葉山で自然素材のリノベーション計画悩み中・・・
家って面白いもんですよね。
新築で建てる家もあれば、既存の家をメンテして住むと言う選択肢もあります。
その中でも、小さなリフォームで済ますお宅もあれば、本気モードで全面をガラりとかえてしまう全面リノベーションを希望される方もいらっしゃるんですよね。
今回は居住中のお宅をフルリノベーション選択された方がいらっしゃるのですが、これがまた悩みの種だったりします。
なにを悩んでいるかと言うと、立地条件と要望、さらに将来的な資産価値を検討すると。。
この規模のリノベーション工事を行なって、本当のオーナーの資産価値として良いモノとなるかって事なんです。
ましてや建築する土地が葉山なので、大工の修行中の頃から地形と風土を知りすぎている性もあると思うんですね。。
今回、お宅を拝見させて頂いていたのですが、どうも不同沈下している所が多いんですよね。。
不同沈下とは?!
簡単に言うと、土の上に家を建てているから、仮に沈んでも均一に沈んでくれれば建物に影響はありません。でも不均一に沈んだり、沈まなかったりすると建物に変な力が加わり、外壁が割れたり床が沈んだりするんですね。
私は職業的に元大工ですから、ある程度の水平感を持っているんです。
機械で測らなくても、ある程度は沈み具合も見ただけで分かってしまう。。それが逆にどの様な選択がオーナーにとって良いのか悩んでしまうのです。。。
とすると、建物の構造部分は残して、基礎と地盤改良は必須。
でも、古い建物を残して基礎や地盤をいじくるのは相当な難があります。
昔から曳き家と言って、建物を横に移動させる技術はありますが、それは価格も高いし、曳いた家のスペースも必要となります。
でも今回の土地にはそこが厳しい。
鉄骨柱を建物の廻りに建てて、かるく曳くのが良いのか?!
んー、予算と敷地条件、そして世代を超えて資産価値を検討した上で。。。
今夜も悩みたいと思います。。。
んー、考えすぎて鼻血が出そうだなぁ。。