中尾建築工房=海の見える家を造る設計施行の位置づけ
よく言われるんです。
『中尾建築工房さんって、海の見える家を、たくさん造っているって感じですよね!』って。
んー、確かに海見えの家も造っては来ましたし、雑誌などにも取り上げられた事が何回もあります。
でも、海見えの家を造る=見えるだけの家ではなくて、この立地ならではの仕様や対策を考えて造ったりしているんですね。
海が障害物なくキレイに見えるって事は=遮るモノが無いので、塩害や台風などの災害を受けやすいのです。
さらに私自身が海遊びが好きですし『最低限、ここに建てるなら、このツボは抑えておきたいよな・・』的な部分を重視して、家の計画を行ないます。
やっぱり海が好きな男だった、いや今も大好きな男ですからせっかく海前に住まわれるなら、失敗の無いマリンライフを過ごして頂きたいからこその控えめな提案だったりします。
その中でも抑えておきたいポイントとして、なにがあるのか?!
調湿出来る構造や内装の素材
海からの強烈な照り返しを遮る窓や断熱
塩害対策された外装と通気
この三つは抑えておきたいポイントでもあります。
この三つをクリアしていれば、かなり快適なマリンライフを楽しめると思います。
でもこれは家に関してのみの話です。
海前に暮らす=海遊びも満喫されたいと思います。
そこで海遊び大好きな私から、更なるアドバイスを。
海を舐めてはいけない
海の遊びは潮の流れとか、風とかを読めないと大変危険です。
沿岸ではたいした事がなくても、沖に行けばとんでもない風や波があったりとか。。
海の上ではたいした事なくても、海の中ではすさまじい衝撃とも言えるうねりがあったりとか。。
マリンライフを満喫したいのであれば、最低限のスキルを覚えてから、楽しんで頂きたいのです。
楽しいが、つらい事になっては誰も喜びませんからね。
でも、なぜ今日はこんな海の記事を書いたのかって言うと。。
私も三浦半島で育ち、湘南のR134と共に青春を過ごしてきました。
海のスポーツと言えば、板モノ、大好きな釣り、そしてスキューバなどのライセンスも持っていたりします。
そして今日は自宅に帰って来て、なぜか海猿がテレビでやっていました。
そんな所を見ると、海遊びをしていた頃の楽しかった事、危険な目にあった事、そして海猿を見るとお約束の如く、お涙ちょうだいになる自分が居ます。
『潜水許可を求む!』
このあたりがやっぱりいつも、お涙ちょうだいとなるシーンです・・
やはり正しいマリンライフは、立地や地形、そして対策を充分検討しないと。
楽しい海生活は楽しめないとつくづく思う訳であります。
と言う事で。。
いつもいつも書いてますが、海猿って、いー映画です!