逗子市の賃貸に住んだ方が注文住宅の家を建てるとこうなる|湿気や塩害に悩まされない快適な暮らしが出来る家とは?
逗子や葉山での家づくりに定評のある中尾建築工房には、賃貸の戸建てやアパート、マンションに住まわれた方からたくさんの問い合わせが来ます。
それらの問い合わせ内容とは「住むにはとても良い環境なのだけど、湿気や塩害はどうしたら良いのだろう…」
と言う問い合わせ内容がほとんどです。
これらの悩みはせっかく家を建てるのだから、絶対に解決したい大きな問題ですよね。
そこで逗子市や葉山町で土地の買い方から注文住宅を建てるまでのサポートをしている中尾建築工房から、なぜ逗子や葉山に建てた方からこれほどまでに信頼されて、引き渡しを終えた施主とも良い関係が築けるのか。
そんなポイントを実例交えてご紹介させて頂きます。
1.まずは話を聞く事から始めます
逗子や葉山の様な塩害地域と言うのは、移住を検討される前に賃貸に住まわれた方が良いですよとお伝えさせて頂いています。
その理由と言うのはせっかく住宅ローンを組んで、建て売り住宅や注文住宅を建ててみたり、マンションなどを購入してしまうと、いきなり失敗してしまうかもしれないのです。
そもそも建て売りや注文住宅、マンションでも同じ事が言えるのですが、逗子や葉山の物件だからと言って、そもそも湿気や塩害に対応している訳では無いと言う事が第一に言える事なのです。
ですからいきなり購入するのではなく、賃貸に住んでみる事により、改善しなくてはならない部分がはっきりと分かるのです。
たいていの方が言われるのは、こんな感じの内容です。
- 湿気がすごくて洗濯物が乾かない。。
- 塩害でなんでも錆びてしまう。。
- 窓の結露がすごくてカビが生えてしまう。。
- 家の中が寒過ぎる。。
- 布団で寝ると翌朝には布団の下が結露でびっしょり。。
逗子や葉山の賃貸に住まわれる事で、これらの事を体感する事が出来るのです。
この様な事を体感する事で新しい家を買う、もしくは家を建てると言う事になれば、絶対に回避したい部分になりますよね。
ですから一度は住んでみて、その経験をお話いただく事から始めています。
もしくはいきなり土地を購入して家を建てている方も居らっしゃるのですが、塩害地域でもあるので私の方から地域性をしっかりと説明して、それをやったら失敗して、これをやったら快適になる。
そんな説明をしながら、家づくりを進めさせて頂いていると言う訳です。
ですから。
当社の商品はこの価格でこの性能、だから絶対に当社で家を建てた方が正解です!
ぜひ契約をしてください!
こんな話をする営業の方からは逗子や葉山で家を建てるなら、家は買わない方が良いと言えるのです。
私たちの様な地域性を知る地場ビルダーが新築やリフォームを手がければ、半永久的にメンテナンスなりアドバイスなどを行う事になります。
つまりハウスメーカーや営業マンを置いている工務店と違い、移動や転勤すると言う事がありません。
移転する事も無く、施主と向き合い続ける事になります。
逗子や葉山に家を建てるのであれば、しっかりと地域性を知る事が一番大切です。
ですから話を聞いてみたり、それに対応する様なアドバイスをしっかりと行いながら、家づくりを進めていると言う事になります。
2.完成した逗子の家とは?
私が家を建てる際に気をつけているポイントとして、以下の事がポイントとしてあります。
逗子や葉山は海もあり山もある立地です。
この様な立地の場合は海からの海水や、山が受けた雨水が地面に大量に蓄えられている状態です。
つまり湿気の元になっている膨大な海水や海風、山が雨の際に受けたしぼり水が大量に地面や大気に蔓延している事になります。
簡単に言えば湿気と塩害で家がラッピングされている状態と言えば、分かりやすいでしょうか。
この様な状態にありますから快適に過ごしていただく為に、私がこだわりを持っている部分がこれらの内容になります。
- 構造体と外壁の間に空気の層を造る。
- 基礎は防湿して床下は常に新鮮な空気を入れる。
- 窓ガラスは樹脂枠と複層ガラスを採用。
- 断熱欠損しない断熱施工を行う。
- 室内の内装材は調湿する素材を選ぶ。
この様な部分がとても大事なポイントとなります。
それらを踏まえた上で完成した家をご覧頂きましょう。
外観は屋根にメンテナンス性の高いガルバリウム鋼板に、外壁には塗り壁を採用しています。
湿気の多いエリアですから遠く先の修繕の際、お手軽に出来る様な形態をお勧めさせて頂いております。
自然な環境ですから外壁に自然素材の漆喰などを施工してしまうと、それこそ自然と自然の融合になってしまい、カビなどが発生しやすくなってしまいます。
ですから塗り壁に関しては、それらを対策している塗り壁を採用しています。
玄関には施主様こだわりの木製玄関ドアを選ばれています。
あたたかみのある木製の玄関ドアと、以前に中尾建築工房のOBオーナー宅へと見学された際、気になっていた青色のタイル。
たしかこの家の見学をされた際、同じタイルを選ばれたと記憶しています。
逗子や葉山は個性のある方がとても多いエリアなので、普通の家を選ばれる事が少ないとも言えます。
こちらの逗子の家も同様、施主の個性が出ている仕上げとなっています。
そして圧巻の1Fリビングは、もともとの構造材が大きなサイズと言う事もあり、それらを隠してしまうのは勿体無い。
ぜひ現わし仕上げにと希望されまして、施主様に自然塗料をお渡して着色した仕様となっています。
大きな吹き抜けもある事から、とても開放感のある家になりました。
そして奥様こだわりのキッチンはオーダーメイドの手造りキッチンとなります。
お料理を造る事と畑で野菜を育てる事が大好きな奥様ですから、やはり満足度の高いキッチンは必須の項目になります。
誰もが予算を気にするのですが、やはり天秤に掛けた時にはしっかり検討される事をお勧めしています。
お気に入りのキッチンが選べて良かったですね。
キッチンの裏側にはご主人様が手造りで製作した、こだわりの建具が取り付けられました。
実は中尾建築工房は施主を大工にする工務店と言う一面も持っていまして、自分で造りたいと希望される方には元大工の私のスキルを伝授させて頂いております。
その成果とも言えるのが、この様な建具の製作であったりウッドデッキだったりします。
逗子や葉山に家を建てる多くの方が希望されるのが、造作の手洗いカウンターです。
無垢板のカウンター材は、中尾建築工房の在庫であったクリの一枚板。
それを削って造るのですが造作は手間暇も掛かります。
決して安いモノではありませんが、その分拘っているので満足度が違います。
モザイクタイルもお好きなタイルを購入してもらい、施主様施工で貼って頂きました。
そしてバスルームはよくありがちなユニットバスではなく、ハーフユニットと言うタイプを選択されました。
この家のバスルームは2F設置なのですが、完全造作のバスルームに比べてハーフユニットの方がコストパフォーマンスが良くなります。
その分青森ひばの板を大工さんに貼ってもらい、毎日青森ひばの効能が楽しめる自宅温泉が出来上がってしまいました。
青森ヒバの効能については、下記のリンクをご覧頂ければと思います。
こちらはゲストをお招きした際のゲストルームになります。
琉球調の畳に着色した漆喰が塗られて仕上がっています。
これだけでも、十分個性のあるゲストルームになったと思います。
逗子の家は施主施工と言う漆喰塗りを施主が行った訳ですが、この塗り方は校倉(あぜくら)と言う塗り方でして、左官職人さんでも難しい塗り方です。
それを施主が出来てしまうと言う、なんとも驚きを隠せない仕上がりとなっています。
この家の施主様だけでは無いのですが、中尾建築工房で家を建てたOBオーナー様の中にはかなり左官の腕の立つ施主様が多く居らっしゃいます。
そしてなんと言っても注文住宅を建てるなら、いつかは検討したいと思える薪ストーブ。
週末の休日に薪割りに精を出したり、薪の調達に近所の造園屋さんと仲良くなったり。
逗子や葉山は狭い町でもありますから、それらのコミュニティを楽しめるのも独特な地域性だと思います。
リビングにはロートアイアンで製作したストリップ階段を。
ご主人様の趣味であるロードバイクが掛けられています。
好きなモノに囲まれて暮らせるのは、週末や祝日の楽しみを一層大きくしてくれますね。
大きな吹き抜けには階段と同じくロートアイアンで製作した手すりがあります。
上からご覧頂くと、こんな感じに見えます。
実は大き目の吹き抜けを希望される際、私が言い続けている事があります。
中尾建築工房で家を建てた場合、調湿性能がとても高い状態となります。
ですから洗濯物は室内の、この手すりで干すと言う事が可能となります。
これを言うと誰もが驚かれるのですが、本当のお話なので予想以上に良いと言われる事が多々あります。
ぜひ逗子や葉山に家を建てるなら、この様な性能を持つ家にお住まい頂けると快適な暮らしが過ごせると思います。
2Fのインナーバルコニーは、雨が降ってもモノが乾かせると言うメリットがあります。
ですが逗子や葉山は塩害地域と言う事もあり、海陸風が吹く場所でもありますから丸々1日中洗濯物を干せる訳ではありません。
ですから皆さん室内干しをされる傾向になるのですが、壁紙の家では室内干しをする事で湿気が溜まってしまいます。
とても悩ましいかもしれませんが、逗子や葉山に家を建てるなら、調湿性能の高い漆喰は絶対に外せないと思います。
そしてアウトドアリビングの代名詞とも言えるウッドデッキ。
こちらは施主様が親子で製作された作品となります。
私が午前中いっぱい指導をさせて頂きまして、完成に至っています。
ウッドデッキなんて、素人でも造れるんですか?
そんな質問も多くいただく事があるのですが。
やる気があれば、なんだって出来るんです!
とだけ言っておきましょう(笑)
3.実は雑誌に掲載されて表紙を飾った家である
私はかれこれ15〜16年ほど湘南スタイルマガジンと言う季刊誌にて、湘南家づくり相談室と言うページを担当していた事があります。
そのお付き合いと言う事で施主様を紹介して、雑誌に掲載されると言う事はありました。
ですが逗子の家が掲載された本誌は、26組もの湘南を代表するビルダーさんが掲載されている家専門の本となります。
その本誌で、まさかの表紙になってしまうなんて事は本当にすごい事でした。
この本にはたくさんの湘南地域を得意とするビルダーさんが掲載されており、私が湘南に家を建てるならこれらのポイントをしっかり抑えて家を建てた方が良い。
そんな特集ページも全10ページに渡って掲載されています。
逗子や葉山に移住をして、新築の注文住宅やリフォーム・リノベーションを検討されるなら、ぜひお求め頂きたい一冊です。
現在は出版元だった出版社が無くなりまして、違う出版社から出版されています。
ウェブでも購入出来ますので、お求めいただければ幸いです。
4.まさかのコマーシャルにも登場
中尾建築工房で家を建てたOBオーナー様の中には、テレビCMやドラマの撮影にお願いしたいとテレビ局に言われる家があります。
やはりどの家もクライアント様時代から話をしっかり聞き漏らす事無く、家を造り続けて来ていますので満足度が違います。
ですから一際目を引く性もあるのかもしれません。
今回の逗子の家も同じ様に、コマーシャルにも登場されています。
ただしなぜかご主人様のみ、コマーシャルに出る事は無く。。
奥様とお子さん2人だけで出演されていると言う。。
これは私の独り言なのですが。。
きっとご主人様のキャラが濃過ぎて、テレビ局から外されてしまったんだな。。
そんな風に思っています。。
せっかくなのでユーチューブのリンクを張っておきます。
16秒くらいから逗子の家のご家族が登場されたりしてますよ。
5.家を建ててから数年後
家を建て終わってしばらくすると、引越しやDIYから解放されて逗子や葉山での暮らしを満喫する事になります。
こちらのご主人様はロードバイクが趣味だったのですが、しばらくしてからカヤックフィッシンクなども趣味が増えて来ていました。
それこそ家が完成してから色々と挑戦してみたいと言う、気になるスポーツや釣りなどもあった様な記憶があります。
カヤックフィッシンクは逗子湾で釣れるイナダやタイなど、魚屋さんで購入するより鮮度が抜群な訳です。
そんな趣味も楽しめる様になった結果、現在では私が大好きな釣りの一つである相模湾のカツオ・マグロ釣りまで趣味が増える事になりました。
ちょうどこの日は私が乗合船に乗ると言う事をご存知だったご主人様ですが、なんと私の隣に陣取りされておりまして(笑)
この日はたいした釣果は無かったのですが、私とご主人様、あともう1人だけがお土産のヒラソーダをお持ち帰る事ができました。
参考までにご主人様が狙っている魚はこちらの魚になります。
これが相模湾で釣れるキハダマグロになります。
んっ?
この人、誰〜って思いましたか?
この人はこの記事のライターである中尾建築工房のしゃちょーです(笑)
沖縄で釣れるキハダマグロと違い、相模湾内のキハダマグロは脂の乗りがとても良いのです。
中尾建築工房で家を建てたOBオーナー様や、設計中や施行中のクライアント様には大変好評頂いている魚になります。
それを食べてしまったご主人様、私と同じ趣味が増えてしまった様でして。。
現在はプライベートでマグロ釣りの技術指導を、対面やLINEで行わせて頂いていると言う事になりました。
6.まとめ
この様に逗子や葉山で家を建てる際には、気を付けるポイントがあるのだと言うご説明をさせて頂きました。
この記事を書いている私は中尾建築工房の代表者と言う事もありますが、プライベートで東京湾や相模湾の釣りを楽しむアングラーでもあります。
海から逗子や葉山の海を見ていたりしますし、海上での風向きの影響なども海から見る機会が多々あります。
そのせいもあってか、地域性に対しての知識は豊富なのかもしれません。
せっかく逗子や葉山の自然な環境に憧れて、家を建てたりマンションを購入して失敗する方が出るのは私も本意ではありません。
ぜひ機会を設ける事が出来るなら、まずは賃貸に住まわれる事をお勧めします。
そしてどの様な家を建てた方が良いのかも体感出来れば、きっとあなたの逗子や葉山での移住、そしてあなたの家づくりは必ず成功するはずです。
湿気や塩害に悩まされない、快適な暮らしが出来る事をお祈りしています。
もちろんそんな機会になった際、私にご相談頂いてもだいじょうぶです。
土地探しから家を建てるまで、家を建てたあともしっかりとサポートさせて頂きます。
でも一つだけ言わせておいてください。
私の造る家にもデメリットはあります。
一つは奥様のお肌が乾燥気味になってしまう可能性がある事。
たまに言われるんです。
なんだかお肌がカサカサになって来ちゃったから、加湿器で加湿してるんだよね。。
もう一つは家の窓を締め切っている場合、外の陽気がわからなくなってしまう事。
冬にTシャツ短パンで過ごしていて、そのままコンビニに買い物へ行こうとしたら、外がめちゃくちゃ寒くて嫌になった。。
そんなデメリットもありますからね。
ここまでお読み頂きましてありがとうございました。
湿気や塩害に悩まされない快適な暮らしが出来る、逗子の家の施工事例ご紹介でした。