕上げるのにはベストな選択!
でも住宅なら、コテコテ和風の艶なんて求める方も居ないと思うんだ〜
どうですか?!
なのでこういったガサガサの表面を、電気の鉋で粗削りした後にベルトサンディングマシンで粗目・中目・細目といった削りを加えて行きます。
こうして板を仕上げてからオイルを加えてあげるとこんな感じに仕上がります!
どうですか??
つやっぽい仕上がりになってません?
これ、一般的には濡れ色と言われる質感ですね。
定期的にオイルを吸わせてあげれば、かなり味のある光沢を出してくれます!
とまぁ、無垢板の広葉樹はとにかく固いので、機械を巧く使う事で職人さんの手間賃を削減出来る訳です!
でもどうしても更に更にコストダウンしたい方。
そんな方はどうぞご自分で挑戦してみて下さいね(笑)
私の厳しい指導が待っていますからね〜☆
こうして対面カウンターに無垢のクリ材をチョイスしたマッハMさんは、朝から晩まで打ち合わせに励んでいます!
着工まであともう少し。
頑張って打ち合わせていきましょう〜
マッハMさんご夫婦と、今野が無垢板の削りカスを手に取って匂いをかいでいます(笑)
奥様『お好みソースに匂いが似ているよ!』
マッハM様『そっかぁ、あ〜でも似てるかもなぁ・・・』
今野『あ〜、なんとなく似てますよね!』
ちょっと三人とも!
お好みソースと似ているなんて、クリの無垢板がかわいそうではないでしょうか・・・
あ。。
でも、私の話なんて聞いてないだろうなぁ。。