海の見える家でも後悔しない〜理想的な海辺の家を建てる事例
中尾建築工房が建てる家はジブン・Styleを提唱して、常にクライアント様の要望を吸い上げた家づくりを行っています。
人によって要望はバラバラですが、それを形にするのが注文住宅です。
今回は湘南の中でも横須賀市秋谷と言う、まさに海前に建つ家のご紹介を差し上げたいと思います。
海の見える家でも後悔しない〜理想的な海辺の家を建てる事例 SHIP 博多丸
要望を形に変える様、嗜好を実現させた船のシルエットを持つ家が出来上がりました。
Contents
1.船のバウを軒に見立てたキールなシルエットの玄関
■玄関の特徴
- 遊び心を演出した船の様なシルエット
- 温水シャワーも完備
- 世話いらずの植栽
ご主人が若い頃から好きだった、海を彷彿させる家をご要望でした。
木造の家ではカーブやR型は無理だと思われる事が多いのですが、そこは中尾建築工房。
出来ない事を考えるのではなく、どうやったら船のシルエットを出せるか?
そんな理由付きをしていきながら、外観シルエットや室内のレイアウト構成を行わせて頂きました。
もちろん海辺の家に必要な、構造的にも問題の無い様に計画する必要があります。
天気の良い日は良いのですが、海辺の家は台風や爆弾低気圧が来た際にも逃げる訳にはいきません。
デザインと海辺の家ならではの、強度を増す造りで計画させて頂きました。
玄関の脇には、海から帰ってすぐに使える温水シャワーも装備されています。
植栽は中尾建築工房で家を建てた、ガーデンデザイナーが担当して直接施工。
海に近い場所でも、耐久性のある植物を選んでいます。
真っ白な漆喰の外壁と緑がぴったり合っていますね。
2.船のフロントデッキをバルコニーに見立てた開放感溢れるプランニング
■バルコニーの特徴
- バーベキュー用品もしっかり収納
- 軽い食事も出来る固定型カウンター
秋谷の陸地に佇む船の家 博多丸
デッキは船と同様、オープンな形にしてバルコニーを配置しました。
普段は使わないバーベキュー道具は収納庫へ。
壁面についたカウンターは、天気の良い日に食事をするためのシンプルなモノ。
木材のアクで外壁が汚れない様、カウンターは若干浮かして固定されています。
3.ようこそSHIP 博多丸へ エントランスホール
■エントランスホールの特徴
- 遊び心のあるカーブや流線型
- 無垢の木材とロートアイアンのシンプルな組み合わせ
- 個性のある大磯石の洗い出し仕上げ
- 土間収納には便利な可動棚
博多丸は遊びの家として建てられました。
壁面や玄関框はカーブや流線型を採用して、遊び心を加えています。
無垢のフローリングや木製のドア、木製の階段にはロートアイアンの手すりを造作。
框はタイルで製作し、土間部分には大磯石の洗い出しとラジャスターンの乱系石で仕上げています。
壁のカーブが分からない?!
ではこちらのアングルからどうぞ!
このアングルなら、壁のカーブが良く分かりますね!
玄関脇には可動出来る収納棚をセットして、使う用途に合わせてフレキシブルに棚の高さを変更する事が可能です。
4.博多丸メインの2Fへお連れいたします
■2F入り口の特徴
- 海の雰囲気を楽しむオブジェ
2Fリビングの入り口には、ヒトデや貝殻のオブジェを珪藻土の壁に貼り付けてみました。
ちらりと見えるシーリングファン
少しだけ見える大型の窓
博多丸のフローリングは、ウォルナットのフローリングを全室に採用しています。
オブジェに迎えられて、メインとなるLDKをご紹介します。
5.これが博多丸の開放感ある2Fリビング
■2Fリビングの特徴
- 海一望のパノラマなロケーション
- 海前独特の飛砂対策
- 無垢材だけの色合いとホワイトで仕上げたシンプルなコーディネイト
- ダイニングテーブルやカウンターは無垢のブラックウォルナット一枚板
- フライングブリッジを見立てた勾配天井と吹き抜け
- リゾート感のあるパームツリーのシーリングファン
- 独特の間接照明を楽しむ
大型のFIX窓の向こうには、秋谷の海が一望です。
長者ヶ崎に江ノ島、遠くには西湘や富士山を望むパノラマなロケーション。
大型の窓はFIXで製作出来る最大サイズの窓を入れてました。
FIX窓にした理由は、砂対策でもあります。
湘南の海前に建つ家では、飛砂があるのは当たり前。
砂の処理を常にしてたら、家を遊ぶ事は出来ません。
地元の風土を知る中尾建築工房ですから、ここは敢えて開閉しないFIX窓なのです。
シンプルな無垢材の色合いに、あとはホワイトでシンプルにコーディネイトされた博多丸。
様々なアングルからどうぞ!
こちらのアングルの方が、より海がはっきりと見て取れますね!
ワインセラーもボリュームのあるサイズ。
ダイニングのテーブルは、無垢材のブラックウォルナットで造作したモノ。
座り込むのがお好きとの事なので、低いテーブル脚をロートアイアンで製作しました。
それに伴い窓下とテレビの下には、ブラックウォルナットのカウンターを造作させて頂きました。
実は博多丸、室内も船のシルエットを取り入れております!
あえて緩やかな勾配天井にしている博多丸
勾配天井のさらに高く吹き抜けがつくられています。
ここは船で言うところのフライングブリッジとも言える場所。
トップライトをつける事でより明るく、ブリッジに居る様な感覚を覚えてしまいますね!
その吹き抜けにはパームツリーのシーリングファンが、心地良い風を回してくれます。
リゾート感もあり、見た目にもピッタリですね!
博多丸は要所要所に間接照明を採用しています。
吹き抜けの周囲に吊り下げられた、四方天井コーブ照明。
階段室の壁スリットには、アッパーライトをそれぞれ設置されています。
下から照らす照明は、非日常を体感出来る照明案です。
夜のリゾート感を楽しむなら間接照明で。
日中に本やテレビを見る時なら昼白色の照明で。
その場のシーンによって照明を使い分けが出来ますので、視点がぼやけない様に対策をしています。
6. Ⅱ型を採用したアイランドキッチン
■キッチンの特徴
- オーダーメイドで制作したⅡ型のアイランドキッチン
- 掃除のしやすい3口IH
- ビルトイン食洗機
- いつでも綺麗なサイルストーンの天板
- オーダーするならオススメのコンセント
オーダーメイドで製作させて頂いた、Ⅱ型のアイランドキッチン。
Ⅱ型はアイランドのキッチンと、壁面のキッチンが並びます。
料理教室などを予定される際にはとっても便利なキッチンです。
お料理が得意な奥様の使い勝手考慮して、掃除のしやすい国産の3口IH。
水栓にはグローエ、天板は磨き込みされたサイルストーン。
食洗機はもちろんビルトインで、お皿やグラスの洗い物も楽チン。
キッチンを作る際に気をつけたいのは、アイランドキッチンに埋め込められたコンセント。
オーダーキッチンならではのコンセントは、調理家電を使う時にとっても便利です。
三人がけの椅子を設置されているので、3名様まで軽い食事なら頂く事が出来ますね。
シンプルだけど機能的なキッチンに仕上がっております。
7.広めのスペースを確保したレストルーム
■レストルームの特徴
- 広めのスペース
- リビングをスッキリ見せる
- 独立した手洗い
博多丸のトイレは少しだけ、普通のトイレよりも大きいです。
トイレの中に収納もあり、手洗いもあります。
ちょっとした清掃用具はこちらの収納から使えます。
この様な工夫をする事によって、リビングはシンプルな空間になりますので。
見た目的にもスッキリします。
独立した手洗いもありますので、お化粧直しにもうってつけですね。
これが本当のレストルームです。
8.海前独特の家は寝室の音対策も肝心
■寝室の特徴
- 畳敷きのベッド
- 波風の音対策
- 間接照明
博多丸の寝室は、小上がりを兼ねた畳敷きのベッドです。
紺の琉球風畳は市松模様で敷く事で、同じ色でもこれだけコントラストがはっきり出ます。
縦の滑り出し窓は海側にあるのですが、ここは船の排気マフラーを見立てて小窓を。
それだけでは無く、ここは海の前なので塩害地域。
常に穏やかな海だけでは無く、時には荒れ狂う海にもなります。
博多丸はそれを考えて、密封性の高い窓を選択しています。
また大きな窓を敢えて取らなかった理由は、音対策でもあります。
「波の音で眠れない・・・」
海の前や海の近くに住んだ経験のある方なら、きっとこの理由は分かるかと思います。
また夜中につい起きてしまった時、天井照明よりも間接照明の方が目には優しいです。
睡眠は人にとってとっても重要!
ゆったりとお休みくださいませ。
9.憧れのオーシャンビューを手に入れた博多丸とのライフスタイル
窓の向こうは海がパノラマで見える絶好のロケーション
SUPやカヤック、堤防からの釣り人、漁船が行き交う港の風景
とても贅沢な景色であり、リラックス出来る時間が流れますね。
お邪魔すると居心地が良すぎて、なかなか腰が重たくなる1邸です。
海の見える家でも後悔しない〜理想的な海辺の家を建てる事例 SHIP 博多丸
海と船を意識して、遊び心を満載に詰め込んだ家になりました。
すでにお引渡しをさせて頂き、3年が経過している海辺の家。
海辺の家を建てる場合、多くの方がそのデメリットにより後悔する方も居らっしゃるようです。
ではSHIP 博多丸のオーナーは、どの様に仰ってるでしょうか。
博多丸は台風にもビクともしないでさすがですよ
私たちは定期的に、OBオーナー様とLINEやメッセンジャー、メールで電話で連絡を取る事があります。
博多丸のオーナー様は、海を眺める事の出来る山の家も所有されています。
ハウスメーカーで建てた山の家では台風のたびに、強風が吹き荒れると窓ガラスが軋んだり、家が揺れたりするそうでした。
でも地域の風土を理解した工務店が設計し、海の見える家でも安心安全を考慮した造りを行う事で。
この様に、喜びのコメントを頂ける事に繋がります。
最近では秋谷の海を楽しみ、新鮮な海産物を楽しみ、釣りはもちろん SUPも始めらたとの事です。
ぜひ湘南の海前生活を、お楽しみ頂ければと思います。
実は博多丸、基礎と杭をボタン一つで切り離す事で。
浜まで移動して出航する事が可能です!!
すみません、嘘です(笑)
さすがに家ですから、出航するのは勘弁ですね・・・
博多丸のオーナー様、ご依頼頂きましてありがとうございました!
平成28年3月18日に竣工した海の見える家でも後悔しない〜理想的な海辺の家を建てる事例 SHIP 博多丸をご紹介させて頂きました。
これからも中尾建築工房は人生で最高の家づくりをあなたにご提案させて頂きます。