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別荘のカビ臭い匂いや結露で困っている方は読んで!家を建てる工務店がお勧めする対策方法を教えます。

 
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そろそろ海辺の別荘に行く計画を建てようか。

 

これだけの猛暑だから、涼しい山の別荘に行こうか。

 

せっかく別荘を新築したり、リモートワークの導入とともに中古で別荘を買っている方は少なからず居らっしゃるかと思います。

 

別荘を所有してると一般の方から見れば、羨ましいなって感じがしますよね。

 

ですが毎回別荘に行くたびに、玄関を開けたらカビ臭い匂いで困っている。

 

この湿度の高さは一体、どうすれば良いのだろうか。

 

そんな相談を受ける事があります。

 

せっかく別荘に行く訳ですから、いきなり掃除から始める様では、本来の別荘の利用方法とは違う様な気がしますよね。

 

そこで逗子や葉山の別荘地で別荘を建てたり、別荘のメンテナンスを行っている中尾建築工房から、カビ臭い匂いや結露の対策方法をご説明させて頂きます。

 

1.カビ臭い匂いの原因を知ろう

 

先にお伝えさせて頂くと、上の写真の様になっている状態はかなり深刻です。

 

かび臭い匂いを別荘で感じてしまうのは、主にこんな理由があります。

 

  • 立地
  • 閉め切っている
  • 掃除しない

 

立地

まずは別荘を建てるくらいですから、自然な環境に建てられている事が前提にあります。

海にしろ山にしろ自然な環境ですから、そこにはたくさんの水分があると言う事はお分かりになりますよね。

カビ臭い匂いの原因になるのは雑菌や細菌、カビなどになります。

これに空気と水分が存在することにより、雑菌や細菌がカビを育てるメカニズムになっています。

空気を無くすか、水分を無くすか?

どちらかで対策をするかと言えば、現実的なのは水分のコントロールを行うという事になります。

空気無いと人間が生活できませんからね。

 

閉め切っている

人が常時そこで生活しているなら、窓も開けますし空気の流れもありますよね。

ですが別荘は行きたくなった時だけ使うものになりますから、常に締め切っている事もカビ臭い匂いを出す事を助長させてしまっています。

 

掃除しない

普段そこには人が居ませんから、問題になるのが掃除が出来ないと言う事。

ホコリや食べかすなどもカビの成長を促してしまいますから、掃除は必ずしておきたいですよね。

 

ちょっと簡単目に書き上げましたが、もっと詳しくお知りになりたい場合はこちらをお読み頂ければと思います。

 

 

以前にまとめたコンテンツにカビの臭いの対策は記載がありますので、お時間のある時に読んで頂くと、簡易的なカビ臭い匂いの対策が可能となっています。

2.別荘を別荘らしく使うために必要な事

 

別荘を所有する訳ですから、別荘らしく使いたいですよね。

 

別荘に到着して掃除をしたり、別荘から自宅に帰る時にも掃除をするって事は、別荘に行くのが嫌になってしまいます。

 

ですから対策として出来る事は、空気の層や通り道を作ることが第一です。

 

例えばシンプルに家具を少なくする事で、少しでも風が抜けますよね。

 

風が抜けないとカビの温床になりやすくなりますから、とにかく必要最低限の家具のボリュームにしましょう。

 

また家具と壁の間をピッタリと付けるのではなく、少しばかりの隙間を開けておきましょう。

 

そうすることによって空気の通り道が出来ますので、カビ対策としては有効になります。

 

また改正建築基準法が施行された2003年7月以降に建てられた別荘であれば、全ての建造物に24時間換気システムを設置することが原則として義務付けられいるはずです。

 

これは必ず止めずに、動かした状態で換気を促す様にしてください。

 

もしも2003年7月よりも前の古い別荘の場合は、24時間換気を取り付ける事も考えましょう。

 

換気量に関しては別荘のサイズや間取りにも影響しますが、キッチンやトイレの換気扇と居室と呼ばれる部屋に給気口を設ける事が大切です。

そしてカビが生えてしまった時には、カビを取る必要があります。

 

消毒用のエタノールやカビ取りキットを使って、出てしまったカビを取り除く必要があります。

 

ですがここで考えて頂きたいのですが、実は室内の水分をコントロールする事。

 

そして空気の層を設ける事で、あなたの別荘はより別荘らしく使える様になるのを覚えてほしいのです。

 

いいですか?

 

掃除

 

換気

 

掃除

 

換気

 

掃除

 

なんかもう疲れた、帰りたい。。

 

 

これでは別荘生活を楽しめる訳も無く、疲れに行ってると言っても過言ではありません。

 

また毎回行くたびに消毒用のエタノールやカビ取りキットを使って、カビとの戦いをするのはナンセンスだと思います。

 

防カビのコーティングするのも、定期的に行う必要がありますので永遠にメンテナンスに追われてしまいます。

 

そこで私がお勧めするのは調湿させる素材を多用して、あなたの別荘の性能を変えると言う事をお勧めさせて頂きたいのです。

3.調湿させる素材を多用して1年中調湿させる

 

では調湿させる素材を多用するとは、どういった事を行えば良いのでしょうか?

 

別荘にはそれぞれの部屋がありますが、部屋単位で見るのではなく家の部分単位で見て対策方法を述べたいと思います。

 

床下

床下は古い別荘の場合、基礎コンクリート以外は土の場合があります。

もしも土の場合で床下を開けたらカビ臭い匂いがするのであれば、調湿材を床下に敷き込んだり換気を促しましょう。

また床下に断熱材などが入っていない場合は、断熱材もしっかり入れた方が良いでしょう。

仮に床下がじめじめとした湿気を持っていたとして、断熱材が入っていない場合、冬の暖房を入れたらフローリングの表面で冷たい湿気と温かい暖房の熱が加わる事で結露水が発生してしまいます。

床にカビが増殖することにも繋がりますね。

 

外壁

外壁の外側や内側を触ってみてください。

日が昇ってさほど時間が経っていない時間帯が望ましいです。

もしも外側も内側も冷たい様であれば、外壁の中で結露が起きてしまっている状態です。

外壁の結露をそのままにしておくと、壁の中でカビが増殖してしまいます。

室内側に多少のカビが出てきた時には、時すでに遅しという状態になります。

部分的に石膏ボードを外して、外壁の中身を確認してみましょう。

それで問題が無い様であれば、外壁に結露を防止する塗料を塗って外壁の中に水が貯まることを防ぎましょう。

結露にしても雨漏りにしても、外壁の中に水が新入させるのは避けましょう。

そして床下と同様に断熱材があるかの確認は行いましょう。

断熱材が無い場合は断熱材をしっかり充填する事で、室温をある程度は一定にさせる必要があります。

予算的にゆとりがあるなら、外壁に通気を設ける事も大切です。

断熱性能のみを上げてしまうと、より結露水の発生が進む場合があります。

外壁の張替えが必要にはなりますが、通気を取る事によって結露水や熱の侵入を防ぐことに繋がります。

 

間仕切り壁

間仕切り壁についても外壁と同様に触ってみてください。

もしも冷たい場合はそこには床下から侵入した冷たい空気が居るという事になります。

その冷たい空気は結露水が発生する元になりますから、床下と間仕切り壁の空気を止める為の断熱を行いましょう。

 

窓は別荘の中でも最も結露水を発生させる原因となる部分です。

結露水がひどい場合は、見えない木材自体も腐食して無くなっている場合があります。

別荘を長く使いたい場合は、結露の発生を抑える樹脂の窓に入れ替える。

もしくは今後長くは所有する気がないのであれば、現在の窓の内側に内窓を入れる事も有効です。

別荘は長い間人が住まない訳ですから、窓から侵入してくる熱の対策もしたいところです。

最低限でも金属膜の入ったLow-Eガラスが望ましいです。

もしくは体裁は良くないかもしれませんが、室内に持ち運びが可能な断熱材をはめておくのも一つの手です。

かなり熱の侵入を止めれますから、結露の対策にもなるでしょう。

 

シャッター

シャッターは金属ですから、シャッター自体も蓄熱をする性質を持っています。

シャッター部分に断熱塗料を施したりするだけでも、窓からの熱の侵入を妨げる効果があります。

 

屋根

屋根も雨漏りがないかの確認が必要です。

屋根にも断熱材はあった方が良いでしょう。

屋根断熱にする、もしくは天井断熱が入っているかの確認は必要です。

仮に入っていたとしても適当な敷き方であった場合、断熱の効果は著しく低下しているはずです。

この場合は性能の高い断熱材に変える事で、天井断熱の効果が高まります。

ただしお勧めなのは、天井断熱よりも屋根断熱がお勧めです。

屋根断熱は屋根裏を全体的に断熱できますので、天井断熱では抑えきれない小屋裏の温度をある程度一定にする事が可能です。

これにともなって、屋根には棟換気を設ける事が良いでしょう。

 

ここまでで構造に関わる部分の、結露水が発生しやすいところは抑える事が出来ました。

次に室内になりますが、調湿可能な素材で仕上げることをお勧めします。

 

お勧めな素材

天井や壁の仕上げには、珪藻土や漆喰を塗ると良いでしょう。

それもかなりの多孔質な素材をおすすめしています。

私の場合はヨーロッパの漆喰を使う事が多いのですが、漆喰を使うという観点よりも調湿させたい観点からヨーロッパの漆喰を使っています。

こちらについては過去にまとめた記事がありますので、ご覧いただければと思います。

フローリングはおなじく調質できる素材のフローリングが望ましいです。

 

絶対にやってはダメ!

ただしいきなりお勧めな素材だけを使って、リフォームされるのはNGです。

なぜなら自然な調湿する素材とは、それこそ自然素材になります。

カビもある意味自然素材になりますから、山の中にも生えてますよね。

つまり水分が豊富にある所に、お勧めの自然素材を塗っただけでは自然と自然の融合になってしまいます。

結果的には、単純にカビ化が進むだけになります。

 

必要な事は何か?!

必要な事とは自然素材を用いる上で、かならず水分と縁を切った形にする事です。

構造体や石膏ボードにカビが生えているなら、自然素材を多用してもカビとはサヨナラ出来ません。

あくまでも水分のある部分とは直接自然素材を重ねてしまっては駄目です。

かならずその場所にある空気を使って、水分と縁を切った状態を保つ事で自然素材のパワーがカビ臭い匂いを解決してくれます。

 

自然素材の家にはカビが生えないと聞きました〜地元工務店が教える正しいカビ対策

 

と言う事で手抜きをしてしまうと、ろくな事になりかねません。

 

別荘は自然な環境に置かれているのを、よくよく思い出して欲しいのです。

 

それだけに根本を変えてあげないと、あなたの別荘はカビ臭い匂いを放ったままになってしまうことも覚えておきましょう。

 

またここまで述べてきた内容は、過去に湘南方面に家を建てたい方向けの雑誌で詳細された内容になります。

 

私が編集した内容が10ページに渡って掲載されていますので、別荘でカビ臭い匂いを経験された方にはうってつけの本になります。

 

 

別荘からの帰宅前は水分を残せない理由から、お風呂を使えないなんて話も聞いた事がありますが。

 

この様に別荘の性能を変えてしまえば、帰宅する前の前日にだってゆっくりお風呂にも入れますし。

 

わざわざ浴室を拭き掃除しなくても、浴室の扉を開けておくだけでカラカラになりますから楽ちんだと思います。

4.まとめ

 

いかがでしたでしょうか?

 

別荘のカビ臭い匂いや結露の水って、因果関係があったのがご理解できたかと思います。

 

実はここでまとめさせて頂いた内容は、私が三浦半島や逗子や葉山で建てている建物と同様の性能になっています。

 

別荘を所有されているオーナー様も居らっしゃいますし、あまりにも別荘の居心地が良さ過ぎて別荘を本宅にしたいとおっしゃる方も居ます。

 

都内の本宅を別荘と同じ様に、リノベーションされた方も居らっしゃいます。

 

これらの方は毎回別荘で掃除をしたり、簡易的な防カビコーティングを行ったりする事は一切ありません。

 

すべて三浦半島や逗子や葉山の自然な環境に合わせられる様、工夫をして建てられている事によってストレスの無い別荘生活を楽しまれています。

 

もしもあなたがお持ちの別荘が神奈川県内にあり、カビ臭い匂いや結露の水対策に困っているなら中尾建築工房にもご相談ください。

 

私はもともと現場で作業を行う大工の棟梁でした。

 

三浦半島や逗子や葉山で健康に過ごせる家は、水との戦いを制するしか無いと現場経験をしたからこそ理解をしています。

 

私が実際に現地に赴き、触診や診断をすることでカビ臭い匂いや結露とは無縁の対策を説明させていただきます。

 


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

木を使っているからこそ伝わるぬくもりや香り。
漆喰によって心地よく湿度調節された空間。

木目が印刷された既成品やビニールクロスには絶対に出せない“本物感”は、写真や文章だけではなかなか伝えきれません。
一世一代の大きな買い物、住まい。

後悔しない家づくりのためにも、まだ自然素材の家を見学していない方はぜひ一度、体験されることをおすすめします。
弊社の見学会では、予約制で1組ずつ1時間程度の時間をいただき、中尾建築工房が実際に手がけた建物をご案内しております。ご予算から素材、構造まで、あなたのご質問・ご相談に代表の中尾が責任を持って、しっかりお答えいたします。

すでに入居されている建物の場合は、その住まいのオーナーさんから率直な感想を聞けることも・・・。

曖昧にごまかしたり、嘘をついたりするのが嫌いなので、どんなことにも正直にはっきりお答えすることをお約束いたします。

しつこい営業なども一切いたしませんので、安心してご来場ください!

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