相模湾マグロ・カツオ釣り|葉山鐙摺港 長三郎丸さん☆
葉山の鐙摺港と言えば、私がキハダマグロ・カツオ釣りで乗船するたいぞう丸さんがある港。
今年はキハダマグロ・カツオの釣行が悪くて11月に入ると早々に、どの船宿さんも釣り物を変更してしまいました。
最後まであきらめないたいぞう丸の山ちゃん船(怒りん坊船長)すら、すでにアマダイに切り替えている位。
『ど根性男の山ちゃんが止めたって事は、よっぽど釣果出ないんだなぁ・・』
そんな風に私は思っていました。
ところがそんな矢先に、たいぞう丸と同じ港の長三郎丸の大船頭が、今週末の13日の金曜日までは『マグロ・カツオを諦めない!』と宣言(笑)
そんな事を言われれば。。
『だったら今年最後のつもりで長三郎丸乗っちゃうか!』
と言う訳で早速、長三郎丸さんに乗船。
ご覧の様に、たいぞう丸と長三郎丸さんは隣同士です。
船宿同士で特にお客を取り合うって感じではありませんので、長三郎丸さんに私が乗っても普通にたいぞう丸とはお付き合いが出来ます。
この日は、私と同じくたいぞう丸さんで乗り合う釣り仲間の菊池さんも娘さんと一緒に長三郎丸に乗船。
港の中では、山ちゃん船長とも話をして『オキアミを喰わない事は無いけど、イワシあったら付けた方がいいよ!』とアドバイスを受けました。
出船してから、ほどなく魚の群れの反応を見つけた長三郎丸の大船頭。
場所はこのあたりでした。
全然関係の無い話だけど、神奈川県の船宿さんは、赤線を引いてる川奈−洲の崎ラインの南には行けません。
あくまでも赤線内の相模湾だけを漁場にしています。
だから大島までは行けないのよねぇ・・・
廻りを見渡すと、職漁の船が2隻居るだけで、私達の様なマグロ・カツオの遊漁船は沖には居ません。
船の先端で散水をし、あたかもイワシの群れがあるかの如く演出をしています。
散水をすると、水中から見たら魚の群れが居る様に見えるんですよね。
だから水面に居るであろう魚を食べるために、マグロやカツオが喰い上げてきます。
けど、この漁場ではいくら散水して、一本釣りをしてもシイラやサバしか喰ってきてませんでした・・・
我ら長三郎丸も数か所を移動しながら拾い釣りをしてまして、私も一匹目にヒラソーダをゲット!
お昼過ぎにはもう一本ヒラソーダを追加して、段々とラスト一時間が近づいてまいりました。
そしてふと船長が慌てて、舵を取りまして猛スピードで船を走らせます!
『はい、どーぞー、20!』
※はい、どーぞー、20とは、ポイント付いたからビシ(コマセカゴ)を水面から20mに合わせてね!って事でございます(笑)
ただし、ハリスの長さ分は20mよりも下げまして、1.5mずつコマセを振りながらコマセカゴを20mで合わせる感じ。
今回の私はハリス6mでしたから、26mまで落としてコマセを振り、1.5mずつ竿を振りながらコマセを撒いて船長の行っている棚(20m)に合わせる感じにしました。
画像ではサメが写っておりませんが、実際には2〜3mサイズのサメがイワシダンゴに突っ込んで、イワシをバカバカ丸呑みしています。
まさにイワシの踊り食い状態ですね。
脇にいるシイラは、サメがどいた時だけ、イワシをついばむ感じ。
私達が表面的に見える水面にはシイラとサメしか居ないけど、イワシダンゴ自体に深さがありますので、水深20mよりも下にマグロやカツオの反応がある様です。
船長の指示棚に合わせてじっと待つと、ヒット!
なんとマメジが釣れました!
※マメジとは?
メジとは、マグロで言えば本マグロの子供をマメジと言います。
キハダマグロの子供と言えば、キメジと言います。
メジとは言え、本マグロの子供ですから、その引きは強烈です。
私は仕掛けのハリスがそこそこ長かったので、手でハリスを手繰って魚をネットに入れ込みます。
そして大船頭、イワシの群れを見たとたん、女将と一緒に大慌てでイワシを掬いにかかります!
なにやら船頭と女将で言い合いが始まっております(笑)
実は長三郎丸さんは、私達が当日行っていたコマセ釣り以外に、カツオ・マグロのイワシふかせ釣りもやっています。
普段は確か佐島の漁師さんからイワシを買っているかと思うのだけど、沖でイワシを見つけると。。
この様に大騒ぎになりまして(笑)
もう、イワシを入れる容器も無くなってるのに、船頭はイワシに夢中です(笑)
私ら釣り人は、船頭のイワシ取りに構わず、そのままドンドン仕掛けを落としてコマセを撒き、マグロ・カツオの足を止めます!
結局、この日はヒラソーダ2本で終わりかもしれない状態から、一気に爆釣モードになりまして。。
マメジ(本マグロの子供)×2匹
ホンガツオ×1匹
ヒラソーダ×5匹
数だけなら、8匹の魚を釣り上げる事が出来ました!
いやぁ、カツオ・マグロ釣りを始めて、ここまでの釣果は無いから。。
過去最高の釣果ですな。。
結局、私はコマセが無くなり、後は片付け。
数だけで言えば一応トップだったけど、こんだけ釣れれば一番二番も最下位も関係なく、とにかく楽しい感じで釣りを締めくくる事が出来ました!
そして大船頭に一言。
私
『船長、今日はばっちり当てちゃいましたねー』
大船頭
『だって、魚は居るのに誰も居ないじゃんよー、やりたい放題だべよー(笑)』
私
『確かに。。』
そしていざ、葉山鐙摺港を目指して港に帰港。
たいぞう丸の山ちゃんにも釣果を見せて、驚いておりました!
今回は初めて乗船した長三郎丸さん。
初めてでこんだけ遊ばせてもらえると。。
私は大変お勧め出来る船宿さんだと思います!
ちなみに長三郎丸さんは、他の釣り物もやってます。
でも、まさにこんだけ爆釣しているのですから、もしも行ける方はすぐにでも行った方が良いかと思います。
マグロ・カツオ釣り自体が終わってしまうかもしれませんからね。
ちなみにこの日トップが取れたのは、おそらくハリスと針と餌の関係かと。
参考までに、当日の私の仕掛けはこんな感じ
針=オーナー製キハダマグロ針16号ケイムラネムリ針
針結び=カン付き南方延縄結び
付餌=オーロラオキアミ Lサイズ
ハリス=シーガープレミアム万鮪(まんゆう)20号 6m
光り玉等の余計なモノは一切付けず、オキアミを丸掛けしていたのですが、オキアミのサイズと針のサイズが合わないので、オキアミは丸掛けに見せる様に一つの針に1.5匹にして付けておりました。
これならあなたも爆釣モード間違いなし(笑)
さらなる詳細を聞きたい方は、私に直電してくださいね!
と言う事で大漁の私は葉山のユニオンでお買い物をしまして、当日はこんな感じの晩ごはんでした。
『魚釣ったのに、食べないの?』
こ〜んな声が聞こえてきそうです。
でもね、自分だけで食べるのに捌くのめんどくさいじゃん。。
自分で食べるのは、これで充分な訳ですよ。。
魚を食べたいから釣りに行くのではないのです。
魚を釣る引きを楽しみたいから、釣りに出かけるのですよー
と言う事で相模湾マグロ・カツオ釣り。
シーズン最後になってきましたが、冗談抜きに反応山盛りです!
気になる方はぜひ長三郎丸さんへお出かけくだされー☆
やっぱあれだな。。
怒られなかったから、いっぱい釣れたのかもしれない(笑)
超、楽しかったですよ−☆