横須賀市長沢|駅近50坪越えの土地は果たして買い得か?!
土地探しシリーズ、今回は横須賀市長沢です。
横須賀市長沢と言えば、中尾建築工房があるところ。
だから、現場に行くのはとっても簡単。
さて、早速敷地を見てみると。。
ん〜、もともとは古い家があって。
家自体は解体したから、更地でお買い得ですよー♪
的な、販売方法が取れる土地の典型例。
これ、何が一体良いのか悪いのか。
良い面は駅から近いし。
敷地のサイズは50坪越えだからゆったりと使えます。
前面道路は若干の勾配はあるものの、比較的フラットです。
価格も駅近50坪越えで2380万円。
普通に販売図面のみを見るならお安い価格。
では、今度はデメリット。
道路から敷地を見ると、何とも弱々しいブロック積みがありました。
これ、リンク先を見ると、様々な案件の土地探しが見れますから。
その中に、色々と説明がありますけど。
ぶっちゃけ安全性を確認出来る要素がございませんので。
新たな家を建てるなら、まず撤去する必要があったりします。
幸い、ブロッグは敷地内にあるモノですから、こちらの判断で解体する事が出来るのですが。。
ここまでは問題無いのだけど。。
ブロックが積まれた先を覗いて行くと。
あらま、本当ならこのブロックの下にあるはずの境界が、ブロックの上にある。
これはブロック積みの位置が、道路側と敷地の奥側とで違う事を意味しておりますので。
このブロックを解体する時には、近隣住民の方にもお声掛けして解体し。
測量業者さんに境界の復元をしてもらう為の立会いも必要になってきます。
南西の方角には、自然崖が存在します。
しかも。。
崖の上か、下に境界があるかと思えば。
なんとも微妙な位置に、境界杭が刺さっておりました・・
これ、集中豪雨なんてあった日には。。
余裕で動いちゃいますよね、これじゃぁ。。。
境界杭自体は割と新し目のモノですから、古家の解体時に境界の確定は行ったのでしょう。
けれども、敷地の環境整備はなされておりませんので、購入した買主側がね。
なにかしらの整備をする必要があるんですね。
庭と捉えて、崖から建物と捉えたとしても。
このまんまと言う訳にはいかないし。
仮に擁壁や、擁壁と同等の強度のブロックを積むにしたって。
相当なコストが掛かります。
さらに前面道路の幅員もさほど広くはないから。
車の切回しを楽にするなら。
画像の様に赤枠部分の土は掘削して、土を捨てる事になるんでしょうね。
このあたりはプランニングにも寄る部分ではあるのですが。。
使い勝手の良い様に、この土地を造るなら。
土工事にいっぱいお金が掛かってしまうかなぁ。。
と言う感じなんでしょうね。
これがいわゆる買いにくい既存宅地と呼ばれる土地の例。
明日一緒に現地を見て、説明する事にはなってるけど。。
これは結構お金掛かると思いますよ・・・
トータルの家造り資金計画に余力があれば、買いの物件にもなるでしょうし。
予算カツカツなのであれば。。
スルーする物件かもしれませんね。