無垢材で新築の注文住宅を建てる|敢えて無垢材を使いたくない所は?
中尾建築工房に訪れる方々って、みなさん口を揃えてこんな事を言われます。
自然素材っていいよね〜
無垢の床がいいよね〜
珪藻土の壁って、空気がキレイになって素敵〜
確かに仰られる通りなのですが、なんでもかんでも無垢材を使えば良いと言う訳ではありません。
例えば床材。
リビングは無垢材が良いけど、キッチンは色々と飛び跳ねるからなぁ・・
洗面所は水がハネたりするから、無垢材じゃない方がいいかなぁ・・
トイレはうちのダンナや息子がハネさせたりするからなぁ・・・(悩)
って感じで、色々と人それぞれ(笑)
適所によって、無垢材ではない方が良い場合も多々あります。
キッチンや洗面所の床は無垢材で!
けれどもトイレの床だけは、シミになったら嫌だなぁ・・・
そんな奥様のご要望にお応えしまして、私の方で床材を選んでみました!
今回、建築中の横浜市磯子区のオーナーさんの家は、洋か和かと言えば、和。
こてこての和かと言えば、そうでもない。
キッチンと言うよりも台所・・
住宅のジャンルで言うと、和モダン+@みたいな感じになるのかな(笑)
完全なる洋にしたい方も居れば、ガチの和を造りたいって方も居らっしゃいます。
どんな方でも何度も打ち合わせをしていると、クライアント側の考えがどうしたいのかが、分かります!
つまり、なにもカタログの全部を一緒に見て決めなくとも良い訳ですね。
これか、これくらいしか、この家には合わない知っているのは私達側ですし☆
そこで私がお勧めしたいのは長尺シートと呼ばれる床シート。
住宅用ではなく商業施設等に使われる床シートを選びます。
住宅用の床シートもあるのですが、あんまり素敵な感じのモノが無い。
それに住宅用と商業施設用とでは、耐久性も違います。
表面の汚れ等にも商業施設用のコーティングの方が強いんですよね。
で、まずは三つほど選んだモノがあるのですが、最初はこれ。
住宅用の床シートに比べて、割りと木材感覚がはっきりとしているシートです。
古木と言う名称が付いていますから、割りとアンティーク感はあると思います。
でもね、他室内の床が本物の無垢の唐松の床材であって、そこに偽物の無垢っぽいシートが来るのは果たしてどうだろうか・・
こう考えてしまうと、私の中ではNG!になります。
まぁ、こんなのもあるよって事でのご紹介程度ですかね。
そして二番目に選んだのは、なんと畳のシート(笑)
例えば友人を招いて、トイレの床がこれだったら、相当びっくりするでしょうねー(笑)
でも、畳みたいに編んでいる訳ではございませんので、お掃除もサッと拭くだけなので楽ちん☆
質感的にはかなりリアルですんで、まず見た目だけでは分からないかと思います。
強いて言えば、床を踏んだ時に畳の沈む感じがしません。
そこで気づく感じかなぁ。。
上にある籐とかサイザルは家のイメージと違いますので、やめておいた方が良いかと。
もしも畳シートにされるなら、この家の場合は黒めな方が良いかと思います☆
そして最後に持ってきたのが、こちらペイントウッドなる床シートです。
これね、遊んじゃっている感が満載で良くないですか?
畳シートとこのペイントウッドシートは、どれもオーナー嗜好に合っているかと思います。
床シート自体に色んな色が入っているから、汚れも気にならないですし、なんと言っても個性があるかと思います。
こちらのお宅はトイレが1Fと2Fにありますから、1Fをペイントウッドにして、2Fのトイレを畳シートにするなんてのも面白いかもしれませんね。
ちなみにどういった選び方をしても、料金の追加等はございません。
やっちゃった方が楽しい〜と思いますよぉ〜☆
では、奥様。
ご連絡お待ちしておりまーす☆
あ
雨樋も銅工職人さんと打ち合わせして、私が勝手に決めておきました−!!