犬の預かりやしつけをサポート〜ペットシッターが犬と暮らす新築の家
ペットと共に暮らす生活は、人に癒しを与えてくれたりするものです。
ただし誰もがペットに対して、正しい知識を持っている訳ではありません。
そこで頼りになるのが、ペットシッターの存在です。
犬のしつけや預かり保育など、ペットの個性に合わせたアドバイスを提供してくれます。
ペットシッターとして活躍する女性オーナーは、戸建ての賃貸から自然素材の家を新築する事に決めました。
中尾建築工房が建てる家はジブン・Styleの家づくり。
犬の預かりやしつけをサポート〜ペットシッターの建てた新築の家 わんこといっしょ
無垢の杉フローリングは、無塗装の仕上げでナチュラルさを楽しめます。
ドイツ漆喰のおかげで、室内の空気はいつも綺麗な空気を味わえます。
1Fは店舗として計画し、2Fを居住スペースに。
すでにペットを飼っている方や、これからペットを飼いたい方にとっては、参考になる新築の家だと思います。
それではご案内致しましょう。
Contents
1. 三浦に建つ わんこといっしょにお連れ致します
■外観の特徴
- 三浦なので駐車場の確保は当たり前
- 隣地は広大なドッグラン
- 木造なのに二方向オーバーハング
わんこといっしょの家づくりは、土地探しからお手伝いをさせて頂きました。
広い土地が欲しいけど、今まで住まわれていた横須賀では土地の価格が高過ぎる。
そこでオーナーが決意をしたのは、三浦のリーズナブルな分譲地。
隣地は不動産会社様所有の土地で、販売するまでは広大なドッグランとして利用が出来るそうです。
わんこといっしょは1Fがショップで、2Fが居住スペースとして建築されています。
居住スペースを最大限有効活用する必要があるので、木造住宅にも関わらず二方向でオーバーハングされたフォルムを持ちます。
どうやったら、オーナーの理想を実現出来るか。
決して諦めから入るのではなく、どうやったら出来るか?
中尾建築工房の信念の表れが、外観のフォルムを支えています。
2.ショップを覗かせていただきましょう
■ショップの特徴
- 天井は敢えて造らず構造のまま
- ショップのスペースは全てオープン
- 壁は全てドイツ漆喰をふんわりと
- ペットも安心出来る滑らない床仕上げ
オーナーのこだわりはナチュラルさを重視。
けれどもコストコントロールだって、重視をしたい。
そこで天井は敢えて設けず、構造をむき出しに仕上げています。
天井も高くなりますし、梁材には経年変化で趣きも感じる事が出来ます。
間取りもストレートに、全てオープンの造りです。
飼い主のカウンセリングや、相談をする際の土間つながりの応接スペースから始まります。
事務所スペースの奥には、ペットのお泊まりや一時保育のホテルもあります。
そして壁面には全て、ドイツ漆喰を柔らかなパターンで仕上げています。
ヨーロッパの漆喰は、余計な糊やスサの成分が含まれていません。
さらに仕上げを日本の漆喰の様に、つるつるな仕上げにせず柔らかく仕上げます。
すると漆喰の持つ、本来のパワーを発揮する事が可能となります。
それが調湿効果や消臭効果につながっています。
わんこといっしょはペットを預かったり、お泊まりも出来る機能もあります。
大切なペットをお預かりするショップになるので、床には複層ビニル床シートを全ての面に貼りました。
ペットも滑らず耐久性もあり、お掃除も楽に行う事が可能です。
ペットと共に暮らす床については、こちらで詳しい解説を行っています。
無垢材のフローリングを選ぶか、それともペットの事を考えて床を選ぶか。
人により嗜好が分かれる部分になりますが、参考になるかと思います。
3.リビングを覗かせて頂きましょう
■リビングスペースの特徴
- 必要以上に間仕切りを設けない
- 開放感のある勾配天井
- 床は無垢の杉フローリング
- 天井も壁も全てドイツ漆喰仕上げ
1Fも割とオープンな造りでしたが、2Fも同様にオープンな造りです。
必要以上に間仕切りを設けない間取りの場合、コストパフォーマンスも上がります。
壁が少なければ、その分の柱や間柱、石膏ボードに、仕上げの漆喰塗りの作業。
これらのコストが掛からなくなりますので、その分ローコストで建てる事が可能となります。
そして開放感のある勾配天井を採用。
シーリングファンが送る、心地よい空気を楽しむ事が出来ます。
フローリングには無垢の杉材で、無塗装の仕上げにしています。
一度触った事のある方はご存知かもしれませんが、無塗装の杉材は肌さわりがとても心地よいです。
着色してしまったら失われてしまうのですが、無塗装ならではの柔らかみを体験出来ます。
でも無垢のフローリングで塗装もしてない。。
もしもペットが嘔吐して、汚れがついてしまったら大丈夫なの?
その様に思う方も、中には居らっしゃるでしょう。
そのあたりの事も、しっかり考えた上での無垢フローリングの選択です。
天井や壁面は全てドイツ漆喰を、オーナー自ら施工して頂きました。
施主が自ら参加する施主施工を採用してますが、無事に仕上がって良かったです。
オーナーのペットである、ありんとにゃん吉もすっかり馴染んでしまっています。
4.ダイニングから見た景色はこちら
■極力造り込まないインテリア
- ほとんど家具で個性を出す
自然素材の家をローコスト化する為には、極力造作などをしないでシンプルな箱を造る事が前提です。
造り込めばそれなりのコストが掛かって行きます。
わんこといっしょは家具を流用する事で、自然素材でもローコスト化する事に成功している事例です。
見せる収納の工夫が出来る方には向いていると思います。
見せる収納は、とてもじゃないけど自信が無い・・・
その様な方の場合はあまりコストを重視せず、しっかりと収納を造り込む事をお勧めしています。
ケースバイケースと言う事になりますね。
5.ダイニングもスッキリと
■ダイニングの特徴
- 全て家具が主張をしています。
ダイニングスペースも、とりわけ造り込む造作はありません。
杉のフローリングが貼られているだけで、あとは全てオーナー所有の家具を置いただけです。
それでもいい感じに見えるのは、オーナーのセンスの良さです。
ダイニングテーブルに飾られた、彩りの豊かな野菜たち。
三浦ののどかな風景と、自然豊かな農作物。
三浦に住めば、それだけで健康になってしまいそうですね。
6. 寝室も拝見させて頂きましょう
■寝室の特徴
- 強いて挙げれば窓台が広い
寝室は忙しい日々を過ごしたら、あとは寝るだけのスペースです。
特に何かの作業を、寝室で行う訳ではありません。
ありんもにゃん吉も、寝室を占有しませんから、広いスペースが必要なくなります。
強いて挙げれば、にゃん吉が窓台にひょっこり上がる事がある。
太めの子だから、窓台が広いと良いかなぁ。。
それで窓台を伸ばしたのみ。
あとは出来る限り、リビングを広くしたい。
寝室は広さが無くとも構わない。
これがわんこといっしょが、外観の二方向オーバーハングされている最大の理由です。
7.ウッドデッキはやっぱり欲しい!
■ウッドデッキの特徴
- 2Fのウッドデッキは中尾建築工房作
- 1Fは買って来た既製品を
ウッドデッキのリクエストは大変多いのですが、わんこといっしょにも2Fにハイデッキを造っています。
唐松の4寸角以上の材料で組まれてますので、メンテナンスをして頂ければ10年以上は耐久性があります。
床材などは交換する必要がありますが、フレームなどは頑丈です。
ただし立地によって、ウッドデッキは耐久性が可変します。
ウッドデッキを選ぶ場合は金額も大切ですが、メンテナンスを考えるなら耐久性の高い素材が良いと思います。
10.W様らしいペットとのライフスタイルを
三浦にショップ兼住居を建ててから、あれから5年と少しが経過したわんこといっしょ。
たまに佐島の公園でわんこを遊ばせてたり、国道などですれ違ったりします。
シッターライフを日々を忙しくされている様で、何よりです。
私もペットの事で相談がある場合、何かとオーナーに相談をしてアドバイスを頂いています。
これからもわんことの暮らしを、自然素材の家と共に満喫して頂ければと思います。
2013年12月28日に竣工させて頂いた犬の預かりやしつけをサポート〜ペットシッターの建てた新築の家 わんこといっしょをご紹介させて頂きました。
これからも中尾建築工房は人生で最高の家づくりをあなたにご提案させて頂きます。
アンケートはこれから送付予定です。