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大阪から戻ってきております。

 
  2018/12/30
大阪から戻ってきております。
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急な話だった為、私も急いで行ったのですが、昨晩中に神奈川に戻って来まして、今日はいつもの様にお仕事している中尾です。
急なスケジュール変更の為、突然にアポイント変更をさせて頂いた方には申し訳ありませんでした。
ま〜、亡くなった方に対しては、あ〜だのこ〜だのって事は無いのですが、はっきりしないのも私的に嫌ですし、めでたい系ブログを目指している私のブログとしては、なんの説明もなく訃報の次に、めでたい系ブログに行くのはちょっと嫌な訳です。
なのでおじさんの事、ちょっと簡単に説明だけして、さらに笑いを交えてから、次のめでたい系ブログ更新にさせて頂こうかな。。
今回、お亡くなりになったのは、私の父親の弟になります。
結論から言いますと、自爆の交通事故だった様ですね。
運転中に貧血でも起こしてしまったんでしょう、電柱にぶつかって警察にご厄介になった後に、また自爆したみたいですので。
直接の原因は事故だったけれども、数年前から体調不良とか、◯◯癌とか、色々とあったみたいでした。
でもそういった事を、神奈川の人間には言わない様に言っていたらしいんです。
おそらく弱っていく自分が情けないって気持ちと、迷惑を掛けたく無いって気持ちの両方があったんだと思います。
そんな理由がありまして、私達の所には詳しい話が無かった為に、今回の事故を聞いた日は、もう驚いてしまったという訳なんですね。
『おっちゃん、あんまし格好つけてんじゃねぇ!』って言うのが私の本音ですけど、おっちゃんらしいのかもしれません。
私の父親は三人兄弟の長男でして、今回亡くなったおっちゃんと、千葉の方で療養しているおばさんが居ます。
私の父親
おっちゃん
おばさん
兄弟の順番的にはこんな感じ。
この三人が元々は熊本の菊池って所に住んでいて、建具職人だったじいさんと一緒に住んでおり、そこでの生活が大変だったために、それぞれ神奈川や大阪に散ったみたいでした。
地域的にも私は神奈川、おじさんは大阪。
おっちゃんは75歳(実質74歳)で他界されました。
おっちゃんは元々、造園の職人さんでして、私が職人の道を目指した時には、結構色々と職人さん的思考を教えて頂いたりしてました。
職人って言っても、造園と大工、さらに年齢と考え方が違いますので『おっちゃん、そこは違うだろ。。』的な事もあったんですけど、ま〜可愛がってもらった記憶があります。
でも、今回は私、来なくてもいいよって言われておりました。
でも行きました。
ま〜、遠いって事もあるし、いきなりって事も理由にあったんでしょう。
でも行ってみて、やっぱり良かったです。
お子さんの居なかったおっちゃん夫婦ですから、私としては『残されたおばちゃんが一人で大丈夫かな。。』って気持ちがありました。
でも、おばちゃん系の親族の方に初めてお会いして、全然そんなの心配する必要は無かったって事。
ちびっ子達も実に多くて、初対面の色の黒いおじさん(私)にも、挑戦的で元気な関西弁のお子さんも居たりして(笑)
おかげさまで1000km以上を走ってきましたので、私の車自体はこんなんになってしまいましたが・・・
estima-front.jpg
行って良かったて言うのは、それだけじゃなくって、私のルーツの事も、今回初めて聞けた事がありました。
なんだかね〜、中尾家って、私のじーさん辺りがなんだか、ぐちゃぐちゃしてる訳ですよ・・
私の父親も格好つけしいだから、詳しい話を母にも言いませんでしたし、私ら子どもたちにも言いませんでした。
なんて言うんでしょうか、どういった繋がりなのか、良くは分からないけど、昔から私が◯◯兄ちゃんって呼んでいる方も居れば、◯◯さんって呼んでいる方も居る。
でも、なぜか私との繋がりが良くわからない。。
んで、今回ヒントを少しだけ貰って、なんとな〜く分かる様な気がしてきました。
様はじーさんがいわゆる弾けていた人だったみたいね(笑)
じーさんのひとり歩きが旺盛だった為に、こんな良く分からない感じになっていたという訳か。。
そんな事を知る機会にもなりました。


そんでね。
私は父親方のじーさんが建具屋。
んで、母親方のじーさんが家具職人。
私の父親は自衛官だったから、職人系の隔世遺伝と言われていたんです。
でも、なんと!
実はじーさん、建具の職人ではなかったみたいです!
これはいわゆる◯◯さんから教えて頂いたのですが、じーさんは熊本県の菊池って所で大工をしていたらしい(笑)
そんでね、元々九州っていうのは、大工さんは大工仕事だけじゃなくて、他にも色々な仕事をやってしまうんです。
これは熊本に住んでいる父親のお友達大工さんが言ってました。
でも、最近では大工さんは木工事と言って、軸組を上棟させたら、外部を囲った後は、内装一本になります。
そして外壁や屋根は、それぞれ専門職が作業を担当します。
だから工事期間が明確になるんだけど、地方っていうのは工期ってもんがはっきりとしてなくて、終わった時が引き渡し(笑)
そんな風習があった為、地方の大工さんはなんでも出来る事は仕事としていたみたいなんです。
どんな仕事をしていたのかって言うと、屋根を葺いたり、外壁を貼ったり、設備以外の木を使ったりする仕事はなんでもござれって感じ。
しかも屋根などは、茅葺き屋根なども出来る職人さんだったらしく、とにかく安請け合いの仕事はしないって人だったみたいです。
茅葺き職人は、すでに今の時代には居ない職人さんさんですから、今からするとレアな職人だったんでしょうね。
私が聞いていたじーさんは、入り小細工造りの建具を造ったりしていた。
安い仕事はしなかった。
暇さえあれば酒飲んでた。
だったのですが、実はそうではなかった。
田舎大工として、棟梁だったみたいです。。
それを初めて聞いた私は、それこそびっくりしてしまいましたよ、ホントに。。
なんだよ、結局はそっち系の血筋を引いていたって事なのか・・って感じですもんね。
私的には、建具と家具の職人ルーツから大工になったから、繊細な仕事もできるスーパー大工だったと思っていた訳ですが、ある意味で熊本のじーさんのルーツをしっかり受け継いでしまっているんではないのだろうか・・
強いて違うのは、安い仕事と言う考え方が無いし、そもそも論としてどんな仕事でも安いと思った事は無い事。
お酒は晩酌の時だけ飲む程度だって事
私は包丁研ぎも仕事としてやってましたから、じーさんにとってはありえない仕事でしょうね・・
おそらく性格も、考え方も、じーさんと私では全然違うでしょうけど、仕事に対してのこだわり度合いは近いものがあるらしいです(笑)
まいったな〜、40台も半ばに突入するであろう頃に、衝撃のルーツ変更があった訳です。
そんな話が聞けたのも、今回おっちゃんが亡くなって、私が大阪に行ったから聞けた事。
今回は急遽おっちゃんに呼び出された形となった、大阪弾丸葬儀。
今頃私の父親とおっちゃん、じーさんで酒でも飲んでいるのでしょうか。
それぞれがあんまり仲良くなかった人達でありますけれども、今回はあっちでいい酒飲んでもらいたいと思います。
私としても悲しいなにかはありますけれども、おっちゃん事故だし自爆だし・・
怪我と弁当は自分持ちって言葉が職人の中にはありますもので、おっちゃんの自己責任としてお話を括りたいと思います。
あ、そうだそうだ!
おっちゃんといえば、中尾建築工房とも実は縁があるんです。
私が中尾建築工房を有限会社にしたのが、平成12年9月1日。
これ、実はおっちゃんが大阪で所有していた会社を名義変更し、さらには住所移転をしまして今の中尾建築工房があります。
おっちゃんの会社は造園土木と健康食品販売、生鮮食料品販売と、あとはなんだったけかな・・
結局は有限会社を立ち上げてすぐに休眠していた会社なんです。
その会社をおっちゃんが『博志、お前に貰って欲しいんだ!』との事だったんですよね。
でも、私的には一生懸命仕事して、貯めたお金があったので、新規に立ち上げをしたかった。
でも、おっちゃんがどうしても貰って欲しいという気持ちと、その方が安くなるって言われた事もありまして、おっちゃんの会社を名義変更して住所移転を行った訳です。
その結果、結局は私が新規で立ち上げた方が30万円ほど安く、会社が出来た経緯があるのですが、まさに死人に口なしなんて言葉もありますので、これはこれで笑い話です(笑)
いや〜、それにしてもさすがに大阪までの片道500kmの道のりは遠かった。。
私の車で行ったのですが、東名、新東名、名阪、新名阪とか、その他たくさんの高速に乗ってひた走りましたが、5時間ちょっと。。
いやいや、このブログにはたま〜にお廻りさんが巡回されている様なので、7〜8時間としておきましょう(笑)
なんも悪い事してませんよ〜

という事で、悲しいお話ではありましたけれども、やっぱり俺様ブログは楽しくないとね!
これで明日からまた、めでたい系ブログへと戻りたいと思います!
明日は藤沢市長後で執り行わせて頂きました地鎮祭ブログの更新です!
と言う事で、一番最後に笑えるお話。
実はおっちゃんが所有していた頃の会社名、とっても恥ずかしい名前なんです。
ここにこっそりと書いておきましょう。。
その名も『有限会社ピュア中尾』
おっちゃんは、一体なにがしたかったんだろうか・・・


お客様の声に耳を傾けると、どうやら自然素材で家づくりをした方たちの多くが、最初から「自然素材で建てよう」と決めていたわけではないようです。様々な住宅展示場や見学会に足を運び、実際に見て触れて、比べた結果、「やっぱり自然素材がいい!」と感じてくださっているのです。

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木目が印刷された既成品やビニールクロスには絶対に出せない“本物感”は、写真や文章だけではなかなか伝えきれません。
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