清澄白河 店舗リノベーション計画案
![清澄白河 店舗リノベーション計画案](https://nk-koubou.jp/assets_c/2018/01/tenpo-front-mokusei-thumb-300x300-10841.jpg)
つい先日、平日にも関わらず。
都内の清澄白河にある、店舗リノベーション打ち合わせを行わせて頂きました。
クライアント様は、中尾建築工房で10年ほど前に家を建てたOBオーナー様です。
私は現役大工の頃から、割と店舗の依頼を友人から請ける事が多かったです。
あの頃は、設計図書無し。
とにかく予算に収めて欲しい。
それが当たり前した。
実際に現場で叩く(作業する)私が居て、クライアントの友人に説明しながら現場での造作。
予算の兼ね合いもあるから、本当は木の丸太梁を使いたけど・・・
そこは黒竹でごまかしたり(笑)
腰板を貼りたいけど。。
製品化された羽目板は買えないので。
角材を製材する際に出る、ビンタ(半円ぽい表面の木)の皮をはがして。
それを貼って、山小屋風にしてみるなど。
材料が早々買えない依頼もあったりしました。
大工としての道具を置いて(止めて)かれこれ13年。
体は使わなくなりましたが、培った知識はしっかりと残っています。
それだけに、打ち合わせのスピードも。
結構、早かったりします。
設計事務所で設計をして、施工を請け負う工務店の監督がいて。
そんな感じだったりすると。。
それは次回、現場の大工さんに聞いてみてからでないと。。
と、なったりします。
でも私の場合だと、こことここの材はこうする事で成立する。
それがその場で言えてしまうので、時間の節約にはなるかと思います。
取り急ぎ、初回設計打ち合わせは概ねOK。
あとは什器のサイズを確認して頂ければ、Go!!となります。
店舗を作るとして、一番力を入れたい所と言えば。
まぁ、間違いなくフロントになります。
そのフロント、木製で建具を制作すれば。
当然ながら、価格はお高くなります。
その木製も。
選ぶ木材によって、お値段は比較的ローコストから。
ハイコストまで、様々。
例えばこれを見る限り、テントで雨掛かりの無い場所なら。
色の変色はありませんが。
雨の跳ね返りがある部分は、すでに白く塗装が抜けております。
だいたい外気に接する木製の建具は、下から痛むのが一般的。
制作する料金的には、どの木材でもさほど大差は無い。
安い木材を選べば、ちょこちょこメンテに追われるのは。
目に見えております。
さらに清澄白河の店舗は、テントも出せない道路がほぼほぼギリギリ・・
なので、雨や風の影響を思いっきり受ける形になります。
そこで私が思ったのは。
木材コレクターである、私の秘蔵品。
ウォルナットの建具材でございます!
私の竿が写っているのは、気にしないで下さいね(笑)
しかも。
正真正銘、本物の無垢!
でございます(笑)
清澄白河の店舗リノベーション計画は、中尾建築工房で家を建てたOBオーナー様になりますから。
それなら、私の秘蔵品出しちゃう?!
えぇ、2018年になっても。。
たいして、やる事する事は変わらないんですねぇ(笑)
と言う事で、清澄白河の店舗リノベーション計画案。
思いっきり、割り切って。
かっちょえー、フロントを制作させて頂きます!