土地を購入して横浜市に新築の一戸建てを建てる〜おすすめするのは自然素材の家〜
土地を購入して横浜市に新築一戸建ての家を建てるなら、横浜の風土に合う家を建てたいですよね。
横浜市はみなと横浜と呼ばれるくらい、海に隣接している地域です。
そして多くの森がある場所を切り盛りしながら、分譲地を開発して来た地域です。
湘南ほどではありませんが、湿度は高くて湿気の対策をしないと過ごしやすい家にはなりません。
例えば建売住宅を購入して、後からクローゼットの中の衣類がカビだらけになったら。。
それはもう湿気取りをたくさんを置いて、それなりの対策をするしか無くなります。
それなら最初から家の中の湿気を調湿してくれる、自然素材の家を建ててみたらいかがでしょうか。
土地を購入して横浜市に新築の一戸建てを建てる〜おすすめするのは自然素材の家〜 パパ・ママ・House
それでは、ご紹介をして行きましょう。
Contents
1.現地は港南台の分割された敷地でした
今からさかのぼる事、およそ10年弱が経過するでしょうか。
ご主人様から問い合わせを頂きまして、土地を購入したばかりの現地を拝見したのは2009年の12月でした。
横浜の中でも港南台は、比較的人気のあるエリアになります。
購入された土地は港南台の駅から、徒歩でおよそ15分程の距離になります。
もともと港南台が分譲された頃、1つの区画がとにかく大きいのが特徴でした。
私が生まれた1970年には開発分譲工事が始まっておりましたので、当時の売れ筋をつかんだ大きな邸宅が建つ開発分譲計画です。
港南台駅が開通すれば、路線があると共に土地の価格は跳ね上がります。
それから40年程度で、港南台の土地物件価格は大きく変わります。
昔ならそこまでの価格ではないものの、1つの区画をそのままのサイズで販売する場合。
一般のサラリーマンの方が、購入出来る価格ではありません。
それでは不動産業界が成り立ちませんので、人気のある港南台では1つの区画を半分にして販売する計画が多発する様になります。
今回の現地は、道路にしっかりと接道している正形の土地。
そしてもう1つは旗竿敷地と言って、旗の部分が建築するスペース。
竿の部分が敷地内の専用通路とする事で、2区画に分けた販売が主流となりました。
正形の土地を購入したのは良いのですが、人気のある土地と言うのは整備が完全でなくとも売れてしまいます。
ですから水道の引き込みについての問題や、境界のブロック積みの問題などもしっかり買主側で行う事になります。
今回の場合は下水道は敷地内にあったモノの、上水道は旗竿敷地にありました。
ですから上水道を、新規に引き込む工事を行わせて頂きました。
2.横浜市港南台に建つパパ・ママ・House
■外観の特徴
- ガルバリウム鋼板の屋根葺き
- 新築一戸建て特有の庭とウッドデッキ
- 新たに植えた樹木がすでに成長
横浜市に新築一戸建てを構えると言う事は、土地から購入する場合は一世一代の大きな判断が必要です。
土地だけでも4000万円を超える価格になりますから、それ+で上物代金が掛かります。
室内は自然素材を使いたいし、上水道や外構工事も行う必要がありました。
なんとか予算の範囲内に落とし込む為には、無駄を削いで行くしかありません。
それでも屋根はガルバリウム鋼板を選択して、水切れの良い屋根を選ばれています。
そして新築の一戸建てと言えば、緑のお庭にウッドデッキが良いだろう。
まさに王道とも言える、横浜ならではの新築一戸建てになります。
新たに植えた樹木は、あれから10年が経過してますから。
緑の森の様な風合いを持つ様になりました。
この様な10年ほどが経過する家の事を書いていると、思い出す事があります。
そう言えばブロックを土地に対して正形にしたのは、ご親族の方からのアドバイスでこの様にブロックを積んだ事を思い出しました。
水道の検針の方は、きっと楽になるのでしょうね。
3.最後まで悩みに悩んだ玄関ポーチ
■玄関ポーチの特徴
- 敷地の都合上車を入れたら結構ギリギリか
- ポーチに手すりは必要か
- 悩みに悩んで回廊型の玄関ポーチに
割と大きな車を所有されてましたので、玄関の上がり方にご主人様がこだわりを示しておられました。
車を入れたら、玄関の正面から入れないのでは無いだろうか
実際はそこまで狭い訳では無いのですが、手すりをつけた方が良いのか考え出したり。
造り付けの立水栓があると便利だろう
ウッドデッキのブロック積み部分に高さがあるから、少し階段を伸ばしてもらおうか
そんな事を考えながら、あれこれと最後の最後まで検討をされてました。
ちなみにパパ・ママ・Houseと言うタイトルは、ご主人様と奥様のキャラクターからこの様なタイトルになっております。
4.玄関を開けてみましょう
■玄関の特徴
- 白とブラウンのコントラスト
- 10年前でも付け框はありません
- 建具は極力既製品のドアでコストダウン
早速真っ白な壁が現れて、明るい玄関の印象を受けます。
自然素材の家を建てる場合、無垢材や自然素材を上手に使う必要があります。
中尾建築工房では10年前の家でも、玄関に付け框を設ける事はしていません。
その理由は、シロアリ被害の最も多いのが、玄関部分からの食害と言うデータがあるからです。
もしも付け框を付けてしまった場合、その木材が何らかの水分によって柔らかくなってしまったとしましょう。
それはシロアリにとって、絶好の食べごろです。
だからこそ付け框の無い、タイル仕上げにしているのがこだわりになります。
そして限られた予算で自然素材を選ぶ場合、何でもかんでも無垢材を選んでしまうとコストアップの要因になります。
横浜市は土地が高いだけに、何とか調整をする必要がある。
建具はシンプルに既製品のドアを採用して、少しでもリーズナブルに計画を行わせて頂きました。
5.リビングはこちらになります
■リビングの特徴
- フローリングは最も濃いブラウン色
- 大きな吹き抜けもあります
- リビングの横には畳のスペース
フローリングの色合いは、最も濃いブラウン色を選択しています。
もちろん体に優しい自然塗料で着色をしてあります。
なぜ、この色が良いのかと言えば。
中途半端な茶色だと、目で見て良く分からないから一番濃い色で
リクエストですから、もちろんその様な要望もございますが。
当時、奥様から頂いたコメントを聞いて、不思議に思った事が何度もあった事を思い返してしまいます。
そしてダイニングテーブルの上には、階段スペースと絡んだ吹き抜けがあります。
さらにリビングの横には、ゆっくりと寝転がられる畳のスペースもご用意させて頂きました。
この様なスペースを要望される場合、たいていの場合はご両親が遊びに来られた時に必要だと仰られます。
そしてコストのバランスを取るために、最初の計画では扉を付けておくのですが。
引き算のプランニングを行う場合、真っ先に削られてしまうのがこれらの建具になります。
プラスになってしまうのは怖い印象を受けますが、引き算だったら安心ですよね。
6.造作したストリップ階段を御覧ください
■造作したストリップ階段の特徴
- 全て無垢の材料で造作した階段
- 集成材ではありません
- 手すりも無垢材で造作を
造作でオーダーを頂いた階段は、ストリップの階段で計画する事になりました。
通常は階段を造作する場合、幅の広さが自由に出来る集成材を利用するのが一般的です。
パパ・ママ・Housの場合は、それをNGとされておりまして、踏み板から側板、そして手すりに至るまで、全て無垢の1枚モノを採用しています。
これもオーナーのこだわりになりますから、いろいろと説明した上での部材を選定しています。
人によって要望は多岐に渡りますので、毎回リセットしながら設計打ち合わせを行っています。
7. 吹き抜けを見下ろす風景は
■吹き抜けの特徴
- 明るさ確保の三連の窓
- ホワイトと濃いブラウンのコントラストが楽しめます
- リビングはこのエアコン1台のみ
吹き抜けの部分には、明るさ確保をするための三連の窓を入れています。
真ん中は開かないFIX窓で、両サイドの窓が開閉します。
ただし高所に取り付けする窓になりますので、高所用のオペレーターを付けています。
この様に吹き抜けを選ぶ場合、窓のお掃除が気になる場合はないしょうか。
そのためパパ・ママ・Housの場合は、窓の向こうがバルコニーになっています。
リビングから高所用オペレーターで、窓を全開に開けてしまう。
さらにそこから手を入れてしまえば、窓の清掃は出来る様になります。
吹き抜けに窓を選択される場合は、年末の大掃除の事も気にしておきたい項目になりますね。
吹き抜けを見下ろすと、奥様こだわりの濃いブラウンとホワイトのコントラストが楽しめます。
さらにリビングのエアコンが見えますが、この家は1Fはこのエアコンのみになります。
この様にするなら、必ず吹き抜けにはシーリングファンを設けておきましょう。
暖気は全て吹き抜けの上部に上がってしまいますから、それを攪拌するのがシーリングファンの役割です。
今のところは夏の暑さや冬の寒さで、問題があると言う事は聞いておりません。
8.2Fに上がると色合いが変わります
■吹き抜けの特徴
- 水平の梁と勾配の梁
- 三連の窓に合わせた三連の開口部
- 濃い色の選択は2Fは良いのだそうです
吹き抜けを見てみると、水平の梁と勾配に登った梁が見えてます。
出来る限り梁は見せたいとの事でしたので、この様な形にしています。
斜めに登らせる勾配の梁を使う必要は、この家の場合はあまりありませんでした。
ただ見た目だけの問題で、敢えて梁を登らせてあります。
そして吹き抜けの手すりには、三連の窓に合わせた三連の開口部を設けています。
お子さんが小さかった頃には、この開口部から顔を出したりしてました。
そして奥様お気に入りの色合いは、2Fには必要無いそうです。
それよりも明るい感じにして、素足で子供達に生活をしてもらいたいのだそうです。
9.吹き抜けの横にはファミリースペースも
■ファミリースペースの特徴
- 造作したのは上の棚だけ
- 既製品で上手に机の配置を
ファミリースペースや書斎などは、割と造作を求められる事が多いです。
ただし実際に着工する前には、引き算の打ち合わせを行われる事になります。
本やインターネットの情報などでは、造作の方が安いと謝った情報が掲載されている事が多々あります。
工場でラインを製作して流れ作業で出来るモノ。
現場で一から造った造作モノ。
現場で一から造る場合、図面を作成して樹種を選定しますよね。
さらに現場監督が職人さんと打ち合わせを行って、組み立てる作業を行います。
私は元大工だからこそ、はっきりと言えるのですが。
絶対に造作よりも既製品の方が安いです
と言う事になります。
造作が安くなる場合と言うのは、相当お高い家具などと比べた場合と思った方が良いでしょう。
10.子供部屋を拝見しましょう
■子供部屋の特徴
- 床は唐松の無垢材フローリング
- 天井や壁面はもちろんドイツ漆喰
- 建具は既製品のドアで安価に
この家は全てのフローリングに、唐松の無垢材を採用しています。
無垢の肌さわりがとても気持ち良いとの事で、唐松の無垢フローリングを選択されました。
今でも覚えているのですが、引渡しの際に奥様がここで座り込んでいた事があります。
無垢のフローリングに触れて、大変喜ばれていたのを覚えています。
確かこんな会話をした覚えがあります。
ここに座ってみてもいいのかなぁ。
自分の家だもん、どこに座ろうと問題なく無いですか?
昔の画像を引っ張り出すと、面白い事まで思い出してしまいますね。
11.畳スペースのからくりは
■畳スペースの特徴
- ロールカーテンのサイズに合わせた下り壁
畳のスペースは扉を入れたい計画でした。
でも全く無しって言うのも、誰か来た時に困るかもしれない。
そんな事を懸念されて、ロールカーテンを選択されています。
どこでカーテンを購入しても良いのですが、この様な場合は天井に埋め込んでしまうのか。
それともロールカーテンが見えても良いのか。
そんな話をしたリする事があります。
今回は既製品のロールカーテンの寸法に合わせて、わざと下がり壁を設けてあります。
オーダー制作になってしまうと、ロールカーテンのお値段も上がってしまいますよね。
ですから既製品のサイズに合わせて、壁を設ける事にしました。
これならロールカーテンが見えませんので、うざったくならないと言う事です。
12.そう言えばトイレを忘れていました
■トイレの特徴
- ごく一般的なウォシュレット
- 手洗いはトイレの外へ
トイレも人によって要望がマチマチです。
手洗いはトイレ内に入れたい方も居ますし、この様に外で使いたいと言う要望もあります。
お子さんが活発な子たちなので、外の方が良いのでは無いか。
そんな事から、トイレの外に手洗いを設ける事になりました。
そしてトイレもコストダウンの部分では、重要な選択肢の1つになります。
タンクレスが人気ではあるものの、どうしてもこちらの方がコストはリーズナブルになります。
そこまでこだわりが無いのであれば、これでも十分なトイレだと思います。
13.家族でウッドデッキを楽しむ
ウッドデッキは全て唐松材で、製作をしたウッドデッキになります。
新築一戸建てを建てる上で、ウッドデッキはどうしても欲しい。
そんなこだわりが、どこのご家庭でもある様です。
ただし造ってしまえば、そこから経年劣化が始まります。
私は個人的には、ウッドデッキは好きではありません。
なぜならメンテナンスをやりたくないからです(笑)
それならまだ、芝の方が私は好きなタイプです。
ここではバーベキューをしたり、ランチをしたり。
ある意味、港南台の良い場所に新築一戸建てを建ててますから。
お昼時などは、横浜のセレブ生活と言っても過言では無いかもしれませんね。
10.K様らしい横浜のライフスタイルを
ある日突然、インターネット経由で問い合わせのあったK様。
とにかくご主人が忙しい方で、なにしろ日本に居ない事が多い中での家づくりでした。
引渡しの日などは、奥様一人の引渡しだったのですが。
奥様的には家が完成した事に感動して、家の中に一人で入れないとの事でした。
ですからオランダに嫁いでしまった当時の女性施工監理スタッフと、一緒に玄関を開けて中に入って頂いた事を覚えています。
家づくりには、それぞれたくさんの思い出がありますね。
K様の家づくりを中尾建築工房にお任せ頂いて、ありがとうございました。
2010年12月1日に竣工させて頂いた土地を購入して横浜市に新築の一戸建てを建てる〜おすすめするのは自然素材の家〜 パパ・ママ・Houseをご紹介させて頂きました。
あともう少しで、10年点検の時期になりますね。
これからも中尾建築工房は人生で最高の家づくりをあなたにご提案させて頂きます。
アンケートはこれから送付予定です。