横浜市金沢区地盤調査結果の予測

なんかここまで連発すると、気が滅入ってきちゃうんだよなぁ・・・
だって、今年に入って三回目なんですもん・・
まぁ、なにがなんだか分からないかもしれませんけど、私は今まで多くの新築で建てる注文住宅専門として、地盤強度の予測をたててました。
『この土地は平気ですね』とか『この土地はここが◯◯だから、地盤の改良工事が必要になりますよ』と言う様に、調査前でもはっきりと言い切っておりました。
それこそ、ここ数年一度も外した事がないほど、予測の精度は高かったはずなのに。。
なぜか最近になって外しまくってます・・・
外したお宅と言えば、鵠沼のお宅だったり、三浦のお宅の二件ほど。
そして今回、金沢区のお宅でも、オーナー様には『ここは逆立ちしたって地盤の改良工事は必要だから、はじめから高めに見積もりに入れておきましょう。万万が一に外れればラッキーだけど、多分外れないと思う』的な事を言っていたんです。
そしてその判定が先週に出たのですが、なんと。。

あら・・・
直接基礎になってる・・
この判定は、オーナー様にとっては非常に有益な訳だから、それはそれでおめでたい事なんです。
でも、これで今年に入って三件もの地盤予測が外れてしまった・・
んで、実際に調査結果の内容が一番下に書いてあるのですが、確かに表面は弱いけど、ある程度行くとまぁまぁな地盤があるからだいじょうぶでしょうとの事。
そして『この辺りはちょっと地耐力が弱いから、そこは適切な工事を行ってね！』的な事が書いてあります。
赤い線を引っ張っている部分がその工事内容なのですが、そこにタンピングランマーと言う名称があります。
タンピングランマーとは、基礎工事の際に地盤を固める為に使っていた工具なのですが、こんな感じの機械になりますね。

私は工務店に大工の見習いとして就職したけど、二年間は雑用でした。
その雑用期間に、このランマーは良くやらされましたね・・
エンジンを掛けて、下のプレートが上下に動くんです。
砕石などを入れて、このランマーを走らせます。
そうすると、この機械の振動で地面を固めてしまうのですが、反動がすごいので足をタンピングしてしまう事もあったりしました（笑）
痛たたたたた〜って感じになります••
んで気になる②〜③の部分はタンピングランマーで三回ほど突き固めてねって書いてあります。

この赤い部分ですね。
ここを採石を入れた後に、三回突き固めてって事なのですが、こういった時は割りと多いのが、砕石を入れて転圧をすると、砕石の全てが埋まってしまったりするんです。
何回も砕石を入れるのですが、それでも足らずに何度も突き固めの作業を行います。
そこで三回突き固めて、もうタンピングしても埋まって行かない状態になったら、初めてベースのコンクリート敷きをする事が可能となるんですね。
とまぁ、こんな感じで地盤調査の結果は改良工事は一部のみという判定になりました。
それにしてもここの土地の調査結果は三回外した中でも一番予想外だったなぁ。。
オーナー様としては、これで保険に守られる形となりますので、ラッキーと言えばラッキーな事です。
このブログをオーナーであるSさんが見た際に、指を指して大笑いをしているSさんの様子が目に浮かぶ様ですよ・・・
でも。。
ん〜、そろそろ予想するのやめよっかな・・
また外れそうな気がするし・・
ふぅ••